関連コンテンツ

「IPO(新規公開株) 」カテゴリ記事一覧


来年はIPO(新規上場株)件数に注目。IPO投資は来年も成り立つか。

12月27日は年内受渡最終売買日だったので、税制的には2016年の株式市場は実質的に昨日で終わりです。今日からは実質的な来年の相場になります。

そこで鬼が笑う来年2017年の株式市場についてですが、来年はIPO(新規上場株)件数に注目してみたいと思います。

過去の関連記事:IPO(新規公開株)の上場件数を調べる事で相場が読める!?


IPO件数


各年のIPO件数と大納会の日経平均株価をグラフにしたものです。

2016年のIPO件数は84社だったので、昨年より増えました。大納会の株価も高値を更新するかもしれません。

来年2017年のIPO件数がもし急減するようだと、IPO件数だけを見ると2005年にちょっと似ることになります。2005~2006年も株価自体は高値を保っていたので、その後の急落を考えると株価よりもIPO件数に注目した方が良いかもしれません。

そこで、来年2017年のIPO件数が急減するようだと、その翌年2018年以降の下落に注意。

2017年のIPO件数がまた今年2016年を上回るようだと、その翌年以降も強気相場の継続に期待が持てる、という事でどうでしょうか。

IPO件数だけに注目した単純な予想なので、大ハズレの可能性もあるし偶然当たったと言えるようになるかもしれませんね。

グラフを見るとわかりますが、2008~2010年あたりはIPO件数が少なすぎてIPO投資が投資法として成り立っていません。IPO投資法というのは強気相場の時だけの限定的な投資法なのです。だったら普通に投資した方が儲かる気がしますけどね。

株式市場の資金需要と資金供給、需給を読んでいるのは投資家だけではなく会社を上場させる経営者もそうです。IPO件数の推移は経営者達の思惑もあらわしてします。自分が経営者の立場に立ってみれば、今年2016年は株価が高値圏で乱高下したので、自分の会社を上場させるにはかなりきわどいタイミングだったような気がします。さて来年2017年はどうなるでしょうか。


スポンサーリンク


にほんブログ村 セミリタイア生活
にほんブログ村 株ブログ

IPO(新規公開株)の上場件数を調べる事で相場が読める!?

チャートで見る株式市場200年の歴史



このいささかマニアックな本に、IPO(新規上場株)の年間件数を調べて、マーケットが買われすぎか売られすぎかを示す指標として利用できる、と書いてあります。

この本によればIPOの件数が多い年は売り時であり、件数が少ない年は買い時です。多いか少ないかは過去2~3年と比べて多ければ売り時だと書いてあります。

ホントかよと思いますよね……ちょっと調べてみましょうか。

新規上場基本情報(JPXのサイト)

ここからデータを引っ張ってきます。2001年から2015年の東証1・2部とマザーズのIPO件数の合計と、各年の大納会の日経平均の終値を集計してグラフにしてみます。

新規上場市場はジャスダックもありますが、途中に大証が東証に合併されたりしててデータの継続性がややこしいので割愛させて頂きます。そういえば大証ヘラクレスとかもありましたね……

グラフにすると以下のようになりました。

IPO件数

うーん……過去2~3年と比べて多ければ売り時、というのはちょっと当てはまらないですね。IPO件数が多い時は売り時というのも怪しくて、2004年に売っていたらその後の歴史的な大相場を指をくわえて見ている羽目になった事になります。

前年比で増えたか減ったかというのは目安になるかもしれません。

目立つのは2005年と2007年のIPO件数の急減ですかね。この時、IPO件数が減っているのに株価はまだ上昇、もしくは高値をキープしていました。

2006年の株価のピークはライブドアショックがあった年で、2007年はサブプライム問題、2008年はリーマンショックです。

会社を上場させるという行為は会社の資金調達の一手段ですから、誰でも株価の高い時に上場させたいですよね。なるべくなら株価が安い時に上場はしたくありません。株価が高値圏の時は駆け込み上場が殺到します。ただマーケットは無限に新規上場の資金需要を吸収できる訳ではありません。

IPOブームの盛り上がりがピークアウトして、株価が高値圏にあるのに新規上場が急激に減った年が現れたら、ちょっと要注意かもしれないですね。まあどんな指標でも万能ではありませんが、傾向を見ると興味深いです。


スポンサーリンク


にほんブログ村 セミリタイア生活
にほんブログ村 株ブログ

IPO(新規公開株)投資法は本当にリスクが低い?リスクのあれこれ。

IPO(新規公開株)投資法はリスクが低いと言われます。本当にそうでしょうか。

人気が集中し、値上がりが確実と言われる銘柄にだけ応募して、当選したら初値で売る事に徹すれば勝率はかなり高いでしょう。当選した時点から考えたら必勝と言えるかもしれません。

しかしそれでも私はIPO(新規公開株)投資法はリスクが高くなりがちだと思います。

どういうことかと言うと、リスクという言葉の定義についてです。

普通の人は、リスクと聞けば損失リスクの事しか考えません。買った株が値下がりして損をするのがリスクという感覚です。

元本保証の無い金融商品はリスクがある、という場合はこの値下がりリスクの事を言っているのでしょう。

ここで言おうとしているリスクは「不確実性リスク」の事で、変動の度合いを指しています。

人気のあるIPOが上場直後に公募価格より値上がりする事はほぼ確実でも、変動の度合いは分からないのです。初値で2倍になるような銘柄でも、しばらく様子を見ていれば5倍になるかもしれませんし、逆に公募割れするかもしれません。

これが不確実性リスクで、変動の度合いが大きい程、「リスクが高い」と表現します。例えば10倍になるのも10分の一になるのも同じく「リスクが高い」と表現します。

この不確実性リスクを避ける為に、当選したIPOは初値で売るのが鉄則ですが、そもそも確実に値上がりするようなIPOは滅多に当選しないのも普通です。

IPO投資も初値で売るのを徹底すれば確かに「不確実性リスク」は低いといえますし、「値下がりリスク」も低いと言えます。さらに言うならば、お宝IPOはめったに当選しない事を考えれば、「当たらないという確実性」の高い投資とも言えます。確かにIPO投資は損失リスクは低いかもしれませんが資金効率を考えれば大して儲からないという別のリスクがあるかもしれません。

心情としてはせっかく当選したお宝IPOなら、利益を伸ばす為にしばらく様子は見たい所ですが、そんな事をやっていたら多分成績は安定しないでしょう。IPO投資が儲かるように見えるのは「不確実性リスク」が高い為で、確実に勝つ為に「不確実性リスク」を下げる操作をしたら儲けも確実に減るのです。

結局IPO投資法用に用意した資金は長期間活用されない事が多く、トータルで見たパフォーマンスは低いのでもっと他に有効な投資先があるような気がします。

このように何も、ただ損をしない事、マイナスにならない事だけが「リスクが低い」という訳では無いのです。

場合によっては「確実に損をする」というのも「リスクが低い」と表現する事もできます。損切りが心情的にどうしても出来ない人は、「リスクを下げる」操作だと考えれば少しはやりやすくなるでしょう。

最新版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!




スポンサーリンク


にほんブログ村 セミリタイア生活
にほんブログ村 株ブログ