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日銀のマイナス金利導入で通貨安戦争が勃発する。海運不況の話。

日銀のマイナス金利導入により、世界規模の通貨安戦争の引き金が引かれた感があります。

3月には欧州の追加緩和が予想されているのでそこに与える影響、これ以上円安が進むようだと米国議会でも大騒ぎになるでしょう。絶対に各国も対抗策を取ってくるので一方通行の為替、株式相場にはならないはずです。

人民元の切り下げ観測も拡大しています。

人民元切り下げ観測が拡大、日銀マイナス金利導入受け

>ロンドン 1日 ロイター] - 日銀のマイナス金利導入を受け、ヘッジファンドの間で中国人民元が切り下げられるとの観測が広まるなか、1日のオプション市場では人民元が今後大きく下落すると利益を得られる取引に資金が流れ込んでいる。

一方で人民元が安くなると、中国の輸出競争力は高まりますが輸入購買力は低下します。



米BOA:商品相場は破滅的状況に-中国人民元が急落なら

>ブルームバーグ):中国人民元が1%下落するたびに商品相場は0.6%ずつ下げるとの分析を、米バンク・オブ・アメリカ(BOA)が示した。
>BOAのストラテジストは1月25日付リポートで、中国は世界の主要な商品消費国であり、銅やプラチナなどの商品と人民元との相関性は最も強いと分析。人民元が下落すれば中国の購買力が損なわれ、相場が押し下げられ、元安がもたらし得る緩和的な金融環境から得られる恩恵より負の効果の方が大きくなると指摘した。

資源輸入国の中国の購買力が低下しているのが新興国不安の大本の原因です。



過去の関連記事:バルチック海運指数の歴史的低下の意味するもの

中国の輸入減と造り過ぎた船舶のダブつきによって海上運賃が歴史的レベルで低下しているので、海運株も追加緩和相場の蚊帳の外に置かれています。海運不況です。


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↑日本郵船(9101)のチャート


海運株の面白い所は船舶そのものの性質にあります。他の製造業なら、不況でメーカーが倒産すれば生産がストップし、供給が細るのでしばらくすれば自然に需給のバランスが回復します。しかし船舶は例え造った会社が倒産しても海上に何十年も存在し続けます。そのため海運業界ではいったん需給のバランスが崩れて大きなトレンドが発生すると他の業界に比べて非常に長く続く傾向にあります。

戦後日本が急速な経済復興を果たした要因の一つに世界的な船舶不足があります。第二次世界大戦でドイツやアメリカの潜水艦が世界中の海で輸送船舶を沈めたせいです。戦後の造船日本にとってはピンチが転じて歴史的なチャンスが生まれたわけです。

まさか今の時代、戦争で船を減らすわけにもいかないので、世界的に協調してなんとか船舶量を削減しないといけないんですけどね…

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コメント

No title
戦争になるとリセットされるん可能性がでます。嫌なことですが、想定内にはいるのでしょうね。
Re: No title
> 戦争になるとリセットされるん可能性がでます。嫌なことですが、想定内にはいるのでしょうね。

第2次世界大戦の時は沈められるのを覚悟で船を出していましたが、今はそれができないので戦争になっても船舶数は減らないと思います。他の要因で海上運賃は変動するでしょうが。

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