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個人向け国債のキャンペーンで利益を得るのは個人。では負担しているのは?

前回の記事:もはや個人向け国債のキャンペーンのオマケが大真面目に資産運用の対象になる時代に

金融機関が客に金融商品を販売する場合は、通常は手数料を取ります。それが金融機関の収入源となるからです。

ところが個人向け国債の場合、客は販売金融機関に手数料を払っていません。タダです。

では販売金融機関はどこから利益を得ているのでしょうか?

答えは国からです。

募集手数料という名目で、国から販売金融機関に100円につき50銭という割合で支払われます。率にして0.5%ですね。

参考:新型窓口販売方式の導入

つまりこれが、金融機関の個人向け国債のキャンペーンのプレゼントの原資になります。

オマケ目当てに1年で解約するのは悪い気がする…という善良な人もいるかもしれませんが、こういう事情ですので、むしろ1年で解約してその後別の金融商品を買ってくれた方が金融機関にとっては好都合です。もちろんそのままおカネを引き上げてしまっても、それはそれで金融機関の持ち出しになるわけでもありません。

客としては手数料がタダで元本保証の上にキャンペーンで買えばオマケ付き(庶民は優待とかオマケが大好きです!)、1年経てばノーリスクで解約・回収できる個人向け国債は、現在の異次元超低金利状況下では非常に良い商品になってます。

金融機関(主に証券会社)としても0.5%の募集手数料をキャンペーンの原資にして、預かり資産を増やしてどんどん営業をかけていけばいい訳です。そのため、ネット証券より対面証券の方がプレゼントの額は多めです。

国としてもどんどん国債が捌ければ結構な話です。

こういうのは「3方良し」といって、良い商売の心得と言われています。いやあ、いい話ですね。


…しかしどこかで負担をしている、損をしている人はいるはずですよね。この場合キャンペーンの原資を負担しているのは最終的に国ですから、回りまわって国民の負担になってきますね。

0.5%の募集手数料が妥当かどうかと言う話になってきますが、今の状況を考えるとちょっと出し過ぎな気はします。まあ借金だし、少しは色を付けないと募集に差し障りがあるという事なんでしょうね。

しかし、1円でも損をしたくない!という人には現状では非常に良い話です。私はそれほど元本保証に重きを置いていないのでパスしますが、そうでない人にとっては選択肢の一つになるでしょう。少なくともほとんど金利の付かない普通預金や、メガバンク、ゆうちょの定期預金に置いておくよりはマシです。

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