カテゴリ:資産運用関連

  • 2018/04/01資産運用

    一般に株価は実際の景気に先行すると言われます。まず株価が下がってから、しばらくしてから実際の景気が悪くなりはじめる。または株価が上がってから、しばらくしてから実際の景気の良さを感じるようになる。テレビの街頭インタビューなどで、「株価は上がっているが景気が良くなっている実感は無い」と答える人が多いのは、インタビューされた人が株を持っていないことだけが理由ではなく、実際まだ景気は良くなってないのかもし...

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  • 2018/03/31投機論

    長期にわたって日経平均が下落していくと予想している場合、ベア型ETFを買うか、ブル型ETFを空売りする事によって利益を得ることができます。日経ダブルインバース指数は「常に、前営業日に対する当営業日の当インデックスの騰落率が、同期間の日経平均株価の騰落率の「-2倍」(マイナス2倍)となるよう計算され」る指数です。日経レバレッジ指数は「常に、前営業日に対する当営業日の当インデックスの騰落率が、同期間の日...

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  • 2018/03/27資産運用

    本日3/27(火)は権利付最終日です。配当権利や優待権利を取る人にとっては意識する日ですね。また翌日には権利落ちで理論上は配当分の株価が下がるので注意です。3/27(火) 権利付最終日3/28(水) 権利落ち日3/29(木)3/30(金) 決算日(権利確定日)こんな風に月末の3/30が決算日だと、権利付最終日は3日前の3/27になります。これは日本の現行制度だと株の買い注文が約定してから実際に受渡しが行われるのは3日後と決まっ...

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バルチック海運指数は株価の先行指標?

一般に株価は実際の景気に先行すると言われます。

まず株価が下がってから、しばらくしてから実際の景気が悪くなりはじめる。または株価が上がってから、しばらくしてから実際の景気の良さを感じるようになる。

テレビの街頭インタビューなどで、

「株価は上がっているが景気が良くなっている実感は無い」

と答える人が多いのは、インタビューされた人が株を持っていないことだけが理由ではなく、実際まだ景気は良くなってないのかもしれません。

逆に実際の景気が良い事を理由に、株をどんどん買いすすめていると、いつか来る景気後退で大きな損失をこうむる事になります。

実際に最高益を達成した時にはすでに株価はピークを過ぎ下がり始めていた、というのはよくある話です。


もちろん騙しもあります。株価の下落や上昇が一時的である事も多いです。

証券会社の株価ボードの前で個人投資家にインタビューする絵面などもよく見ますが、

「株価は下がっているが、実際の景気は良い。ここは買いだ。」

と答える人がいるのもポジショントークだけではなく、株価の一時的な変動で実際にそうなのかもしれません。

ただ本当に景気後退が来た時は、強気に出た人は悲惨な事になるかもしれません……


株価が実際の景気に先行する指標だとすると、その株価に先行する指標はあるのでしょうか?

実際のところ株式投資をするなら、景気の先行きよりまず株価の先行きを知りたいものです。

株価に先行すると言われているのが「バルチック海運指数」です。

バルチック海運指数(バルチックかいうんしすう、Baltic Dry Index)、通称BDIは、ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数。バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表する。基準となる1985年1月4日を1000として算定している。

Wikipedia:バルチック海運指数


海運株に特に関連が深いとされる指数ですが、バルチック海運指数が下落していれば世界中で輸送需要が低下していることを表しているので、景気も下向きになるかもしれません。

景気動向を先読みした投資家の売買が株価に反映されるので、バルチック海運指数の低下→株価の低下→実際の景気悪化という順番になるかもしれません。

もちろんいつもそんなに綺麗に上手くいくわけでもなく、風が吹けば桶屋が儲かる的な論理展開な気もしますが……


バルチック海運指数_convert_20180401085356
参考:ブルームバーグ


バルチック海運指数の1年チャートです。この期間のピークは昨年の12月13日。


NYダウ_convert_20180401085916


同期間のNYダウの株価です。ピークは今年の1月末でそこから下落傾向です。


バルチック海運指数はリーマンショックの前後には史上最高値と最低値をつけるなど、激しく上下しているので研究してみると面白いでしょう。

以上、「バルチック海運指数は株価の先行指標?」の記事でした。

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日経ダブルインバ(1357)の買いと日経レバ(1570)の空売りはどちらが有利か

