カテゴリ:投資本等

  • 2017/11/11投資本

    就職氷河期世代の話を書こうと考えていたら、1990年代後半の世紀末的世相が思い出されてきました。この時代をよく憶えていないか、知らない若い人や、忘れてしまった古い人に、雰囲気を知ってもらうのにどうしたらよいか考えると私の好きな小説が思い浮かびます。「波のうえの魔術師」(石田衣良)です。なんせ、出だしからこうです↓さあ取引を開始しよう。おれの話は日本経済が破局に一番近づいた1998年、あのぼんやりとあた...

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  • 2017/11/03投資本

    【おくやみ】月刊BIG tomorrowさん12/14発売号で休刊だそうです。お金の特集、特に副業特集は個人的にも結構、好きで読んでおりました。ネットマネーさんに続く訃報に動揺が隠せません。弊誌も他人ごとじゃないなぁ。合掌(+人+)— Kenji HOMMA (@homma11) 2017年11月1日青春出版社が発行するマネー誌の月刊BIG tomorrow(ビッグトゥモロー)が休刊するそうです。青春出版社 広告部からのご報告この度、月刊BIG tomorrowは、2...

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  • 2017/09/13名言・格言

    久々の相場格言シリーズです。古すぎてググっても検索にひっかからないような格言ですが、なかなか味わいがあり、分かっていても実践は難しい投資の極意のような気がします。「常の相場」は通常の相場、株価が一定のレンジを行ったり来たりする、いわゆるボックス相場です。アベノミクスによる株価上場がいったん落ち着いてからは、この「常の相場」になっていますね。保ち合い相場とも言い、株価推移の大半の期間は実はこの保ち合...

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【ビッグマネー】「波のうえの魔術師」に見る就職氷河期世代の舞台背景とは【石田衣良】

就職氷河期世代の話を書こうと考えていたら、1990年代後半の世紀末的世相が思い出されてきました。この時代をよく憶えていないか、知らない若い人や、忘れてしまった古い人に、雰囲気を知ってもらうのにどうしたらよいか考えると私の好きな小説が思い浮かびます。「波のうえの魔術師」(石田衣良)です。

なんせ、出だしからこうです↓

さあ取引を開始しよう。おれの話は日本経済が破局に一番近づいた1998年、あのぼんやりとあたたかな春から始まる。


前年の1997年は不祥事や大型倒産が相次いで、もう日本オワタ、という年でした。

総会屋への利益供与で逮捕者が続出。
第一勧銀、野村證券、味の素、三菱グループ、日立グループ、東芝その他いっぱい。

倒産したのが、

東食
東海興業
多田建設
大都工業
北海道拓殖銀行
徳陽シティー銀行
三洋証券
山一證券
丸荘証券
日産生命保険
ヤオハンジャパン


この年にあおぞら銀行(8304)の前身である日本債券信用銀行(日債銀)が経営再建策を発表し、日本長期信用銀行(長銀)と共に翌年の金融危機の主役になります。このあたりは小説にも出てきます。

融資の焦げ付きと消費税増税と緊縮財政のトリプルコンボで最悪の経済状態が始まっています。1997年はアメリカのヘッジファンドの空売りに惹起されたアジア通貨危機の年でもあります。

翌年には原油価格の下落から経済をエネルギー資源に頼るロシアのルーブルが暴落して、ロシア通貨危機が起こります。このあたりも小説に出てきます。ノーベル賞学者を揃えた世界最強ヘッジファンドのLTCMも破綻。

世界中どったんばったん大騒ぎでもう株なんかやる奴は馬鹿、という状況なのですが、小説の舞台である1998年は実はバブル崩壊後の大底(その時点では。その後2000年にITバブル)でした。つまり空売り屋にとっては最後の大舞台です。


就職浪人でパチプロの主人公が、謎の老相場師に声を掛けられて大都市銀行であるまつば銀行の株価操縦に加担していく話の舞台背景は、こんな感じだったわけです。これを踏まえて読むと面白いですよ。


波のうえの魔術師 (徳間文庫)



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月刊BIG tomorrow(ビッグトゥモロー)が休刊のお知らせ



青春出版社が発行するマネー誌の月刊BIG tomorrow(ビッグトゥモロー)が休刊するそうです。

青春出版社 広告部からのご報告

この度、月刊BIG tomorrowは、2018年1月号(11/25発売)、増刊は2018年1月号(12/14発売)をもちまして、休刊することになりました。
突然の休刊のご報告を深くお詫び申し上げるとともに、長年のご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。

