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高等遊民って今で言う高学歴ニートみたいなものでしょ?

ふと思いついて「高等遊民」について調べてみようと思いました。

殆どの人がそうでしょうが、私は夏目漱石の小説にそれらしき人が出てくるぐらいのイメージと知識しかありません。

調べてみると「高等遊民」について書かれた本は、

近代日本と「高等遊民」―社会問題化する知識青年層



ほぼこれしか無いようです。という事はこれ1冊読めば大体分かるのか、簡単だな、と思ったのですが非常に高価な本です。ちょっとAmazonで気軽にポチるのはためらわれます。

図書館の蔵書を横断検索かけても県庁所在地クラスの大きな図書館にしか置いてない……取り寄せは時間がかかるのでしょうがない、足を運んでみましょうか。どうせヒマだし。

他に、内田魯庵という人の書いた短い文章があります。

内田魯庵「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」(青空文庫)

 

遊民は如何なる国、何れの時代にもある。何所の国に行っても全国民が朝から晩まで稼いで居るものではない。けれども、国に遊民のあるは決して憂うるに足らぬことだ。即ち、これあるは其の国の余裕を示す所以で、勤勉な国民に富んで居るのは、見ように依ってはその国が貧乏だからである。遊民の多きを亡国の兆ちょうだなどゝ苦労するのは大きな間違いだ。文明の進んだ富める国には、必ず此の遊民がある。是れ太平の祥であると云って何も遊民を喜ぶのではない。あっても決して差支えないと言うのである。


ちょっと歯切れの悪い文章ですね。高等遊民が居ても別にいいじゃんみたいな。あまり良い存在とは思われてなかった?

あと明治時代には封建的価値観が残っていて、百姓町人には高等教育は必要ない、むしろ屁理屈ばかり達者な高等遊民を生み出すから害悪になるという風潮があったようです。教育過剰論。それに反発する文章みたいです。

よく知りませんが今で言う高学歴ニートみたいなものでしょうから、世間の風当たりは強かったようです。今ほど余裕のある社会でもないでしょうし。


近代日本の就職難物語: 「高等遊民」になるけれど (歴史文化ライブラリー)




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コメント

さいもんさん、相変わらず探究心豊かですね。
私も夏目漱石の小説からのイメージが強いです。それと、ギリシャ市民のソクラテスやらプラトンなんかをイメージしてしまうので結構、憧れ的存在ですけど世間的にはそうでもないのですね。
Re: タイトルなし
> さいもんさん、相変わらず探究心豊かですね。
> 私も夏目漱石の小説からのイメージが強いです。それと、ギリシャ市民のソクラテスやらプラトンなんかをイメージしてしまうので結構、憧れ的存在ですけど世間的にはそうでもないのですね。

ギリシャは奴隷が労働してましたけど、近代国家は同じ国民が働いているので「何だあいつは」みたいな話になるんでしょうね。理屈はともかく感情的には分かりますw

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