チャートで見る株式市場200年の歴史



このいささかマニアックな本に、IPO(新規上場株)の年間件数を調べて、マーケットが買われすぎか売られすぎかを示す指標として利用できる、と書いてあります。

この本によればIPOの件数が多い年は売り時であり、件数が少ない年は買い時です。多いか少ないかは過去2~3年と比べて多ければ売り時だと書いてあります。

ホントかよと思いますよね……ちょっと調べてみましょうか。

新規上場基本情報(JPXのサイト)

ここからデータを引っ張ってきます。2001年から2015年の東証1・2部とマザーズのIPO件数の合計と、各年の大納会の日経平均の終値を集計してグラフにしてみます。

新規上場市場はジャスダックもありますが、途中に大証が東証に合併されたりしててデータの継続性がややこしいので割愛させて頂きます。そういえば大証ヘラクレスとかもありましたね……

グラフにすると以下のようになりました。

IPO件数

うーん……過去2~3年と比べて多ければ売り時、というのはちょっと当てはまらないですね。IPO件数が多い時は売り時というのも怪しくて、2004年に売っていたらその後の歴史的な大相場を指をくわえて見ている羽目になった事になります。

前年比で増えたか減ったかというのは目安になるかもしれません。

目立つのは2005年と2007年のIPO件数の急減ですかね。この時、IPO件数が減っているのに株価はまだ上昇、もしくは高値をキープしていました。

2006年の株価のピークはライブドアショックがあった年で、2007年はサブプライム問題、2008年はリーマンショックです。

会社を上場させるという行為は会社の資金調達の一手段ですから、誰でも株価の高い時に上場させたいですよね。なるべくなら株価が安い時に上場はしたくありません。株価が高値圏の時は駆け込み上場が殺到します。ただマーケットは無限に新規上場の資金需要を吸収できる訳ではありません。

IPOブームの盛り上がりがピークアウトして、株価が高値圏にあるのに新規上場が急激に減った年が現れたら、ちょっと要注意かもしれないですね。まあどんな指標でも万能ではありませんが、傾向を見ると興味深いです。

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