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日銀のなんちゃってマイナス金利政策で大混乱(とりあえず状況整理&解説)

日銀:「マイナス0.1%金利」導入決定、必要ならさらに引き下げ

>(ブルームバーグ):日本銀行は29日の金融政策決定会合で、0.1%のマイナス金利による追加緩和に踏み切ることを5対4の賛成多数で決めた。原油価格の下落に加え、年初からの国際金融市場の混乱や盛り上がりに欠ける春闘の賃金交渉により、物価目標の2%達成時期が遅れるリスクが高まったことから、さらなる後押しが必要だと判断した。

はい来ましたマイナス金利です。

準備預金制度というのがあって、銀行は預金のうち一定割合を日銀の当座預金口座に預けなければいけません。この割合が預金準備率で、これを変更することによって景気に影響を与えるのが伝統的な金融政策です。

しかし最後に預金準備率の変更が行われたのは1991年です。その後2001年から2006年の量的緩和政策で、法定準備額をはるかに超える額が日銀の当座預金口座に積まれることになりました。

銀行としては日銀の当座預金口座に超過分をブタ積みしていても、その部分にも利子がつくのでいくら量的金融緩和して円をジャブジャブにしてもそこから資金が動かないという構造上の問題がありました。

今はゼロ金利なのに利子がつくの?という疑問がわくかもしれませんが、補完当座預金制度というのがあってルールによって超過準備部分につく利子が決められます。ただ2010年10月から特例でこの利率を当分のあいだ年0.1%に固定することを決定していて現在も継続していました。

だからこの部分の利率をマイナスにして強制的に資金を動かすというのが今回のマイナス金利導入の目的です。

わかりにくいのは、

>金融機関が保有する日銀当座預金に0.1%のマイナス金利を適用する。「今後、必要な場合、さらに金利を引き下げる」としている。具体的には当座預金を3段階の階層構造に分割し、それぞれの階層に応じてプラス金利、ゼロ金利、マイナス金利を適用する。貸出支援基金はゼロ金利で実施する。

この部分ですが、当座預金の「基礎残高」部分をプラス金利(0.1%)、「マクロ加算残高?」部分をゼロ金利、「政策金利残高」部分をマイナス金利(0.1%)にするという意味です。全体合計としては依然プラス金利です。なんちゃってマイナス金利

(「マクロ加算残高」の所がよくわからないので後で調査します。)


(追記はじめ)

要するに量的金融緩和とマイナス金利を両立させるためにこのゼロ金利部分が必要で、その額は日銀が必要に応じて調整するという事らしいですね。曲芸みたいですね。

日銀が銀行から国債を買い取って、銀行がそのお金を当座預金口座に積み上げるのが量的金融緩和。
せっかく積み上げたこの部分にマイナス金利を掛けるというのは、これまでの路線と明らかに矛盾します。銀行の収益も圧迫します。

そこで準備預金残高の超過部分を2つに分けて、マイナス金利部分とゼロ金利部分の比率を調整することによって銀行の収益圧迫を最小限に抑え、同時に円の価値を落としてこれ以上の円高を食い止める効果、証券・不動産・建設あたりの景気敏感株の強気マインドを喚起して株高を促す効果との両立を狙う。

書いてて非常にややこしくわかりにくいですね。こんな込み入った事が可能なんでしょうか?マイナス金利は初めてなんでやってみないとわからない部分はありますが…

実際に記者の質問で、わかりにくく一般国民は理解し難いので効果は期待できないのではないか?というものがあったようですが、黒田総裁は一般国民が理解できなくても効果があるという趣旨の回答をしたようです。

せめて株式投資をする人は今どういう事態が進行しているのか理解する努力が必要でしょう。こんなわかりにくい政策を理解するのは大変ですが、自分の身は知識で守らないと。私も勉強を続けようと思います。

(追記終わり)



で、今後このマイナス金利をさらに上げることも検討されてますから、金融緩和はいよいよ先の見えない長期戦に入った模様です。無限に籠城できる感じです(不沈艦はえてして沈むものなので、あまり縁起のいい例えではないかもしれません)。

本日の決定のポイント(日本銀行)


どうですか、理解できましたか?じっくり資料を読めば理解できると思いますが、ザラ場中にここまで読み取るのは難しいですね。この記事だってザラ場中にヤル気を失くして作っているんですからw

今日は発表の内容によっては中長期ポジションを取るつもりで待機していました。日経の速報が出た時は半信半疑でポジションを取りました。言葉通りのマイナス金利導入なら、10年に一回の大相場になる可能性がありましたもんね…

が、この分かりにくさで結果的に30分で取ったポジションを解消する事になりました。薄利で生還した感じです。週末じっくり時間をかけて今回の追加緩和の評価を精査しないといけないですね。

「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入(日本銀行)
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