長期にわたって日経平均が下落していくと予想している場合、ベア型ETFを買うか、ブル型ETFを空売りする事によって利益を得ることができます。

日経ダブルインバース指数は「常に、前営業日に対する当営業日の当インデックスの騰落率が、同期間の日経平均株価の騰落率の「-2倍」(マイナス2倍)となるよう計算され」る指数です。

日経レバレッジ指数は「常に、前営業日に対する当営業日の当インデックスの騰落率が、同期間の日経平均株価の騰落率の2倍となるよう計算され」る指数です。

※どちらも目論見書の表現

どちらも日経平均のマイナス又はプラス2倍の値動きをする指数なので、これを買ったり空売りする事によって、日経平均の下落により同じだけ利益を得る事が可能な気がします。

しかし、実際にはかなり差が出ます。


ダブルインバ_convert_20180331052227


NEXT日経平均ダブルインバース・インデックス(1357)の2か月チャートです。2月1日に1357を買い3月30日に売ったとすると、1198円で買い1356円で売りなので上昇率は13.1%です。


日経レバ_convert_20180331052252


NEXT日経平均レバレッジ(1570)の2か月チャートです。2月1日に1570を空売りし3月30日に買戻したとすると22060円で空売り18440円で買戻しなので下落率は16.4%です。


このように、同じ期間の株価指数の下落に賭けるとしても、日経ダブルインバ(1357)の買いと日経レバ(1570)の空売りでは差がつきます。

基本的には日経レバ(1570)の空売りの方が有利なケースが多いはずです。

これはレバレッジETFの特性として以下の傾向があるからです。

一般に、日経平均株価の値動きが上昇・下降を繰り返した場合に、マイナスの方向に差(ずれ)が生じる可能性が高くなります。また、一般に、期間が長くなれば長くなるほど、その差(ずれ)が大きくなる傾向」(目論見書より)

デイトレードや1営業日の持越しなら影響がありませんが、それより長い期間のトレードだと影響は大きく無視できないものとなります。


では日経ダブルインバ(1357)の買いと日経レバ(1570)の空売りでは、常に日経レバ(1570)の空売りの方が有利なのか?というと、さすがにそこまで単純ではありません。

空売りには逆日歩というものがあるからです。

一般にETFは機関投資家の保有が少ないために株不足になりやすく、イメージよりも頻繁に逆日歩が発生します。

信用取り組みを監視して、空売りが急増して逆日歩が発生しそうなら空売りは止めるべきでしょう。その場合は逆に買い向かい、無警戒に空売りした人から逆日歩をいただく事もできます。

2015年の記事:日経平均10連騰。日経平均レバレッジ上場投信(1570)に逆日歩発生中。

2017年の記事:1570日経平均レバレッジ上場投信に逆日歩発生中。日経平均11連騰。

株価が高値圏にあるときは空売りする人が多いので逆日歩が発生しやすく、安値圏にある時は空売りする人が少ないので逆日歩が発生しにくい、と基本的には理解していいでしょう。個人投資家は逆張りが好きなのです。

逆張り好きな個人投資家を狙ってその逆に張る(つまり順張り)ことにより、信用買いで逆日歩を取りにいったり、逆日歩を心配することなく空売りしたりできるわけです。

口で言うのは簡単ですが、割高に見える株をさらに買って、割安に見える株をさらに売ることになるので、なかなか初心者にできることではありません。言うまでもありませんが信用取引は素人おことわり、上級者向けです。

また空売りは短期決戦のイメージがありますが、上級者になるとむしろ長期的な空売りを多用します。海外機関投資家の売り越しが何か月も続く局面を経験すると理解できるでしょう。

