投資雑誌の高配当(好配当)人気ランキングにいつも顔を出す企業があります。

知名度の高い、誰でも知ってる東証1部上場の大企業が多いですね。


銀行・証券や商社株なども高配当で人気ですが、これらの業種は業績のブレが大きくあまり配当金生活には向かないのでここでは考えません。

そうすると残りはNTTドコモ(9437)やキヤノン(7751)などの、時価総額でもトップクラスの超大型株です。固い会社と考えられており、常に配当金狙いの投資家に人気があります。


規模が巨大で財務状態の良い企業は貯まったお金の使い道として、他企業の買収を繰り返す傾向にあります。

まあ、買収が上手い企業と下手な企業がありますよね。キヤノン(7751)は上手くてNTTドコモ(9437)は下手ですね。


お金のある大企業は他企業の買収を繰り返してますます巨大になりコングロマリット(複合企業)化し、経営が複雑になっていくので業績予想が難しくなっていきます。

チョコレートしか作ってないお菓子の会社と、金融から映画まで白物家電以外は何でもやってるソニー(6758)の業績予想のどちらが簡単かは言うまでもありません。


規模が小さくチョコレートしか作っていない会社には専門のアナリストがつかないので、これを分析するのは個人投資家の領分です。事業内容が単純なので、プロのやる仕事ではないし門外漢の個人投資家でも十分に理解できます。

NTTドコモ(9437)やキヤノン(7751)には専門のプロのアナリストがついて、日々分析しているので銘柄について知りたければそのレポートを読めばいいでしょう。

個人投資家が自分でこれらの巨大企業の分析をこころみるのは壮大な時間のムダに思えます。それがしたければプロのアナリストになった方がいいでしょう。


では、個人投資家がNTTドコモ(9437)やキヤノン(7751)に投資するのはやめた方がいいのか、配当金生活に向かないのかというと、そんな事は無いでしょう。

割安株投資の観点で考えるのはヤメて、これらの連続配当の実績のある固い企業は株ではなく一種のコモデティ(商品)と考えればいいでしょう。

コモデティとは原油やガソリン、金やプラチナ、トウモロコシや大豆などの「商品」の事です。

ガソリンはガソリン、トウモロコシはトウモロコシですよね?
大豆を買うとき(投資する時)に、大豆の成長性は?大豆を応援したいか?大豆は割安株投資の戦略に適うか?などとは考えません。

ただ大豆の現在の値段と過去の値段しか考えません。あまりに高ければ買えないし、安ければ買うでしょう。


NTTドコモ(9437)とキヤノン(7751)は私の配当金生活の主力銘柄でもあります。

もちろん本当はドコモやキヤノンは株であって商品でありません。株である以上は業績悪化による減配や株主価値を毀損するイベントの発生の可能性が常にあります。トウモロコシが常にトウモロコシの味がするのとは違います。

ただ、これらの固い企業は安ければ良い買い物であり、高ければ不満の残る買い物になる事が多いでしょうという事です。

どのくらいの値段なら買えるか?という事を普段から腑に落ちるまで調べて頭においておけば、株価下落時にはポートフォリオの空きを埋めるのに便利ですよ。

注意点としては、値ごろ感で買わない事、株価の上昇に幻想を持たない事、押し目買いはしない事ですね。配当の継続性と配当利回りだけを考える事です。


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