広告出稿について(青春出版社)





なんでも2009年あたりからアベノミクスの株高も関係なしに部数が下がり続けていたようで、これでは休刊もやむなしという事なのでしょう。他のマネー誌も程度の違いはあれど傾向は同じなので構造的な出版不況なんでしょうね。

考えて見れば私も長い事紙媒体のマネー誌は読んでいません。東洋経済とかプレジデントとか読むにしてもオンラインで済んでしまうからです。

BIG tomorrow(ビッグトゥモロー)は電子書籍の読み放題もやっていたそうですが、やはり電子書籍ではダメでオンラインに移行していかないと苦しいのでは無いでしょうか。

まあBIG tomorrow(ビッグトゥモロー)はいわゆる大衆マネー誌で、内容も株やFX、不動産投資、せどりやネットオークション、海外輸入のネット転売、おもしろ副業ネタなどを繰り返し掲載するというスタイルで、歴史は長いもののそれだけに飽きられていたんでしょうね。

時代の変化としては近年は怪しい副業系が減って有名人のインタビューやコラムと、やたらインデックス投資ネタが多かった気がします。そりゃー退屈な紙面になるでしょう。娯楽誌で山崎元さんとかに説教されたくないもの。

昔はおもしろ副業ネタがあってなかなかヒマつぶしには良かったんですけどね。

例えば海に行って流れ着いた形の良い流木を拾ってヤフオクで売って稼ぐ人とか、髪の毛を切ってかつら屋に売る人とか、ガンダムのプラモの組み立て代行で稼ぐ人とか、ジグゾーパズル組み立て代行とか、そういうのです。

やはりこういう娯楽路線だと掲載スピードの違いや動画を使えるネットとの棲み分けが出来ないので、娯楽系マネー誌の生き残りは厳しそうです。

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「常の相場に向かえ、乗るは大相場のみ」の格言について

久々の相場格言シリーズです。

古すぎてググっても検索にひっかからないような格言ですが、なかなか味わいがあり、分かっていても実践は難しい投資の極意のような気がします。

「常の相場」は通常の相場、株価が一定のレンジを行ったり来たりする、いわゆるボックス相場です。

アベノミクスによる株価上場がいったん落ち着いてからは、この「常の相場」になっていますね。保ち合い相場とも言い、株価推移の大半の期間は実はこの保ち合い相場と言われています。

常の相場に向かえ、とはこのボックス相場では逆張りが基本になるという事です。

ボックスの下限で買い、上限で売る。楽観で売って悲観で買うといった具合です。短期間の売買を繰り返す専業投資家などは、ほとんどがこの「常の相場に向かって」メシを食っているのではないでしょうか?


専業投資家だけでなく、アマチュアの投資愛好家もこれをやっています。細かい売買を楽しめるからです。

しかしこのやり方はみみっちいというか、労多くして利益の少ない、非常に骨の折れる作業です。専業投資家向きではありますが、セミリタイア向きではありませんね。気苦労が多くて大変ですから。


「乗るは大相場のみ」は、こうした逆張りすべき通常のボックス相場を無視して、アベノミクスのような大相場の時だけ大きく順張りで張る事です。これが極意ですが、極意だけに言うのは簡単ですが実践は非常に難しい。

大相場を察知して果敢に出動して、しかも途中で利益を確定する事なく乗り続けなければなりません。これが本当に出来るなら誰でも大金持ちになれます。


結局、「常の相場」で逆張りの経験を積みつつ、かつ「大相場」の時は逆張りを捨てて順張りで大きく利益を乗せていけるようにならないといけません。ここまで自在に完璧に出来るようになるとまさに達人です。

実際の現実的なところでは、だらだらと続く「常の相場」の逆張りにのめり込み過ぎて、やがて訪れる「大相場」に乗れない、または空売りなどで失敗する、もしくはパンパンにポジションが膨らんだところで暴落に巻き込まれて死ぬパターンが大半になるようです。

多くのベテランがするアドバイスとしては、やはり普段の保ち合いのだらだら相場は捨ててしまい、大相場の到来まで経済動向や市場を注意深く観察するのが良いようです。アベノミクスのような大相場を一生のうち一度でも捉えれば、投資人生は変わるでしょう。


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