十分な金を稼ぎ、すべての人々から遠ざかりたい。

映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」より


名言というか迷言?映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」より。

wikiによると主人公ダニエル・プレインヴューのキャラクターは実在の石油王Edward Doheny(en)とドラキュラ伯爵をモデルにしている……と言う事らしいです。

私は映画マニアじゃないので映画の薀蓄は置くとして、セミリタイア的に解釈します。

主人公のダニエルはカリフォルニアの山師から石油王に成り上がっていくわけですが、その人物像は競争心が強く人間嫌い、でもひとりでは生きていけないというややこしい性格です。

人間が嫌いでひとりになりたいだけなら、必要以上のおカネや成功は要らないのですが、そこは生来の山師的性格でどうしても競争に打ち勝ち成功してからでないと、引退は出来ないようです。

そして石油の採掘事業で成功しだすと、今度はひとりになるために自分と関わりあった人間をどんどん疎外していかなくてはならなくなるという……それでいて他人を信用できない分家族を求めるんですね。

アメリカンドリーム的な大金を稼いで大成功して余生を過ごしたい人間の心理には、どこかこの手の矛盾があります。メキシコの漁師コピペみたいな。



ダークな雰囲気の映画で救いも無いので愉快な気持ちになりたい人にはおすすめできませんが、20世紀初頭のカリフォルニアの荒野の雰囲気が楽しめるので私は好きです。

荒野でキャンプする所から始めてだんだん町が出来ていくんですよね。油田もの歴史ものとしても楽しめます。



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