例えばある一般個人投資家が投資資金を国内外の株式と債券の4資産で、25%ずつ綺麗に分けるとします。

目的は分散投資によるリスク管理です。

金融機関はこのような分散投資の場合は、定期的なリバランスを推奨します。例えば値上がりした株式を売って、値下がりした債券を買い増して金額ベースで25%ずつに調整します。

しかしこういうやり方は本来の意味でのリスク管理からは外れています。実際、奨めてる金融機関自身や、もしくは専業の投資家などはリスク管理目的ではこのようなリバランスはやりません。逆にリスクが増えるからです。

どういうことかと言うと、「リスク」の定義はあいまいな事があるからです。その人がどういう意味で「リスク」という用語を使っているのかは確認した方がいいです。

金融機関や専業投資家にとっての「リスク」は、ずばり言って想定した範囲を超えておカネが減る事です。タネ銭が無いと商売が出来ませんから、この命金は厳密なリスク管理を行って死守しようとします。

おカネを守るのは簡単な話で、値下がりしてる資産を売れば良いのです。売ってしまえばそれ以上おカネが減る事はありません。逆に現に値上がりしてる資産を単に上がったからという理由で売ることはありません。これが真の意味でのリスク管理で、現に上昇を続けてる資産を売ったり、下がってる資産をどこかで反転する事を期待して買い増すのは逆にリスクを増やしてる事になります。

リバランスのやってる事はナンピン買い下がり売り上がりと同じだから、目的はリスク管理では無くより儲ける為のやり方と考えれば分かりやすいと思います。

4資産分散とかのバランス理論はあくまで分散投資によって異なる市場の値動きの平均値を取るやり方で、市場のリスクを全部引き受けるやり方です。

決して虎の子の資金を守る為のやり方ではありません。だからプロはやらないのです。いろんな商品を買わせて頻繁にリバランスさせれば手数料も稼げるから奨めているだけです。

金融関係者は投資は余裕資金で、失ってもいいおカネでやりなさいと口を酸っぱくして言いますが、彼らの仕事は逆でしょう。プロには失ってもいいおカネなんかありませんからね。一般投資家のおカネがどうなろうと知ったこっちゃないし。

小関式 心とカラダのバランス・メソッド



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