2017年末現在、株高で高配当株が少ない状況です。

しかし、状況はどう変化するか分からないので、ひょんな事で高配当株の買い場が訪れるかもしれません。その時の為に高配当株の銘柄選びのやり方、基本方針を確認しておきましょう。


初級・中級編

初級・中級者が心がけるべきは、表面的な配当利回りが高いだけで様々なリスクが潜んでいる地雷的な高配当株を避ける事です。

上級者にとっては自明の事であっても、投資雑誌で高配当株として推奨されている銘柄ではそこまでフォローしてくれないので、書いておきます。

気になる高配当株があるとして、まず四季報なり企業のIR(企業広報)ページなどで以下の項目を確認します。

1.一株利益
2.一株配当
3.(1.2から)配当性向
4.自己資本比率
5.利益剰余金と有利子負債
6.時価総額

こんなに確認しないといけないのかよ、と思う気持ちは分かります。雑誌の高配当株のおすすめランキングが常に人気があるわけです。

だから簡易的にちゃちゃっとチェックしましょう。

1の一株利益は高ければ高いほどよいし、増加傾向なら言う事はありません。これが減少傾向の銘柄はそれだけで除外して良いでしょう。あくまで簡易チェックです。銘柄は星の数とまではいかなくても数千銘柄もあるのだからさっさと次にいきましょう。

2の一株配当。これも減少傾向や増配減配の繰り返しで安定していないものは避けます。増配は加点ですが、減配はそれだけでアウトとみるべきです。

3の配当性向。高ければ良いというものでもないし、低ければ良いというものでもありません。簡易チェックとして、2期以上連続で100%を超える銘柄は何らかの訳ありなので避けます。

4の自己資本比率。簡易チェックとして40%以上なら倒産しにくいと見て一応合格。低すぎれば危険です。高すぎるのも株式会社としてどうかと思いますが、配当金狙いなら特に問題はありません。

5の利益剰余金と有利子負債。利益剰余金が少なく、有利子負債が多いと減配の可能性が高まります。財務が悪化すると配当金を出してる場合じゃないという訳です。では利益剰余金は多ければ多いほど、有利子負債は少なければ少ない方が良いのかと言うと、これも有利子負債ゼロで利益剰余金を貯めこんでいる企業は上場している意義が疑わしいのですが、配当金狙いなら問題ありません。分かりやすいですし。

6の時価総額。会社の規模を表します。あまり小さすぎると安定性はありません。配当だけが狙いなら最初から新興市場は避ける。これが一番簡単です。


なるべく簡略化したチェック方法ですが、これすら面倒臭いとかよく分からないという人は、SBI証券に口座を作って「分析」から、もしくはこのページでクォンツスコアを見るといいでしょう。

10点満点で「企業規模」のスコアが極端に低い銘柄と、「財務健全性」が極端に低い銘柄を避けて、あとは四季報に戻って1~3の項目だけチェックすればいいでしょう。これがもっともズボラなチェック方法。ちなみにクォンツスコアの「成長性」「割安性」「テクニカル」「市場トレンド」は機械的に判定しているだけなので、無視していいです。「企業規模」と「財務健全性」は主観の入らないデータと見ることができます。

こんな事分かってる、という人のために、次回は上級編です。

関連記事:高配当株の銘柄選びのやり方(上級編)
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