カテゴリ:投機論

  • 2018/03/31投機論

    長期にわたって日経平均が下落していくと予想している場合、ベア型ETFを買うか、ブル型ETFを空売りする事によって利益を得ることができます。日経ダブルインバース指数は「常に、前営業日に対する当営業日の当インデックスの騰落率が、同期間の日経平均株価の騰落率の「-2倍」(マイナス2倍)となるよう計算され」る指数です。日経レバレッジ指数は「常に、前営業日に対する当営業日の当インデックスの騰落率が、同期間の日...

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  • 2018/03/05投機論

    ここで言う「握力」は株式投資関連のスラングの一種で、株を保有し続ける意思の強さのことです。私はこれを「含み益に耐える力」と解釈しています。含み損に耐える力も握力と言われたりしますが、私はそういう意味では使いません。危険なので。最初から長期的な展望があってホールドしているならともかく、例えば、ちょっと上がったら売るつもりだったが予想に反して下がってしまったので塩漬けにした……という状態を続けるのは、無...

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  • 2018/02/23投機論

    参考記事:大損して心が折れかけている人へ(改定版)2018年2月現在の今回の暴落ですが、どれくらいで収束するのかな、と考えたら、やはりこれほどの下落になると過去の例では3か月から半年はかかるだろうと思います。感覚だけで語るのも何なので、私の経験した中で記憶にある限りさかのぼってみようと考えたのが今回の記事です。長期のチャートで見て現在の相場がどの辺に位置にいるのか、確認してみようというわけです。長期の変...

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日経ダブルインバ(1357)の買いと日経レバ(1570)の空売りはどちらが有利か

長期にわたって日経平均が下落していくと予想している場合、ベア型ETFを買うか、ブル型ETFを空売りする事によって利益を得ることができます。

日経ダブルインバース指数は「常に、前営業日に対する当営業日の当インデックスの騰落率が、同期間の日経平均株価の騰落率の「-2倍」(マイナス2倍)となるよう計算され」る指数です。

日経レバレッジ指数は「常に、前営業日に対する当営業日の当インデックスの騰落率が、同期間の日経平均株価の騰落率の2倍となるよう計算され」る指数です。

※どちらも目論見書の表現

どちらも日経平均のマイナス又はプラス2倍の値動きをする指数なので、これを買ったり空売りする事によって、日経平均の下落により同じだけ利益を得る事が可能な気がします。

しかし、実際にはかなり差が出ます。


ダブルインバ_convert_20180331052227


NEXT日経平均ダブルインバース・インデックス(1357)の2か月チャートです。2月1日に1357を買い3月30日に売ったとすると、1198円で買い1356円で売りなので上昇率は13.1%です。


日経レバ_convert_20180331052252


NEXT日経平均レバレッジ(1570)の2か月チャートです。2月1日に1570を空売りし3月30日に買戻したとすると22060円で空売り18440円で買戻しなので下落率は16.4%です。


このように、同じ期間の株価指数の下落に賭けるとしても、日経ダブルインバ(1357)の買いと日経レバ(1570)の空売りでは差がつきます。

基本的には日経レバ(1570)の空売りの方が有利なケースが多いはずです。

これはレバレッジETFの特性として以下の傾向があるからです。

一般に、日経平均株価の値動きが上昇・下降を繰り返した場合に、マイナスの方向に差(ずれ)が生じる可能性が高くなります。また、一般に、期間が長くなれば長くなるほど、その差(ずれ)が大きくなる傾向」(目論見書より)

デイトレードや1営業日の持越しなら影響がありませんが、それより長い期間のトレードだと影響は大きく無視できないものとなります。


では日経ダブルインバ(1357)の買いと日経レバ(1570)の空売りでは、常に日経レバ(1570)の空売りの方が有利なのか?というと、さすがにそこまで単純ではありません。

空売りには逆日歩というものがあるからです。

一般にETFは機関投資家の保有が少ないために株不足になりやすく、イメージよりも頻繁に逆日歩が発生します。

信用取り組みを監視して、空売りが急増して逆日歩が発生しそうなら空売りは止めるべきでしょう。その場合は逆に買い向かい、無警戒に空売りした人から逆日歩をいただく事もできます。

