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【事件】配当、増配してればいいってもんじゃない【事例】

配当金生活的には、企業の配当意欲は非常に重要です。

出せる配当は出すべきだし、増配できるならするべきだし、そういう株を買うべきでしょう。

強烈な配当意欲を持つ企業に投資したい。

分かりやすいのは社長が大株主の会社です。

参考過去記事:絶対に配当金を出す会社?(配当金生活の銘柄選定)

増配すれば直接社長の収入も増えるので、これは分かりやすい経営陣と株主の利害の一致と言えるでしょう。口では何とでも言えるキレイ事より現実の利害の一致の方が確実です。

ただし、何でもかんでも配当、増配していればいいかと言えば、そういう訳でもありません。配当金の出どころは大丈夫でしょうか。


最悪の事例は江守グループホールディングスの件です。ここも社長が大株主でした。

江守グループホールディングス

平成24年まで日本酒の株主優待を実施していた江守商事と言えば憶えている人もいるかもしれません。

優待廃止後の配当金推移は、

平成24年 32円
平成25年 38円
平成26年 58円

と毎年めざましく増配基調で、平成27年予想は62円とさらなる増配予想を発表していました。

ところが、同社は平成26年10月に突然期末配当を未定とします。そして翌年に監査法人の指摘により四半期決算の延期を発表。特別損失の計上によりいきなり債務超過に陥ります。この年に民事再生法適用、上場廃止。

そう、同社は粉飾決算をしていたのです。それも相当前から。

毎年増収増益で、増配をしているにも関わらず江守グループホールディングスの株価は安く据え置かれていました。つまり業績好調の割には何故か割安高配当株です。

そうして見ると、株式市場のプロの目から見ると同社の数字は怪しいと思われていたのでしょう。なんせ増収増益にもかかわらず、営業キャッシュフローが5年連続マイナスという異常な状態だったのですから。

馬鹿を見たのは株主優待や配当金しか見てなかった一般株主です。

江守の事例のようにキャッシュフローを操作する粉飾が増えて、最近は一般の個人投資家も営業キャッシュフローに注目する人が増えた気がします。そして企業側の粉飾の手口も分かりやすいものが減って巧妙化しています。

いくらちゃんと配当を出すのが良い企業とは言っても、粉飾はいけません。とんでもない事件でした。

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コメント

No title
江守GHDはとにかく分かり易い事例でしたね。
増益を続けていたが、その利益の質がとても悪い。
アクルーアルズの値が大きくプラスが続いているので、どこかで大幅な業績の下方修正は予想できた数少ない事例でした。

ちなみに、僕の場合は倒産は分かっていましたが、訴訟リスクを恐れてブログでは何も書きませんでした。

結局は倒産翌日にブログを書いています。
http://blog.livedoor.jp/takachan1968/archives/28812327.html
Re: No title
> 江守GHDはとにかく分かり易い事例でしたね。
> 増益を続けていたが、その利益の質がとても悪い。
> アクルーアルズの値が大きくプラスが続いているので、どこかで大幅な業績の下方修正は予想できた数少ない事例でした。
>
> ちなみに、僕の場合は倒産は分かっていましたが、訴訟リスクを恐れてブログでは何も書きませんでした。
>
> 結局は倒産翌日にブログを書いています。
> http://blog.livedoor.jp/takachan1968/archives/28812327.html

よっ、プロ投資家!
冗談はさておき、そうですね、株主優待しか見てない優待投資家はバカ!というのがこの記事の裏の趣旨です。江守は分売で株主を増やした直後に優待廃止とかやってますし、分かりやすく善良というかバカな個人投資家をカモにした悪質な会社でした。

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