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信用評価損益率の見方の補足記事です。

前記事:松井証券の信用評価損益率は相場の天井を予想するのにかなり有効

騰落レシオなどの「売られすぎ、買われすぎ」指標は先行性があり、ピークをつけてからしばらくして株価の方もピークをむかえる(傾向がある)と言われています。

いっぽう、信用評価損益率の方は割とすぐに株価と連動している傾向があります。だから速報性が大事なのです。

松井証券の限られた店頭データとはいえ、即日の数字が夜には確認できるのは貴重です。

当日データは松井証券に口座を持っている人(希望者のみ)しか確認できないので、口座を持っていない人は開いておく事をお薦めします。





前記事で、信用評価損益率が株価の天井を予想するのにある程度有効なのは分かりました。

では株価の底を予想するのはどうかというと、こちらもかなり使えると思います。

一般に信用評価損益率がマイナス20%に近づくと目先の底になりやすい、と言われています。

マイナス10%を超えたあたりで信用取引の個人投資家の損切りが始まり、マイナス15%あたりで損失が耐えがたくなり、マイナス20%あたりで総悲観となって最後の投げ売りがあって底打ち、というのが一応の目安です。

通常の調整だとマイナス15%まではなかなか行かず、なんとかショックレベルだとマイナス20%前後まで行くのがイメージですかね。


まだ記憶に新しい人も多い直近の例で言うと……


チャイナショックがあった2015年の8月25日にマイナス19%弱でこの年最大のマイナス。

そこから約一か月後の9月29日に再びマイナス17%台を記録して、この時株価も大底をつけました。

しかし凄かったのはむしろその翌年で、

年明けから株価の下落が続いた2016年の1月21日にマイナス21%。

日銀マイナス金利ショックが直撃した2月12日にはマイナス26%弱まで行きました。

この時、同時に株価もいったん底。信用評価損益率が異常値を出した時はだいたい行き過ぎた値動きになっているので、おおむねそのようになりやすいのです。

その後は春先にかけて株価は回復基調だったのですが、だんだん雲行きが怪しくなって6月24日にまたマイナス19%台を記録。

株価も同時に数年来の大底です。以来、日経1万4000円台から2018年の2万4000円まで1年半も大した調整もなく上昇を続けました。

関連記事:大損して心が折れかけている人へ(改定版)


振り返ってみると2017年の相場は異常で、信用評価損益率がマイナス10%を大きく超えることすら、ほとんどありませんでした。マイナス15%にはかすりもしていません。

2018年は2月現在早々にマイナス10%を超えたようですが、年初からの急上昇でまだ余裕のある人が多いのか、まだまだ数字的には大した事はありません。

(※数字は松井証券店内のもの)

まだ悲観が足りない、という事で、ここからは大して上昇が望めないわりに、さらなる急落の危険がありそうな事が数字からは読み取れそうな気がします。

2017年の相場が異常だったせいで、「カン」が狂ってる人が多いのかもしれません。


外部参考リンク:【限定サービス】当日更新分のネットストック投資指標について(松井証券)

注意として、松井証券の信用評価損益率は口座にログインしなくても見る事はできますが、当日更新分を確認できるのは口座を開いている人のうち希望者に限定されます。

信用評価損益率は騰落レシオなどの先行指標と違って速報性が大事なので、口座を開いておくことをお薦めします。





最後に蛇足ですがちょっと大事な事があります。

例外中の例外になりますが、リーマンショックの2008年は信用評価損益率がマイナス20%越えはあたりまえで、マイナス30%台を連発して最高でマイナス40%弱を記録するという、ワケのわからん事になっていました。

さすがにこのレベルの経済恐慌がひんぱんにあっては困りますが、ここまで行くとあらゆる指標は役に立たなくなるという事は、頭のスミにでも置いておいた方が良さそうです。

外部参考リンク: 2市場信用取引残高 (一般信用と制度信用の合計)

↑2001年からのデータはここで見られるので便利です。

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