月別アーカイブ:2016年09月

  • 2016/09/26無職

    小人閑居して不善をなす ショウジンカンキョシテフゼンヲナス記憶が定かでは無いのですが、学生の頃に誰か大人にこの言葉を教わったような気がします。小人、つまりつまらない人間がヒマを持て余すとロクな事を考えない、悪事をはたらく、というような意味あいで、勉強しない子供や働かない大人に説教する時に便利ですね。無職でゴロゴロしてる人間なんてまさにこれで、そのうち犯罪にでも走るんじゃないの?とトンでもない偏見を...

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  • 2016/09/25金融リテラシー

    過去記事:「金融リテラシー調査」で一番の難問は「金利と債券価格の関係」「金利が上ったら債券価格は通常下がる」ということを全く金融知識の無い人にいちから説明する事は難しいです。とりあえず全く知識の無い人は「債券の金利と価格は反対方向に動く」という事を憶えて下さい。この常識が無いと日銀の金融政策の意味が全く分からなくなってしまいます。「太陽は東から昇って西へ沈む」ぐらいのつもりで結構です。なぜそうなる...

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  • 2016/09/24無職

    近代日本と「高等遊民」―社会問題化する知識青年層歴史上の「高等遊民」の発生時期には大きく分けて明治末期と昭和初期の2つの不況期があるようです。高等教育を受けながら就職できない人間が増えて社会問題化していた訳で、やはりバブル崩壊後の日本でニートが大量発生して社会問題化したようなものかと思います。高等遊民というと夏目漱石の小説「それから」の代助のような裕福な家の優雅な身分の人をイメージしますが実際は、...

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「小人閑居して不善を為す」の意味を誤解しているかもしれません?

小人閑居して不善をなす ショウジンカンキョシテフゼンヲナス

記憶が定かでは無いのですが、学生の頃に誰か大人にこの言葉を教わったような気がします。

小人、つまりつまらない人間がヒマを持て余すとロクな事を考えない、悪事をはたらく、というような意味あいで、勉強しない子供や働かない大人に説教する時に便利ですね。

無職でゴロゴロしてる人間なんてまさにこれで、そのうち犯罪にでも走るんじゃないの?とトンでもない偏見を持たれたりするかもしれません。


しかし調べて見ると、どうも本来の意味は違うようです。

出典は「四書五経」のひとつ「大学」で原文は、

君子必慎其独也 小人閑居為不善 (君子はひとりの時でも身を慎み、小人は人が見てないと悪事に走る)

となっています。

悪事と言えば大げさですが、人間は人目が無いとサボりがちというぐらいの意味なら頷けますね。

ってこれ全然意味が違うじゃないですか。

「閑居」の閑はヒマという意味ではなく間居、独居という意味らしいです。

「閑(ヒマ)」「不善(悪事)」という言葉の力(イメージ)が強すぎて、誤用の方が拡がって完全に定着してしまったようです。

早期リタイアしてヒマそうにしてるとこの言葉を持ちだして説教されるかもしれませんが、その時はこの知識で正しい?意味を教えてあげて下さい。

まあ実際ゴロゴロしてロクな事を考えてないので、何の解決にもなってない気がしますが……君子にはなれませんがちょっとは身を慎んだ方がいいかもしれません。

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「債券の金利と価格は反対方向に動く」の説明を試みる

過去記事:「金融リテラシー調査」で一番の難問は「金利と債券価格の関係」

「金利が上ったら債券価格は通常下がる」ということを全く金融知識の無い人にいちから説明する事は難しいです。

とりあえず全く知識の無い人は「債券の金利と価格は反対方向に動く」という事を憶えて下さい。

この常識が無いと日銀の金融政策の意味が全く分からなくなってしまいます。

「太陽は東から昇って西へ沈む」ぐらいのつもりで結構です。なぜそうなるのかちゃんと説明できる人は意外と少ない気がします。



一応説明を試みます。

分かりやすくするために数字は極端にします。

利率が1%の10年国債があったとして、突然長期金利が100%に上ったとします。

そうすると新たに発行される10年国債の利率は100%程度に上がり、大人気になります。リアルで考えるとギリシャ国債みたいですが、あくまで例なので無事償還される前提で考えて下さい。

利率1%の10年国債を持っている人が、もし市場でこの利率1%の国債を売却しようとすると価格は額面より上がるでしょうか下がるでしょうか。

利率100%の国債が発行されているのに、1%の国債を額面やそれ以上の価格で買う人はいませんよね。当然1%の国債の市場価格は暴落します。

という訳で、「金利が上ったら債券価格は通常下がる」「債券の金利と価格は反対方向に動く」のです。

これで分かるでしょうか?もっと簡単に説明する方法があるかもしれません。「太陽が東から昇って西に沈む」理屈を小学生にも分かりやすく説明できる人は相当頭がいいんでしょう。

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歴史上の「高等遊民」がイメージよりもはるかに物騒だった件

近代日本と「高等遊民」―社会問題化する知識青年層



歴史上の「高等遊民」の発生時期には大きく分けて明治末期と昭和初期の2つの不況期があるようです。

高等教育を受けながら就職できない人間が増えて社会問題化していた訳で、やはりバブル崩壊後の日本でニートが大量発生して社会問題化したようなものかと思います。

高等遊民というと夏目漱石の小説「それから」の代助のような裕福な家の優雅な身分の人をイメージしますが実際は、

こうした中から、作家の夏目漱石が知人を指して言ったように、「一年以上も下宿に立て籠つて、いまだに下宿料を一文も払わないで茫然としている男」のような資力のない「高等遊民」が発生していた。


このような状況だったようです。夏目漱石は高等遊民を美化しすぎです。

昭和初期にこの問題を取り上げた経済雑誌『エコノミスト』も、「金持ちの子供はよからうが、田舎の百姓が食ふや食はずで仕送りをして、やつと金のなる木を育て上げたら金どころか無駄花一つ咲かないといふんだから、気の毒だね。気の毒といふよりさうしてルンペン=インテリが発生する。そんな手合が何をやり出すかわからん。国家の重大問題」と述べている


昭和初期の「エコノミスト」自由に書きすぎだろ!現代の高学歴ニートの話かと思いました。酷い言われようです。

高等遊民の類型は資力のあるものとないもの、国家志向か、もしくは非国家、反国家志向かでそれぞれ4パターンに分けられたようです。

これでいくと「それから」の代助は、

相当の資産を有する上流階級の子弟・戸主だが、職業に就かず研究もしない「不生産なる遊民」であり、「生活に窮せざる者」で「家庭に帰り又は下宿に転つて浪々遊惰の生活を送くる者」である。


という資力のある非国家、反国家志向のパターンです。

しかし資力があれば志向に関わらず問題にはされなかったようです。数としては少数だし。困ったものだとは思われていたでしょうが。

問題は高等教育を受けながらカネも仕事も無いパターンで、これらの資力が無い「高等遊民」が左傾化右傾化して社会問題になっていったようです。社会主義とか共産主義とかその他の当時の危険思想ですね。

バブル崩壊後のニートが国家転覆をはかったという話は聞きませんが、オウム真理教の事件はありましたので、杞憂ではないのかもしれません。

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