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公的年金の短期の運用成績なんかどうでもいい。大事なのは利子配当所得。国民はGPIFを通じて配当金生活をしている。

公的年金の四半期ごとの運用成績が発表される度にマスコミが針小棒大に(特に損失を出した時に)報道しますが、くだらないですね。

それだけ国民の関心が高く視聴率やPV数が稼げるので報道するのでしょうが、関心が高いからこそもっと国民を啓蒙すべく公的年金の本質に迫る報道をして欲しいものです。欲しいだけで期待はしてませんけど。

GPIF:運用益が過去最高10.5兆円、内外株高と円安で-10~12月(ブルームバーグ)
↑さすがにこのわずかな期間でプラス10兆円というのは大きく報じられました。

ただですね……公的年金の運用というものは実質的には配当金生活と同じです。

運用しながら取り崩して年金給付にあてるといっても、いっぺんに現金化するわけではもちろんないので、評価額が短期的にいくら膨らもうがしぼもうが全然どうでもいいわけですよ。


収益額

GPIF 2015(平成27)年度 業務概況書 会見(PDF)からデータを引き写しただけです。債券比率の目標値はGPIFの中期目標計画によって変化しているので、いつから変わっているのか書き加えました。基本ポートフォリオの考え方(GPIF)



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これを見ると一目瞭然なんですけど、GPIFの収益の3分の2は利子・配当収入つまりインカムゲインなんですよ。公的年金は配当金生活をしている老人だと考えればいいでしょう。最終的にはほとんど取り崩して無くなる予定なのも老人チックですね。



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長期金利推移グラフ(日本相互証券株式会社)

最後にこの期間の長期金利の推移ですが、見ての通り絶賛低下中で2016年にはみなさんご存知のとおりついにマイナス圏に沈没してしまいました。

つまり公的年金という老人は現在は配当金生活を送っており、金利の低下によってもし株式の比率を上げなかったら年間約2兆円のインカムゲインを確保できない状況になっています。

債券の金利と株式の配当利回りは、逆転を繰り返してきた歴史があります。
2017年現在では金利より配当利回りが高いのが常識ですが、金利が配当利回りより高い時代もあったのです。

関連記事:「利回り革命」と「逆利回り革命」

債券運用が安心とか株式運用が危険とか、帳簿上いくら儲かったとか損したとかは枝葉末節のハナシで、国家規模の配当金生活のポートフォリオは歴史的な長期金利と株式配当利回りの推移をにらんで決めるべきです。

私も配当金生活を送っていますが、個人レベルのハナシなので機動的に対処できます。国家は大変ですね。


GPIF 世界最大の機関投資家




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