2015年の記事:日経平均10連騰。日経平均レバレッジ上場投信(1570)に逆日歩発生中。

2017年の記事:1570日経平均レバレッジ上場投信に逆日歩発生中。日経平均11連騰。

株価が高値圏にあるときは空売りする人が多いので逆日歩が発生しやすく、安値圏にある時は空売りする人が少ないので逆日歩が発生しにくい、と基本的には理解していいでしょう。個人投資家は逆張りが好きなのです。

逆張り好きな個人投資家を狙ってその逆に張る(つまり順張り)ことにより、信用買いで逆日歩を取りにいったり、逆日歩を心配することなく空売りしたりできるわけです。

口で言うのは簡単ですが、割高に見える株をさらに買って、割安に見える株をさらに売ることになるので、なかなか初心者にできることではありません。言うまでもありませんが信用取引は素人おことわり、上級者向けです。

また空売りは短期決戦のイメージがありますが、上級者になるとむしろ長期的な空売りを多用します。海外機関投資家の売り越しが何か月も続く局面を経験すると理解できるでしょう。

あとは細かい事になりますが、NEXT日経平均レバレッジ(1570)は東証でも一番人気の銘柄であり、圧倒的に出来高が多いのが特徴です。

流動性に問題が無いので取引金額の多い人にとってはそれが魅力です。ただ空売りは空売り規制があるので、連続で大量に成行で空売りしようとすると証券会社の警告文が表示される事もあります。空売り規制についても理解が必要です。

日経ダブルインバ(1357)の買いなら、ETFの買いなのでいくら買っても問題ありません。ただこちらは1570ほどの出来高はありません。

また空売りには逆日歩以外にも現物買いには無い経費がかかります。

貸株料 (証券会社から株を借りるために支払う費用)がSBI証券で年率1.15%、管理費がSBI証券で1ヶ月ごとに1株あたり10銭(ただし売買単位が1株である銘柄については、1株につき100円。日経レバは1株単位。建玉ごとに上限あり)かかります。管理費は忘れがちなので証券会社のHPで詳細を確認した方がいいです。

通常、権利日をまたいで空売りした場合は売り方は配当金相当額を支払う事になりますが、日経レバ(1570)の場合は先物を利用しているので配当がありません。よって配当権利日を気にする必要はありません。



「日経ダブルインバ(1357)の買いと日経レバ(1570)の空売りはどちらが有利か」のまとめ

・期間が長くなれば基本的に日経レバ(1570)の空売りの方が有利
・空売りは逆日歩に注意(ETFは逆日歩が発生しやすい)
・逆日歩を警戒する局面や、短期なら日経ダブルインバ(1357)もあり
・日経レバ(1570)は流動性が豊富
・空売りには逆日歩以外にも経費がかかる
・日経レバの空売りは配当を気にする必要はない

以上です。

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投資成績は「握力」で決まる?

ここで言う「握力」は株式投資関連のスラングの一種で、株を保有し続ける意思の強さのことです。

私はこれを「含み益に耐える力」と解釈しています。

含み損に耐える力も握力と言われたりしますが、私はそういう意味では使いません。危険なので。

最初から長期的な展望があってホールドしているならともかく、例えば、ちょっと上がったら売るつもりだったが予想に反して下がってしまったので塩漬けにした……という状態を続けるのは、無計画さと意志の弱さを表していて握力とは言えません。

初心者はちょっとプラスになって含み益の状態になると、暴落で利益が失われる恐怖に耐えきれずに薄利で売ってしまいがちです。

逆に含み損に対しては変に我慢してしまい、損害を拡大させる傾向にあります。

ギャンブルで言う損大利小、コツコツドカンの負けパターンです。

つまり握力は株価の上昇局面で弱くなり、下降局面で強くなってしまいがちです。


でもこれは人間としては自然な感情なんです。

人間の心理的には、不快な心理状態(含み益が失われるかも?と思うので人によっては含み益も一種の不快状態です)が長く続くより、早く損切って(または利益確定して)楽になりたいと思うのが自然です。

