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カテゴリ:【JT】日本たばこ産業(2914)

  • 2018/03/23【JT】日本たばこ産業(2914)

    JTこと日本たばこ産業(2914)の株が売られている理由のひとつと言われているのが、ESG投資による海外機関投資家の資金シフトの流れです。<東証>JT反落 ロたばこ企業の買収、投資家は売りで反応:日本経済新聞 https://t.co/se3O0QZvtr— ひとり配当金生活-さいもん (@hitori_haitou) 2018年3月19日16日にロシア4位のたばこメーカー、ドンスコイ・タバックを約1900億円で買収すると発表した。環境や社会に配慮した企業を...

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  • 2018/03/21【JT】日本たばこ産業(2914)

    投資するときはリスク要因の洗い出しは重要な作業です。たばこ産業全体ではなく、JTこと日本たばこ産業(2914)の固有のリスク要因は何でしょうか。外部リンク:JTの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更=ムーディーズ(モーニングスター)ムーディーズ・ジャパンは20日引け後、JTの発行体格付け「Aa3」を確認したと同時に、格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。 ムーディーズ...

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  • 2018/03/18【JT】日本たばこ産業(2914)

    JTこと日本たばこ産業(2914)がロシアのたばこメーカーを買収、これまで持っていたシェアと併せてロシアでシェア首位を固めるというニュースです。JT、ロシア4位を1900億円で買収 現地で首位固め:日本経済新聞 https://t.co/OgJACmn99c— ひとり配当金生活-さいもん (@hitori_haitou) 2018年3月17日ロシアは中国、インドネシアに次ぐ世界第3位のたばこ市場。JTによると、ドンスコイの2017年のロシア市場におけるシェア...

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【JT】日本たばこ産業(2914)の株価下落の理由はESG投資による資金シフト?

JTこと日本たばこ産業(2914)の株が売られている理由のひとつと言われているのが、ESG投資による海外機関投資家の資金シフトの流れです。



16日にロシア4位のたばこメーカー、ドンスコイ・タバックを約1900億円で買収すると発表した。環境や社会に配慮した企業を評価する「ESG投資」に取り組む機関投資家が増えており、海外のたばこ事業を収益拡大のテコにする買収戦略に失望した売りが出ているもようだ。株式市場では「(非たばこ事業である)食品や医薬品などを柱にした事業拡大策でないと、長期的な収益成長は難しい」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成上席執行役員)との声があった。


確かにJTは食品加工品事業や医薬品事業も手掛けて多角化していますが、本来の事業は言うまでもなくたばこ事業です。

何せ、「日本たばこ産業株式会社法」通称JT法という法律の第1条にそう定めてあります。

(会社の目的)
第1条 日本たばこ産業株式会社は、たばこ事業法(昭和59年法律第68号)第1条に規定する目的を達成するため、製造たばこの製造、販売及び輸入に関する事業を経営することを目的とする株式会社とする。

日本たばこ産業株式会社法


そのJTに向かって、しかも国内の市場が縮小しているのに、「海外のたばこ事業を収益拡大のテコにする買収戦略に失望」というのは売る理由づけにしてもあまりにも酷いですね。

八百屋に向かって、さいきん野菜を売るのは感心しない風潮があるから本来業務を拡大するのはやめて魚や肉も売って多角化しろ、と言ってるようなもので、こんなものはいいがかりに近いので八百屋は怒ってもいいと思います。


とはいうものの、「ESG投資」の影響は無視できません。

外部参考リンク:ESG投資(いーえすじーとうし)野村證券

JTの株主構成は政府と自社(自己株口)が合わせて44%弱を持ちますが、残りの株主のうち最大の勢力は27%を持つ国外機関投資家です。

国内の個人投資家の比率は5%ほどしかありません。


外部リンク:ESG投資 株高導くか 環境や社会貢献、稼ぐ力カギ

この記事には「運用資産に占めるESG投資の割合は、欧州の53%や米国の22%に対して日本は3%にとどまる」とあります。

2017年時点で、特に欧州ではここまでESG投資の割合が上がってる事には驚きます。日本の3%というのは納得いきます。現時点でGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用しているESG投資の割合がそれぐらいだからです。

外部リンク:サステナ、AI技術を用いた企業評価サイト「SUSTAINA」を公開。全上場企業を含む4,000社強のESG格付情報を提供開始。

国内でも2018年に入ってからこういう動きも出てきました。個人でも会員登録すればESG格付情報を見る事ができます(基本有料)

しかしESG投資は昔のSRI(社会的責任投資)的機械的なスクリーニングから、最近では普通のアクティブ運用に近いものが多くなっているらしいです。

JTの企業としての社会貢献の姿勢にはかかわらず、タバコ銘柄というだけで売りの対象にされている可能性もあります。

これは売りの理由としては問答無用で、安くなったら買い戻すといった性質のものではないので、需給要因としてはかなり悪いものです。


Jt.png


JTの3年チャートです。2016年の後半から目に見えて売られていますが、この期間のJTの株主構成における外国法人等の割合は次の通りです。

2015年3月 33.63%
2016年3月 32.10%
2017年3月 30.92%
2018年3月 27.44%

毎年のように外国法人等の持ち分が減り続けており、売りの主体が外国人である事が分かります。


このような事情もあり、国外機関投資家は売り、国内個人投資家は買い、といった構図ができあがってるといえます。

高配当のたばこ株は疑似債券的な性格があり、マイナス金利状況下の日本の個人投資家にとっては十分に買う合理的な理由があります。

今後米国の金利が上昇していき、日本の金利が低いままだと、ますます外国人が売って日本人が買うという状況になってくるでしょう。

そういう基本構造をESG投資が強烈に後押ししているのではないのかということです。

外国と日本の違いといえば、日本では時代も変わってきたとはいえ、まだまだ比較的タバコやアルコール、ギャンブルなどのESG投資にとってのネガティブ要因に寛容な空気がありますしね。


