予想配当利回りというと一般に、企業が発表する予想配当に基づくものと、東洋経済の会社四季報の予想値に基づいて計算されるものの2通りがあります。

配当利回りの計算式はこちら→ 配当利回りについて(配当金生活の場合)


2通りある時点でだいぶハナシがあやしいのですが、とりあえず企業が発表するものから。

上場企業が決算短信の開示に合わせて来期の配当の予想額を公表するわけですが、配当というものは株主総会の決議で決定するものなので、あくまで経営陣の事前の「予想」に過ぎないわけです。

会社によっては1年以上前から来期の予想配当を発表するわけで、そこには当然個別の会社によって「クセ」が生まれます。
保守的に見積もって控えめな数字を出してくる会社と、楽観的な数字を出してきてホントに大丈夫?という会社があるわけです。

いつも大体大丈夫なんだから、(株価対策的に)もっと強気な数字を出せよと思う会社もあれば、強気な数字を出しておいてダメだったらあとで修正すればいいやと考えているフシがある会社もあります。後者は(株価的に)大変なことになる場合もありますね。

「予想配当利回り」がこうした会社予想をそのまま使ったものだと、当然注意が必要です。


東洋経済の会社四季報が予想する予想配当に基づいて計算される「予想配当利回り」の場合もあります。

証券会社で無料で見られる「予想配当利回り」は東洋経済からこうしたデータの提供を受けて計算しているものが多いです。
この場合は四季報記者のクセが出てきますね。

四季報の予想値って基本的に楽観的であまり信用できないと思うのですがどうでしょう?
マーケットも個別の会社予想と四季報予想のクセをだいたい織り込むことがあって、両者のどちらともかけ離れた数字を前提とした不思議な株価(ひいては予想配当利回り)になることがあります(笑)

株式投資ってこうした固有の「クセ」を見抜く目も必要で、結構数字だけの冷たいものじゃなくて人間的なものがあります。予想配当利回りというのは微妙なニュアンスがある用語です。


会社四季報 2017年 2集春号 [雑誌]




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