セミリタイアするためにはセミリタイア条件を満たせばよく、そのためにはまずセミリタイアの条件を考える必要があります。

私の考えるセミリタイア条件は次の3つだけです。

1 生活費を収入と資産で賄える
2 自分の役割、主題(テーマ)がある
3 家族の理解もしくは非干渉がある

内容について詳しくは関連記事をどうぞ。

関連記事:セミリタイア生活が成立する条件とは


2と3については個々人の問題ですが、セミリタイアブログで話題になるのはほとんどが1の生活費、収入、資産の関係でしょう。

収入については不労所得がメインになる事が多く、Googleで検索すると不動産、FX、株式投資などが主で情報商材に誘導するアフィカス……いや、商業的なサイトが多いですね。

商業的なサイトが全て悪いとは思いませんが、あんまりこれから資産形成する人には向いていないものが多いです。

理論上は誰でも出来る理想的な正攻法は、収入を増やしながら資産を積み上げていき、資産から生まれる収入の割合を増やしていって不労所得が生活費を上回った時点でセミリタイアするパターンです。いわゆる経済的自由を得た状態です。

理論上は可能でも実際に出来る人は少ないので、この基本パターンをかなりアレンジしていくことになります。


サラリーマンでは不労所得が生活費を上まわるのを待っていたらセミリタイアじゃなくて定年リタイアになってしまう、という人が多いので、不動産や株式、FXでレバレッジ(自己資本だけでなく借金して効率を上げる事)をかけるとか、ある程度リスクを取る必要を感じる人もいます。

生活費を下げるとサラリーマンの給料でもレバレッジをかけるまでも無い、という人もいて、さらにもう一歩進んでセミリタイアするのに不労所得が収入を上回る必要さえも感じなくなる人もいます。

数年~10年程度は働かなくても暮らせるだけの資産と、その資産を築く過程で身に着けた知識と経験があれば、サラリーマンを辞めても必要なだけ少しだけ働くだけで、容易にセミリタイアできるようになるでしょう。

ある程度の資産と知識と経験を積み上げるのが重要で、それでやっていける自信や見切りがつくのがセミリタイアする時期と言えるでしょうか。

定年退職まで勤め上げて老後は退職金と年金と社会保障に頼って趣味に生きるという、旧来の引退モデルを単純に前倒ししただけでは上手くいかないでしょう。

一般にセミリタイアというと預貯金と不労所得の額しか考えないのは、旧来の引退モデルを流用しているだけの人が多いからです。

現時点で寿命が延び続けて老後はどんどん長くなるし、退職金や年金は減るわ社会保障は削られるは、これらの老後不安は煽り抜きで事実です。

だからと言って過酷な労働に耐えて定年まで勤め上げ、老後不安から逃れるために定年後も働き続けるという選択肢はまあ、セミリタイアブログ的にはありません。


セミリタイア条件の1番、生活費を収入と資産で賄えるというメドがつけば、基本的にはいつセミリタイアしてもかまわないはずです。

セミリタイアしてみれば実感しますが、このハードルは意外に低いです。それでもやらない人が多いのは、2番と3番の条件のハードルが意外に高いからです。

2番3番の条件を満たすために、資産額に頼ったり肩書きに頼ったりするとこのハードルも一気に上がります。

会社に勤めていれば曲がりなりにも自分の役割は与えられるし、資産額が十分に多ければ周囲の理解も得やすいでしょう。しかしそれらに頼るような人だと、やはりセミリタイアしてもうまく行かない気がします。


セミリタイアするための方法論としては、資産を築く過程で知識と経験を積むこと、不労所得はある程度作る必要があるが多額の不労所得は必ずしも必須ではないこと、サラリーマンの定年退職の延長線上で考えない事、社会的な地位や資産額に頼らずに自分のテーマを作り家族の理解を得られる環境を作る事、というやや抽象的な話になります。

特に後半は考えるだけで面倒臭いという人が多いので、てっとりばやく大金を稼いで不労所得だけで暮らし、自分の資産を運用する会社を作って肩書きを得、家族にはお金を渡して理解を得るという具体的で分かりやすくて安直な方法が人気があるのでしょう。

そこまで出来る人もやる人も少ないでしょうし、ハードルが高い割に案外楽しくないかもしれません。ある程度の肩書やお金はあった方が楽でしょうが、どうもセミリタイア論は極端から極端に流れるきらいがあります。

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