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景気循環株は「PERが高い時に買って低い時に売る」

こうすれば上手く行く、というより株式投資にはそういう見方もある、という例です。

PER(株価収益率)というのは株式投資の指標の中でも一番有名なので誰でも知っています。

単純な指標ですがそれだけに奥が深いんですよね。

中にはPERなんてアテにならない、と言う人も居ますが、こういう人はせいぜい中級者レベルで「第2段階のカモ」でしょう。もう一皮むける必要があります。

もっとも、何周も回ってその結論に達した上級者の可能性もあるのですが……

初心者の理解ではPERが低い割安な時に買って、PERが高くなった時に売れば上手くいくという認識だと思います。

基本的にそれで間違ってはいないのですが、問題はPERを算出する為に必要な来期予想の1株利益、将来の利益というものがどのくらい確かなものかという事です。

未来の収益を予想して予想PERを算出するので、確かにPERというのは当てにならない指標です。

景気循環株の場合は、好景気の終わりごろにPERが低下します。これは将来の景気後退を予想したプロがいち早く売りに回るからです。

プロは人より早く売りたがるので、ちょっと雲行きが怪しくなってくると早め早めに株価に将来の収益悪化が織り込まれるようになります。循環株の場合、四季報に「最高益」の文字が頻繁に踊るようになると、買いどきでは無く売りどきでしょう。

実際その時には既に株価は下がり始めているケースが多いはずです。

株価とPERの低下を見て割安と判断した素人が買い始めた後に、大抵状況は一気に悪化します。景気の悪化で株価がさらに下がり、その下がった株価を見てさらに素人が買いに来るのでどんどん上値が重くなり一方的な展開になります。

景気のドン底では企業の一株利益はこれ以上ない程小さくなっているので、株価が低くてもPERは高めに出ます。このあたりからやっと景気循環株の買い時がやってきます。

景気循環株は「PERが高い時に買って低い時に売る」というのはこういう事です。

もちろん、これはPERの見方は色々あるという例のひとつであって、こうすれば上手く行くという話ではありません。人より先回りし過ぎて失敗する事もありますし、PERは奥が深いのです。

この辺の話はピーター・リンチの本によく出て来ます。

ピーター・リンチの株式投資の法則―全米No.1ファンド・マネジャーの投資哲学




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「小人閑居して不善を為す」の意味を誤解しているかもしれません?

小人閑居して不善をなす ショウジンカンキョシテフゼンヲナス

記憶が定かでは無いのですが、学生の頃に誰か大人にこの言葉を教わったような気がします。

小人、つまりつまらない人間がヒマを持て余すとロクな事を考えない、悪事をはたらく、というような意味あいで、勉強しない子供や働かない大人に説教する時に便利ですね。

無職でゴロゴロしてる人間なんてまさにこれで、そのうち犯罪にでも走るんじゃないの?とトンでもない偏見を持たれたりするかもしれません。


しかし調べて見ると、どうも本来の意味は違うようです。

出典は「四書五経」のひとつ「大学」で原文は、

君子必慎其独也 小人閑居為不善 (君子はひとりの時でも身を慎み、小人は人が見てないと悪事に走る)

となっています。

悪事と言えば大げさですが、人間は人目が無いとサボりがちというぐらいの意味なら頷けますね。

ってこれ全然意味が違うじゃないですか。

「閑居」の閑はヒマという意味ではなく間居、独居という意味らしいです。

「閑(ヒマ)」「不善(悪事)」という言葉の力(イメージ)が強すぎて、誤用の方が拡がって完全に定着してしまったようです。

早期リタイアしてヒマそうにしてるとこの言葉を持ちだして説教されるかもしれませんが、その時はこの知識で正しい?意味を教えてあげて下さい。

まあ実際ゴロゴロしてロクな事を考えてないので、何の解決にもなってない気がしますが……君子にはなれませんがちょっとは身を慎んだ方がいいかもしれません。

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「債券の金利と価格は反対方向に動く」の説明を試みる

過去記事:「金融リテラシー調査」で一番の難問は「金利と債券価格の関係」

「金利が上ったら債券価格は通常下がる」ということを全く金融知識の無い人にいちから説明する事は難しいです。

とりあえず全く知識の無い人は「債券の金利と価格は反対方向に動く」という事を憶えて下さい。

この常識が無いと日銀の金融政策の意味が全く分からなくなってしまいます。

「太陽は東から昇って西へ沈む」ぐらいのつもりで結構です。なぜそうなるのかちゃんと説明できる人は意外と少ない気がします。



一応説明を試みます。

分かりやすくするために数字は極端にします。

利率が1%の10年国債があったとして、突然長期金利が100%に上ったとします。

そうすると新たに発行される10年国債の利率は100%程度に上がり、大人気になります。リアルで考えるとギリシャ国債みたいですが、あくまで例なので無事償還される前提で考えて下さい。

利率1%の10年国債を持っている人が、もし市場でこの利率1%の国債を売却しようとすると価格は額面より上がるでしょうか下がるでしょうか。

利率100%の国債が発行されているのに、1%の国債を額面やそれ以上の価格で買う人はいませんよね。当然1%の国債の市場価格は暴落します。

という訳で、「金利が上ったら債券価格は通常下がる」「債券の金利と価格は反対方向に動く」のです。

これで分かるでしょうか?もっと簡単に説明する方法があるかもしれません。「太陽が東から昇って西に沈む」理屈を小学生にも分かりやすく説明できる人は相当頭がいいんでしょう。

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