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IPO(新規公開株)投資法は本当にリスクが低い?リスクのあれこれ。

IPO(新規公開株)投資法はリスクが低いと言われます。本当にそうでしょうか。

人気が集中し、値上がりが確実と言われる銘柄にだけ応募して、当選したら初値で売る事に徹すれば勝率はかなり高いでしょう。当選した時点から考えたら必勝と言えるかもしれません。

しかしそれでも私はIPO(新規公開株)投資法はリスクが高くなりがちだと思います。

どういうことかと言うと、リスクという言葉の定義についてです。

普通の人は、リスクと聞けば損失リスクの事しか考えません。買った株が値下がりして損をするのがリスクという感覚です。

元本保証の無い金融商品はリスクがある、という場合はこの値下がりリスクの事を言っているのでしょう。

ここで言おうとしているリスクは「不確実性リスク」の事で、変動の度合いを指しています。

人気のあるIPOが上場直後に公募価格より値上がりする事はほぼ確実でも、変動の度合いは分からないのです。初値で2倍になるような銘柄でも、しばらく様子を見ていれば5倍になるかもしれませんし、逆に公募割れするかもしれません。

これが不確実性リスクで、変動の度合いが大きい程、「リスクが高い」と表現します。例えば10倍になるのも10分の一になるのも同じく「リスクが高い」と表現します。

この不確実性リスクを避ける為に、当選したIPOは初値で売るのが鉄則ですが、そもそも確実に値上がりするようなIPOは滅多に当選しないのも普通です。

IPO投資も初値で売るのを徹底すれば確かに「不確実性リスク」は低いといえますし、「値下がりリスク」も低いと言えます。さらに言うならば、お宝IPOはめったに当選しない事を考えれば、「当たらないという確実性」の高い投資とも言えます。確かにIPO投資は損失リスクは低いかもしれませんが資金効率を考えれば大して儲からないという別のリスクがあるかもしれません。

心情としてはせっかく当選したお宝IPOなら、利益を伸ばす為にしばらく様子は見たい所ですが、そんな事をやっていたら多分成績は安定しないでしょう。IPO投資が儲かるように見えるのは「不確実性リスク」が高い為で、確実に勝つ為に「不確実性リスク」を下げる操作をしたら儲けも確実に減るのです。

結局IPO投資法用に用意した資金は長期間活用されない事が多く、トータルで見たパフォーマンスは低いのでもっと他に有効な投資先があるような気がします。

このように何も、ただ損をしない事、マイナスにならない事だけが「リスクが低い」という訳では無いのです。

場合によっては「確実に損をする」というのも「リスクが低い」と表現する事もできます。損切りが心情的にどうしても出来ない人は、「リスクを下げる」操作だと考えれば少しはやりやすくなるでしょう。

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当たったIPO(新規公開株)が値上がりする確率とIPO投資法の本質

IPO(新規公開株)が値上がりしやすいのは、過剰に人気が集中するからです。

人気が集中すれば入手が困難になり、希少価値が出るので価格は上昇します。

つまり当選確率が低いIPO(新規公開株)ほど値上がり確率は高いのです。

「値上がりしないクズIPOばかり当選する」と嘆く人がいますが、原理的に当たり前の話なので嘆く意味が分かりません。こういう人は自分がやってる事の意味を考えた事も無いのでしょう。

つまりこういう事です。

「IPO(新規公開株)の多くは値上がりしやすい」
「IPO(新規公開株)の多くは当選しない」
「当選したIPO(新規公開株)は高い確率で値下がりする」

純粋に確率だけで考えるとこうなります。

IPO(新規公開株)投資が必勝の戦法になるには、事前に人気を調査して絶対に当選しそうも無い絶望的低確率の、過剰人気の銘柄だけに申し込む必要があります。当選してから検討するのは迷いが出るから必勝とは言えないでしょう。

実際の当選確率を考えると、なんというか、真面目に働けと言いたくなるような戦法ですね。資金効率は最悪です。

もし全てのIPOに応募して、当選したIPOがことごとく値上がりするような事態になったら、それは異常なバブルが進行している証拠です。

その時はもっと資金効率、投資効率を考えてそのバブルに乗るか、もしくはいずれ来るバブル崩壊の影響から致命傷を負わない内に逃れる事を考えた方がいいでしょう。

無邪気にIPO投資法なんかやってる場合じゃありません。

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郵政3社の株価はどうなったか?新規上場のその後。

日本郵政_convert_20160628232224



予想PER 17.01倍
実績PBR 0.37倍
予想配当利回り 4.11%



ゆうちょ_convert_20160628232239



予想PER 17.68倍
実績PBR 0.38倍
予想配当利回り 4.24%



かんぽ_convert_20160628232251



予想PER 13.73倍
実績PBR 0.64倍
予想配当利回り 2.98%


なんというか悲惨ですね。

郵政3社については割安がどうとか言うより完全に需給の問題で、政府が売却益を得るための上場であり半ば必然的にこうなってしまいました。一般投資家がもう少し冷静だったら…

これでまた「株はギャンブルだ。絶対に手を出すな」という家訓を遺す家が増えたんじゃないですかね。

過去の記事:郵政3社の新規上場は正直迷惑。買う人は相場の肥やし。


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