10年前、20年前に比べると日本株もフェアバリュー(適正価格)に近づいてきたと言われます。いや、言われる事は少ないかもしれませんが、私はそう実感しています。

フェアバリュー(適正価格)とは株価の相対位置が高い低いというのとは少し違った概念で、そもそも株価はどうやって決まるのかという世界共通の目安みたいなものです。

純資産額や配当利回り、収益性や成長力などの目安から適正な株価を割り出し、市場参加者の合意によって株価は形成されていきます。

フェアバリュー(適正価格)でないものの値段と言えば、例えば1980年代末から1990年代はじめのバブル、21世紀初頭のITバブルが挙げられます。

このころはそもそもフェアバリュー(適正価格)という考え方が希薄で、世界基準に従わず日本独自の相場感で株価が形成され、株価を説明する理屈は後からついてくるような感じでした。実際に現在は使われていない異常な株価を正当化するための新指標が考え出されていたりします。まあそれがバブルというものかもしれませんが……

現在だと誰にも説明のつかない、説明しようがないフェアバリューでないものといえばやはりビットコインですね。フェアバリューの基準そのものが存在しない。

さてこのブログは配当金生活ですから、やはりフェアバリューの判定基準として目をつけるのは配当利回りになります。

日本企業も年々株主還元や配当に目を向けるようになってきましたから、以前よりは配当利回りを足ががりに株を買う環境は整ってきました。

現在の米国株が割高と言われるのは、PER(株価収益率)の上昇よりもむしろ配当利回りの低下が原因に挙げられます。

今やS&P500よりも日経平均の方が配当利回りが高いのです。


初心者向けのアドバイスですが、株を買うタイミングが分からない、買い増しのタイミングが分からない、株を売るタイミングが分からないという人には、フェアバリュー(適正価格)を意識することをすすめます。

フェアバリュー(適正価格)の基準のひとつとして配当利回りに着目して、配当利回りが目標の基準を上回った時点で買いを入れるのです。

目標の基準が高すぎ欲張り過ぎるといつまでも買えず、機会を逃すかもしれませんし、

かと言って低すぎると割高な状態で買ってしまい、ちょっと市況が悪くなると含み損になり投げたくなるかもしれません。

初心者は株を買うまでは株価が下がる事を望み、株を買った後には株価が上がる事を祈っています。ここにはフェアバリュー(適正価格)という考えがありません。株価は上がっても下がっても良いと考えるべきです。

一発勝負で株を仕入れるより、タイミングを分割して平均値を有利にする考え方の方が実戦的で、分割買いはドルコスト平均法のパッシブ投資だけでなくタイミングをはかるアクティブ投資でも有効です。

昔から相場の世界で使われてきたナンピン3分割などはその古典的なやり方なので、参考にすると良いでしょう。これは長期投資でも短期投資でも使えます。労多くして益少ない一発勝負よりは確実に勝率が高まります。↓

この記事の参考記事:配当金狙いの株の買い方の一例

以上、「フェアバリュー(適正価格)とは何か?配当利回りを足がかりに分割で株を買う」の記事でした。

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