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「基礎年金制度」はバーチャルな制度

年金制度は現在実質的に「国民年金」「厚生年金」「共済年金」の3つの制度が並立しています。

国民はこの3つの制度のいずれかに加入する事になっているので、国民皆(かい)年金制度と呼ばれています。

歴史的には最初に出来たのが「共済年金」(恩給制度)で明治時代から、「厚生年金」は第2次世界大戦中の1944年に成立しています。最後に出来たのが「国民年金」で1961年から、この時から国民皆年金ですね。

共済年金と厚生年金が給料からの強制徴収なのに、国民年金がなぜ強制徴収ではなく事実上の任意加入(国民皆年金なのに?)になっているのかは謎ですが、どうも当時そうでないと自営業の国民からの反発があって法案が通らなかったようですね。

おかけで今矛盾に苦しんでいる訳ですが。

3つの保険はそれぞれ歴史も規模もバラバラで、別箇に並立していた訳ですが、現在はこの3つの制度の1階部分が「基礎年金」として一元化されています。

公的年金の種類と加入する制度(日本年金機構)

一見、合理的に統合されたように見えますが、実際は国民年金の事実上の任意加入性のせいで国民年金が単独で存続できるだけの保険料が不足したため、その穴うめを厚生年金と共済年金に求めただけの制度になっています。

赤字の自治体をより大きな自治体に吸収合併させるようなものですね。

当然、厚生年金と共済年金は反対しますから、「国も負担するから」という事で、財源の3分の一(現在は2分の一)を国費で賄う事にしました。

国費といっても要するに税金ですから、サラリーマンは給料から引かれている事にかわりはありませんけどね。

基礎年金制度の趣旨から言えば、これで真の国民皆年金になったわけですから、サラリーマン世帯の専業主婦(主夫)も保険料を払うべきなのですが、これも反発が大きいという事で見送られました。自営業世帯の専業主婦(主夫)は払っているにも関わらずです。

このように反発が大きいからという理由で中途半端な国民年金が誕生して、反発が大きいからという理由で不公平な第3号被保険者制度が生まれた経緯がある訳です。

「基礎年金制度」は要するに看板だけで、統合どころか完全に別々に並立して不公平だらけ、その場シノギのつぎはぎだらけ、増築に増築を重ねた違法建築のような年金制度になっています。

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