あとは細かい事になりますが、NEXT日経平均レバレッジ(1570)は東証でも一番人気の銘柄であり、圧倒的に出来高が多いのが特徴です。

流動性に問題が無いので取引金額の多い人にとってはそれが魅力です。ただ空売りは空売り規制があるので、連続で大量に成行で空売りしようとすると証券会社の警告文が表示される事もあります。空売り規制についても理解が必要です。

日経ダブルインバ(1357)の買いなら、ETFの買いなのでいくら買っても問題ありません。ただこちらは1570ほどの出来高はありません。

また空売りには逆日歩以外にも現物買いには無い経費がかかります。

貸株料 (証券会社から株を借りるために支払う費用)がSBI証券で年率1.15%、管理費がSBI証券で1ヶ月ごとに1株あたり10銭(ただし売買単位が1株である銘柄については、1株につき100円。日経レバは1株単位。建玉ごとに上限あり)かかります。管理費は忘れがちなので証券会社のHPで詳細を確認した方がいいです。

通常、権利日をまたいで空売りした場合は売り方は配当金相当額を支払う事になりますが、日経レバ(1570)の場合は先物を利用しているので配当がありません。よって配当権利日を気にする必要はありません。



「日経ダブルインバ(1357)の買いと日経レバ(1570)の空売りはどちらが有利か」のまとめ

・期間が長くなれば基本的に日経レバ(1570)の空売りの方が有利
・空売りは逆日歩に注意(ETFは逆日歩が発生しやすい)
・逆日歩を警戒する局面や、短期なら日経ダブルインバ(1357)もあり
・日経レバ(1570)は流動性が豊富
・空売りには逆日歩以外にも経費がかかる
・日経レバの空売りは配当を気にする必要はない

以上です。

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本日3/27(火)は権利付最終日です。T+3(てぃーぷらす3)の意味とT+2化の予定について

本日3/27(火)は権利付最終日です。

配当権利や優待権利を取る人にとっては意識する日ですね。また翌日には権利落ちで理論上は配当分の株価が下がるので注意です。

3/27(火) 権利付最終日
3/28(水) 権利落ち日
3/29(木)
3/30(金) 決算日(権利確定日)

こんな風に月末の3/30が決算日だと、権利付最終日は3日前の3/27になります。

これは日本の現行制度だと株の買い注文が約定してから実際に受渡しが行われるのは3日後と決まっているからです。

だから権利を取るには権利確定日の3日前までに買い注文を出して約定していなければなりません。

この3日のズレを証券用語でT+3(てぃーぷらす3)といいます。

T+3(てぃーぷらす3)

分類:取引(売買)
Tは「Trade date」のことで証券の売買が成約された日(=約定日)を意味する。

T+3とは「決済日」(=受渡日)が約定日の3日後であるということを指す。日本の株式の普通取引は「T+3」である。T+1なら「決済日」が約定日の翌日であることを指す。

証券用語解説集(野村證券)


「T+3」にせよ「T+1」にせよ、約定日と受渡日が同一でないことは憶えておかないと問題が発生することもあります。

ポピュラーなのは「逆日歩」の問題で、制度信用の空売りの約定日が火曜日の場合、翌日の水曜日に反対売買して決済したとしても、この分の受渡日は土日を挟んで月曜日になるのでもし逆日歩が発生していたら逆日歩は3日分になります。

だから「T+3」の場合は火曜日の空売りには注意、と覚えておけばいいでしょう。

3連休とか5連休とかだとその日数分の逆日歩が増えるのでゴールデンウィークや年末年始などの空売りは要注意です。


この「T+3」ですが、実は2019年の4月又は5月に「T+2」に短縮される事が決定しています。

外部参考リンク:株式等の決済期間の短縮化に伴う制度改正の実施について

制度改正後は決済期間が3日から2日に短縮されるので、逆日歩に注意すべき曜日は火曜日から水曜日にズレます。まだ先の話ですが頭のスミにおいておけばいいでしょう。

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