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関連記事:こんなに儲けていいのかしら。信用評価損益率について。

信用評価損益率は信用取引している投資家がいくら含み損を抱えているかをあらわす指標です。

日々公表される松井証券の信用評価損益率を監視していると、相場に参加している個人投資家のふところ具合を数字で確認できるので、相場の体温みたいなものが感じられます。

※松井証券の店内だけの数字です。他には二市場(東証・名証)の信用評価損益率が公開されてます。速報性が無いので体温としてはすでに下がってると思います(笑)

相場の天井を予想するには、かなり有効な指標だと思っています。

総悲観は買いだとか、楽観は売りだとか、靴磨きの少年(今時そんなのいませんが例えとして)が株の話をしたら天井だとか、もっともらしいですが感覚的な話はあまりアテになりません。

投資家のカン、というものはあると思いますが、それはあくまで各種の指標、具体的な数字を把握して総合的に判断した上で、「カン」と呼ばれるものが働いてくるのだと思います。

信用評価損益率もそのひとつです。

そう考えればあながち非科学的な話でもありません。





信用評価損益率は、通常はマイナスになっています。つまり含み損の状態です。

これは信用取引をする人は、利益が乗って損益がプラスになるとさっさと決済して利益確定してしまうからです。

信用取引は金利などのコスト負担があり、売り方なら逆日歩の心配もあるので基本的に短期決戦と考える人が多いのです。

個人投資家の売買がそんなにヘタクソだとは思いませんが、そういう理由で信用評価損益率はマイナスになるのが普通だと考えて下さい。

一般的に、信用の買い方の評価損益率がマイナス20%に近づくと「追証」がかかり、「投げ売り」が発生して目先の底、逆に0%に近づくと総楽観で天井が近いと言われています。


ところが、日経平均10万円という強気な声も聞かれた2018年の1月に、この信用評価損益率(買)がプラスになるという珍事が発生しました。

これはアベノミクス初期の2013年以来のことで、かなり珍しいです。

信用評価損益率(買)がプラスということは、すでに利益確定した人を含めて、信用取引をしてる人は誰でもみな勝っている状態で、何か異常な事態が進行している象徴ともいえます。

案の定、月末には過熱した投機気運のシンボルだった仮想通貨が崩れ始め、2月に入ると株式市場も暴落してしまいました。


ただし、信用評価損益率(買)がプラスになるとただちに天井、というわけでもありません。

前回の2013年の例では、この年はアベノミクス初期の年です。

信用評価損益率が年初にプラスになってから(選挙も終わったしそろそろ調整か?という声もありました)、株価はなんとそこからさらに棒上げに上げ続け、春先まで数か月にわたって歴史的な株価上昇を演じました。

いやあ、あれは凄かったですね。この先もそうそうは無いことでしょう。

ようするに、信用評価損益率(買)がプラスになるのは珍しい事であり、プラスになった時は何か異常な事が起こっているという事です。

歴史的な大相場に突入するか、はたまた大天井になって相場の転換点になるか……

それは分かりませんが、いずれにしても松井証券の信用評価損益率は監視する価値はあると思います。口座を開いている人だけが当日更新分の指標を確認する事ができます。

外部リンク:信用評価損益率のご紹介(松井証券)



補足記事も読んでください。

関連記事:株価の底はいつなのか?松井証券の信用評価損益率で需給面と心理面から考える
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