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「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」を読んだ(日本タイトルだけ大賞)

文庫本で600ページ以上もある分厚い本なので、入手してから読み切るまでに非常に時間が掛かってしまいました。

「死なない」の部分は自殺しない、という意味です。つまりメキシコ人はハゲないし、自殺しない。なぜか?

まず最初にハゲや自殺の原因は複雑で複合的なものであって、これだと特定できる原因は当然ありません。この本の結論も要素の一つであって一言でいうと○○を食べていればハゲないし自殺しない、ということですが、これだけ聞くといかにもトンデモ理論ですねえ。

タイトルがタイトルなんで非常に誤解を生みやすいと思いますが、この本のジャンルはファンタジー小説で、なぜ?の部分の理由はメキシコの食文化にあるという結論になっています。主人公の職業が料理人という設定なので料理の描写が多いですね。料理好きな人なら想像しながら読めると思います。

絶望した主人公が自殺を試みる所から話が始まっていて序盤はかなり読ませるものがあります。話がファンタジーに突入してからは正直冗長な展開で、それが読み終わるのに時間を掛けてしまった原因ですね。しかし総合的に見るとつまらないかというとそうでもなく、感想としては非常に面白かったです。

セミリタイア業界には仕事や人生に行き詰って鬱になったりなりかけている人も一定数いますし、いろいろと考えさせられました。

参考
自殺率の国際比較(2012年推計)

このページの「自殺率世界マップ」を見ると明らかに自殺率には地域差があります。中東や北アフリカ、東南アジアが低いのはイスラム教が生活に密着していて、宗教が自殺を禁じているという理由があります。そうすると自殺率が低いのは確かに中米、中南米ということになります。

もっともこれらの地域は他殺率が高いので、「メキシコ人は自殺する前に殺される」というブラックジョークも成り立ちます。

メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか (文春文庫)



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「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」を読んだ(日本タイトルだけ大賞)

分類するとビジネス啓発書になるのでしょうか。あまりこういうジャンルの本を読んだ事は無いのですが、やはりタイトルを含めツカミの部分が秀逸で無理なく読み進められました。文章が平易で読み易く、普段あまり固い本を読まない人にもオススメします。

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)




水産大学卒で民間研究所で働き始めて2年目の気弱なホワイトカラーのサラリーマンが、ある日上司の命令で何故か遠洋漁業のマグロ船に40日以上も乗せられる(気弱なので断れない)ことになります。

このツカミだけでもう面白そうです。

著者はマグロの鮮度保持剤の開発に携わっていましたが、なかなか結果が出せない。上司は「マグロのすべてを知ってこい」とワケのわからない事を言い、著者の乗るマグロ船の手配をしてくれます。

水産大学卒と言うと何か海の男の仕事に関係が深そうですが、実際は完全なるホワイトカラーで漁業の現場に関わる人は殆どいないそうです。結局、著者は最後まで船酔いが治りませんでした。辛かったでしょうね。

屈強で強面だが魅力的な船長や船員達と著者との、九州の方言まじりの対話形式でマグロ船のエピソードや人生哲学が語られていて興味深く読む事ができます。

私の感想としては、著者(会社員)よりマグロ船員の言っている事の方がわかりやすいと思いました。陸の生活と海の生活の常識が違うように、会社員と早期リタイア人との常識は違います。かつ、相場は自分の力が及ばない大自然のようなものですから、海の男の船長が語る人生哲学のような物が腑に落ちるのかもしれません。

あとこの本の読み易さの秘密として、著者がサラリーマンを辞めた後に人材育成の研修を行う会社を立ち上げている事があると思います。マグロ船を下りた後の後日談として、著者が自分にプレゼンやセミナーの才能があることに気付いたらしく、この本も構成が非常に良く考えられています。

著者のHP→株式会社ネクストスタンダード

それにしても著者をマグロ船に乗せた上司は何を考えていたのでしょうか。結局著者は鮮度保持剤の開発に成功しているので、結果的には英断だったと思いますが…この上司の本を書いても面白そうです。

遠洋漁業のマグロ船は医者も乗っていないから、著者が怪我や病気をしたとしても備えはバファリンと正露丸しか無かったそうです。素人が怪我や病気をする可能性はかなり高そうです。

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「スラムダンク孫子」を読んだ(日本タイトルだけ大賞)

「日本タイトルだけ大賞」から目についたタイトルを読んでいくシリーズです。第2弾は「スラムダンク孫子」です。

スラムダンク孫子




ちなみに同じシリーズで「スラムダンク武士道」、「スラムダンク葉隠」、「スラムダンク論語」もあるようです。いかにも出オチで「タイトルだけ」な気がしますが…

このブログは一応株ブログなので、「孫子の兵法」は相性がいいかもしれません。相場師は戦術論や精神論が大好きなんです。
しかし私はろくに「孫子」などの古典は読んだことがありません。

一方「スラムダンク」は前漢…じゃなかった全巻読破したので素養があります(孫子は春秋戦国時代の人です。念のため)。そういう人は多いと思います。

岩波文庫の孫子なんかを読む人はこんな本は手に取らないだろうから、一般人に対して敷居を下げるという点では良いと思います。読書の取っ掛かりとして。

ただあまり作者にスラムダンク愛を感じない…熱狂的なファンの多い漫画だけに、引用する漫画のシーンと孫子の解説がイマイチ噛み合っていなくてこじつけに近くなっているのが不満でした。

やっぱり「スラムダンク」と「孫子」のそれぞれの作品?のパワーが凄すぎるので安易に結びつけてしまうと、説得力が無くなるのかもしれません。

ただし、私はこの本を読んでから「スラムダンク」を再読、「孫子」の文庫本を購入して読むようになりました。読書案内としては良いきっかけにはなりました。孫子、面白いですよ。

SLAM DUNK(スラムダンク) 完全版 コミック 全24巻完結セット (ジャンプ・コミックスデラックス)




新訂 孫子 (岩波文庫)



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