長く株式市場に居残って投資を続けられている人は、この原始的な感情に逆らって利を伸ばし損を小さくする術を身に着けてるはずです。

生まれつきそういう性格のナチュラルボーン相場師みたいな人もごく稀に居ますが、ほとんどは学習や経験、訓練によって身に付くものでしょう。


投資は最終的には細かい取引の巧みさよりも、握力の強さとその柔軟な調整力が勝負を決めます。

握力の強さは強気相場においては最大最強の武器になりますが、弱気相場では注意が必要です。

弱気相場でこの調整が効かず変な意味での握力を発揮してしまうと、資産の株式比率やレバレッジの掛け方によっては下手をすると致命傷になります。私が見てきたなかでも退場した人は皆このパターンです。


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月足20年チャートで見る現在の日経平均の相場位置

参考記事:大損して心が折れかけている人へ(改定版)

2018年2月現在の今回の暴落ですが、どれくらいで収束するのかな、と考えたら、やはりこれほどの下落になると過去の例では3か月から半年はかかるだろうと思います。

感覚だけで語るのも何なので、私の経験した中で記憶にある限りさかのぼってみようと考えたのが今回の記事です。

長期のチャートで見て現在の相場がどの辺に位置にいるのか、確認してみようというわけです。

長期の変動感覚だと日足や週足ではダルいので、月足で日経平均の20年チャートを表示して、3年ごとに切り取って見て行きます。


月足2015~2017~2018


まず2015年~2017年の3年間と始まったばかりの2018年。

2018年にバブル崩壊後の高値24129円をつけました。ここからさかのぼっていきます。

2017年は調整らしい調整もなく、特に秋以降は一本調子で上がり続けてました。出来高が減り続けていたのが注目。ボラティリティに乏しく、翌年の恐怖指数の急騰につながります。

2016年は年初の急落に始まって日銀のマイナス金利、ブレグジット・ショックと大変な年。しかし終わってみれば年後半に大幅高で下落分を取り返しています。

2015年はチャイナショック。年前半の急騰と後半の暴落また急騰と、行ってこいになりここで退場した人も多いです。


月足2012~2014


2014年は年初の急落から半年以上低迷するパターン。これが良い調整になってそこからは上昇。

2013年はご存知アベノミクスの大相場。しかしやはり暴落はあって5月23日の暴落が記憶されています。バーナンキ議長の発言が注目されたのでこれと前後してバーナンキ・ショックというのもあります。月足チャートで見ると長い上ヒゲがついてます。

2012年は年の後半に衆議院選挙があって大方の予想通り自民党が圧勝して政権交代しました。選挙後に株価が上がったイメージがありますが、実は解散総選挙の動きが見え始めてから選挙中もずっと株価が上がっていたんですよね。その為、選挙が終われば材料出尽くしで逆に下がるんじゃないかとも言われていました。チャートを見れば分かりますが、それまで超円高で株価は地を這っていたんです。株価上昇に慣れてない日本人です(笑)


月足2009~2011


2009年から2011年までは低迷のひとことです。左端にバブル崩壊後の安値がチラッと見えてます。自民党から民主党に政権交代、欧州債務危機、東日本大震災などがありました。これでも、2010年から2011年の間には新興市場などには復活のきざしが見られていたんです。しかしそれも大震災で叩き潰された恰好になってしまいました。


月足2006~2008


2006年から2008年はこれはもう凄いです。天国から地獄へまっさかさま。2006年ライブドアショック、2007年サブプライムショック(パリバショック)、2008年リーマンショック。注目すべきは、ライブドアショックのあと株価は急回復して高値を更新すらしている事です。その後ITバブル崩壊後の大天井をつけ、アベノミクスまで回復することはありませんでした。リーマンショックは最後の希望が打ち砕かれたトドメの一撃です。


月足2003~2005


2003年から2005年。2003年にソニーショックというのがあって日経平均が7607円、20年前の水準に戻りました。結果的にここが大底になったのでプチバブルの時代ですね。小泉純一郎総理、竹中大臣、ホリエモンとか村上ファンドとかが活躍した時代です。こんな時代でもある程度長い調整や暴落はあるんですよ。ジェイコム男ことBNF氏のようなトレーダーが出てきた時代です。cis氏もこの頃はまだペーペーでした。足利銀行の相場で大儲けした人が名古屋でドル札をばら撒いた事件もありました。


大急ぎで振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか(雑なまとめ)。

後半はただの思い出話になってますね。

現在の相場が、過去の相場で言うとどのあたりに位置するのか、弱気相場に突入するのか、再び強気相場に戻っていくのか、ヨコヨコのパターンか、月足チャートの感覚で考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。

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