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【JT】日本たばこ産業(2914)のリスク要因

投資するときはリスク要因の洗い出しは重要な作業です。

たばこ産業全体ではなく、JTこと日本たばこ産業(2914)の固有のリスク要因は何でしょうか。

外部リンク:JTの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更=ムーディーズ(モーニングスター)

ムーディーズ・ジャパンは20日引け後、JT<2914>の発行体格付け「Aa3」を確認したと同時に、格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。

 ムーディーズでは、ネガティブへの見通しの変更は、事業から創出されるキャッシュフローの停滞と増加する配当により、同社のフリー・キャッシュフロー創出能力が弱まっていることに対する懸念を反映したとしている。


格付け会社の見通し変更ですが、この懸念はもっともです。

しかしこの懸念はよく読んでみると、JT固有のものではなく、たばこセクター全体のものである事が分かります。この傾向はJTだけでなく他のたばこメジャーも同じだからです。

売上が伸び悩んでいて積極的な買収によってそれを解消しようとしていること、配当性向が高止まりしているのはJTだけでなく他のたばこメジャーにも共通するポイントです。

これはJTの弱点というよりは、経営陣が30年来取り組んできた、JTが世界のJTになる野望が道なかばとはいえようやく達成されつつあると見た方がいいかもしれません。

JTはあのフィリップモリスと同じレベルの悩みを抱えているのですから、他の大多数のしょぼい日本企業とは文字通り次元が違います。

資本力が全ての、乾いた資本の世界の倫理です。

JTはフリップモリスなどの他のたばこメジャーと同じ基準で評価される事を望んでいます。決算を12月に変更(米国は12月決算が主流)したり、会計基準をIFRS(国際会計基準)に変更したのもその表れです。

他の国際たばこメジャーと比較して、JT固有のリスク要因とは何でしょうか?

これは特筆すべきものは特に無いように思えます。一番よく言われるのは買収により積みあがったのれん代の償却問題ですが、これも会計基準をIFRS(国際会計基準)に変更して国際基準に合わせた結果であり、JT固有の問題とは言えません。

強いて言えば買収にせよ何にせよJTは攻めすぎている、という批判が常にあります。

しかしJTが海外買収をしなかったり、本来事業ではない食品や医薬品に固執していたら、今頃は将来性も無く完全に詰んでいたのは明白です。

積極的な買収を批判したり、食品や医薬品などの分野に投資すべきだというアナリストの意見は無いものねだりであり、見当外れの嫌がらせみたいなものでしょう。

JTの株価が安いのはJT固有の要因というより、たばこセクター全体の要因の方が大きいのです。

たばこセクター全体が売りだと思えば売ればいいし、いや、だからこそ買いだと思えば買えばいい、そういうシンプルな話ではないでしょうか。





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【JT】日本たばこ産業(2914)がロシアのたばこメーカーを買収。JTの大型M&Aの歴史。

JTこと日本たばこ産業(2914)がロシアのたばこメーカーを買収、これまで持っていたシェアと併せてロシアでシェア首位を固めるというニュースです。



ロシアは中国、インドネシアに次ぐ世界第3位のたばこ市場。JTによると、ドンスコイの2017年のロシア市場におけるシェアは7%弱。低価格帯の製品に強みを持ち、JTの持つブランドと補完しやすい。同社の他にもロシアとギリシャの2社を買収する。有利子負債も合わせた総額は1900億円となり、JTの過去の買収案件の中では4番目の規模だ。


外部リンク:当社グループによるロシアたばこ会社等の買収に関する契約締結について(PDF)


JTはたばこで世界3位ですが、大型買収で再編が進んで2強のフィリップモリスやブリティッシュ・アメリカン・タバコには水を開けられています。

もうめぼしい大型案件は残っておらず買収は難しいようで、M&Aは新興国が中心になるようです。


JTの過去のM&Aはどうなっていたのか。

整理するためにJTの社史から分かる限り抜き出してみました。

外部リンク:JTグループの歴史

JT買収_convert_20180317205902

(スマホだとちょっと文字が小さいかもしれません)

赤字が大型案件です。かっこ内の社名等はRJRナビスコとギャラハーを買収した結果傘下に入ったものです。

こうしてみるとやはり3つの超大型案件を除くと、残りは新興国の買収案件です。

世界規模のたばこ業界再編も最終盤に入っていて、残った新興国を攻めていくしかありません。

しかし、この表を見ると、JTのM&Aによる急速な変化、JTが世界的なたばこ会社に変化している事をほとんどの日本人は認識してないんじゃないかな?と思います。

気が付いたらいつのまにか、世界の120を超える国と地域で事業を展開しています。

同じ民営化された企業でもJRやNTTなどとはまた違う、全然違う別の会社に生まれ変わってますよね。





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