関連コンテンツ

日本国債がマイナス金利で買えないのなら、ドル建て日本国債を買えばいいじゃない?という話

現在、最低金利保障のある個人向け国債変動10年以外の個人向け国債は募集停止になっています。

ところで、なぜ国債がマイナス利回りになるのでしょうか?

日本人の個人がマイナス利回り、つまり利子を受け取るのではなく逆に払う事になる国債を買う理由はありません。だから募集が停止になったのです。では、誰がマイナス利回りの国債を買っているのか?

答えは(日銀を除けば)外国人投資家という事になります。ただし、これは日本国債が外国人に信任されてるからでは決してありません。むしろ逆で、外国人にとっては日本国債はミドルリスクでミドルリターンの社債のような存在になっているからです。

よくニュースで「比較的安全資産と見なされる円が買われた」という表現を聞くのは、「リスクオフで株やクズ債券は買いにくい。かといって米国債ではリターンが低すぎる。しゃーねえから日本国債でも買っとくか!」という意味です。

くりかえしますが、日本という国が信任されているからではありません。


ハイリスクのハイイールド債券よりはややマシで、米国債よりは利回りの高い便利な投資先になっているのです。

その仕組みは以下のようなものです↓

外貨運用なら是非、日本国債へ!?

↑とりあえず上記のリンクをざっと読んでいただくとして、「なるほど、わからん!」となった人は、無理に理解する必要はありません。とにかく、ドルを持つ外国人投資家にとっては日本国債は利回りのいい投資先になっている事だけ憶えてもらえれば結構です。

日本人が商売するにはドルを調達する必要がありますが、アメリカ人はどうしても円が必要なわけではありません。ドルと円を相互に融通する場合、日本人は余分にプレミア分を支払う必要があります。

円が高金利通貨だった時代はこのプレミア分は目立たず意識されませんでしたが、緩和政策によって超低金利になってしまったので、プレミア分を負担すると利回りがゼロを下回ってマイナスになってしまったのです。これが短期国債のマイナス利回り化です。

今回日銀のマイナス金利政策で、このままだと長期国債までマイナス利回りになる可能性があります。そのマイナス金利を負担しているのは誰かというと、まあ回りまわって日本国民ですね。

黒田日銀総裁が「マイナス金利はいつまでも続けるものではない」と発言したのはこういう背景があります。こういう状態が続くといずれ日本経済全体が衰弱していきます。


…暗い話になってしまいましたが、ドル建てで日本国債を買うのは検討してもいいかもしれません。しかしアメリカ人がこのような投資をするのは妙味がありますが、日本人の場合は為替リスクがあります。どうでしょう、これ以上円高が進まないという前提で、いっちょドル建て日本国債投資をやってみますか?

マイナス金利―ハイパー・インフレよりも怖い日本経済の末路



関連記事

スポンサーリンク



にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村


コメント

No title
いわゆる有事の円買いとか、とりあえず消去法で日本が残っているだけなんですよね。日本が信任されているわけでもなく。

基軸通貨の国の人は為替リスク考えなくていいからイイですよねえ。

Re: No title
> いわゆる有事の円買いとか、とりあえず消去法で日本が残っているだけなんですよね。日本が信任されているわけでもなく。
>
> 基軸通貨の国の人は為替リスク考えなくていいからイイですよねえ。

ドルの利回りに満足できればですね。アメリカ人の投資環境は恵まれすぎ。日本株なんか無理ゲーですよ。私もよく10年以上もめげずに続けてるなと思います。

コメントの投稿

非公開コメント



スポンサーリンク