そんなに数は多くないのですが、セミリタイアしてから何回か、仕事を辞めたいのだがどう思う?という相談を受けた事があります。今でもなぜか定期的にあります。

そのたびに毎回、本気で辞めたいなら可及的すみやかに辞めるべきだ、辞めろ辞めろ、今すぐさあ辞めろと言っているのですが、いまだに辞めた人がひとりもいません。

実際に仕事を辞めている私に相談してくるぐらいだから、ある程度は本気の人ばかりだと思うのですが、それでも実際に辞める気配が無いのは何故なのか。

まあ私の徳の無さが原因かもしれませんが、こんな事が続くと親身に話を聞くのが馬鹿らしくなります。


皆さんの職場でも仕事辞める辞めると定期的にほざいてる人がひとりやふたりはいるでしょう。

そういう人は仕事を辞めるというのが口ぐせのようになっていて、単に愚痴を言っているだけであったり、周囲にかまって欲しいだけだったりするので、まあ本気で言ってる訳ではないというのは分かります。


でもセミリタイアブログ関係の人や、私に相談を振ってくる人はある程度は本気だと思いたいんですけどね。


一方で、本気で仕事を辞めるつもりがある人は、人に相談などはしません。

退職の意思をあまり前もって周囲に知られると、仕事環境のうえで基本的に良い事はないからです。

基本的に退職するのに根回しは必要なく、本人の辞めたいという意思表示があればいつでも辞められます。誰も止められません。

なので本気で退職する人は、情報が漏れないように誰にも相談せずひとりで周到に計画してから、ある日突然辞めます。

用意が出来てるのでさしたるトラブルもなく実にスムーズです。

このため周囲からすると、いきなり辞めたように感じられて驚かれるかもしれません。しかしその驚きも一瞬で、しょせん辞める人の事などどうでも良いので、また日常の業務に戻っていきます。組織などそんなものです。


いきなり辞めると人に迷惑がかかる、と考える変に善良な人もいるかもしれませんが、こういう人は利用されがちです。むしろ本気で辞めたいなら人に迷惑をかけてでも辞めるべきです。

会社組織は学校の部活動では無いので利害関係だけで成り立っています。辞めるのを引き留める人は、基本的に自分の事しか考えていません。

まれに辞める人を心配してくれる良い人もいますが、善人ほどタチが悪い面もあるので、それが良いか悪いかは微妙なところです。


立つ鳥跡を濁さず、という格言がありますが、あれはウソなので本気にしないで下さい。

鳥害に悩まされた経験がある人は分かると思いますが、鳥には翼があり機動力に優れるので、地上をはい回る人間の事など気にせずむしろ汚しまくります。

同じ業界内で転職する場合などはあまり悪評がたつと支障があるかもしれませんが、そうでない場合は通常辞めた人の事などすぐに誰も気にしなくなるので、心配しなくてもいいです。それだけ会社組織というのは閉鎖的な所です。辞めてみれば分かります。



言いたい事は、仕事を辞めるのに必要なのは、辞めたいという固い意志だけだという事です。

その他の事は重要ではありません。

仕事を辞めた場合と辞めなかった場合の損得の計算など、小さな事です。それより辞めてから自分が何がしたいのかという事の方が重要です。

仕事辞める辞めると言ってる人の相談を受けるなら、仕事を辞めてこういう事をしたいと思うのだがどう思う?という前向きな相談だけを受けたいものです。


※仕事がつらいから緊急避難的にとりあえず辞めて後の事は後で考える、というのはアリです。ただしその相談はメンタルクリニックの領域かもしれないので私は関知できません。この場合も下手に上司などに相談すると辞めてどうするんだ、などと意味のない説教を食らうかもしれないのでやはり相談しない方が良さそうです。
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