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早期リタイア達成後のインデックス投資について

相互リンク先の高等遊民の備忘録の遊民さんから、先日の記事の詳細な回答を頂きましたので、紹介と合わせて私の回答を記事にします。実は、ちょっと遊民さんの反応を期待してたんですよね。

注意!もの凄い長文でグダグダ書いてます。お暇な人だけじっくり読んでください。時間と気持ちに余裕のない人にはオススメしません。

早期リタイア後もインデックス運用を継続中←遊民さんの記事です。

さいもんさんの素朴な疑問の裏には、「リタイア後にはリタイア後に相応しい資産運用の仕方があり、それはインデックス運用ではない」という考えを暗に含んでいるように感じられます。
だとすれば、それは一体どんな運用方法なのでしょうか? さいもんさん自身が実践している高配当日本株のホールドがそれに該当するというのであれば、世界市場でのインデックス運用よりも優れている根拠を示して欲しいと思います。


私の悪文から無理に行間を読んで頂いたようで、申し訳なくまたありがたく思います。
回答ですが、私は運用方法(投資手法)に優劣は無いと思ってます。
パッシブ運用もアクティブ運用も本来はイーブンなはずです。

どんな運用方法を採用するにせよ、数十年後の運用結果がどうなっているかは「わからない」としか言えません。実践面が大事とは言っても予め未来の事象を知るすべは無い以上、理論的に正しいことに賭けるのが最も合理的な選択だと私は思います。


その通りです。期待値の有利な方へ賭けるのは投資家の基本です。
膝を打って賛同します。

理論上正しい選択をしても「実際は駄目だったわ」に終わったらどうするのか? その駄目な結果に合わせて生き方を下方修正していくだけのことです。


これは投資家としてでは無く、早期リタイア者としては納得できます。
早期リタイア者は投資リスクのコントロール以上に、生活防衛の技術に長けた人が多いというが実感です。

もし駄目だったら「洒落にならない」と感じてしまうほど経済的リスクに敏感すぎる人は、単にその運用方法が自分のリスク許容度をオーバーしているだけのことなので、ポートフォリオを見直すなどしてリスクを下げればよいのです。


これはリスク管理の話ですね。その通りだと思います(こればっかりや)

失われた20年って日本市場という、時価総額にして世界の10%にも満たない市場での出来事ですよね。
もし1995年からの20年間を世界市場ポートフォリオでインデックス運用していたら、理論通りの素晴らしい結果になっていたのでは?


失われた20年というのはひとつの例えですが、過去の例で言うとダウは1929年の高値を1954年までの25年間抜けませんでした。もしアメリカ本体がコケたら国際分散投資の意味もほとんどなく世界経済全体がこれくらいの期間低迷することはありうるということでしょう。大昔の、極端すぎる例なのでこれ以上強弁はしませんが。
もっとも私はインデックス投資の意義自体は否定していません…

リタイア達成からわずか1年後にリーマン・ショックの洗礼を受けた私が、リタイア後も資産を取り崩しながらインデックス運用を継続しているサンプルです。暴落時に追加投資なんて必要ありませんでした。ただじっとしていれば嵐は過ぎ去り、資産残高は力強く回復しました。


ここなんですが、遊民さんの行動は完成形のインデックス投資家の行動だと思います。
さらっと書かれてますが、無職で追加資金も無い状態で、ただただ下落に耐えることができるのは凄いことです。
いくら国際分散投資で痛みを軽減してあるといっても、減ってるのは事実ですからね。

遊民さんは2億円以上の十分な資産を持って安全圏からインデックス投資をしている人ではありません。遊民さんの場合、自分を訓練してインデックス投資について良く理解しているからこういう行動がとれるのです。
万が一投資に失敗したら、「人生を下方修正する」と仰ってます。
哲学を持った人でないとなかなかこういう振る舞いは出来ません。

私の元記事を読んで頂けたらわかると思いますが、あれはあくまで早期リタイア者や早期リタイア志望者に向けて書いてます。「インデックス投資家」に向けて書いたものではありません。

給料をもらって定年まで安定して勤め上げるというタイプの人には、見切り発射的な早期リタイアという人生を選んだ、あるいは選ばさるを得なかった人の気持ちは分かりません。

2億円以上の十分な資産を持って早期リタイアできる人は極小数です。
安全圏が存在しないのなら、早期リタイア者は「哲学者」か「相場師」、もしくは優れた「生活者」(ドケチ…ってことかな)になるしかありません。

自分がそのいずれでもないと感じるなら、「形だけのインデックス投資」にいつまでも頼るのは危険ではないのか?というのが私の疑問というか、まあ老婆心ですね。これは安全圏を持たない早期リタイア者としての覚悟の問題です。
つまり、本格派の「インデックス投資家」を批判しているわけではありません。

逆に、インデックス運用で暴落に耐えられないのだとすれば、一体どんな運用なら耐えられるのかなと思います。そんな魔法のような方法があるなら私も知りたいです。


もう結論は出てますが、安全圏が存在しない以上、暴落に耐えることができるかどうかは個人の資質に左右されます。
パッシブ運用なら耐えられるとか、アクティブ運用なら耐えられるとかそういう問題ではありません。
「形だけのインデックス投資」をしてきた人には耐えられないのではないか、という疑問です。

ちなみに、私のようにアクティブ運用をしてきた人が耐えられなくなるのは自己責任です。だから問題にしてません。
魔法はありませんね。私はアクティブ運用者なので、暴落に耐えなければならないような状況に陥らないように精進しようと思います。

最後ですが、「だったらまぎらわしい記事を書くんじゃねえ!」「インデックス投資の批判かと思うだろうが!」というお叱りはごもっともだと思いますが、あくまでここは個人のブログであり、論文発表の場ではありませんからご容赦ください。
普段から無職の分際で好き勝手なことを言ってるだけのブログであります。

蛇足:私は「インデックス」と「個別株」、「パッシブ」と「アクティブ」、「早期リタイア者」と「サラリーマン」、「持ち家派」と「賃貸派」、「きのこ派」と「たけのこ派」、といった対立軸には興味はありません。それらはイーブンだと思ってますので、議論はご勘弁願います。
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コメント

No title
いろんな意見があるものだと感心しました。
最終的には個々人のスタイルによるのでしょうね。
「インデックスは歴史的にアクティブ運用より平均的に勝る」からインデックス投資を選ぶのか、「個別株投資で勝ち続けている人が少数派であれば、その少数派になるために努力しよう」として個別株投資を選ぶのか、それも人それぞれですね。
他の事に時間を使いたい人はインデックスのほうが良いかもしれません。個別株投資が好きな人は個別株のほうが良いように思います。暴落の苦痛も銘柄研究に費やす労力も含めて全て好きならば、いつかは「勝ち続ける少数派」になれる可能性は高いと思います。
ピーター・リンチも「時間と熱意があれば」という条件付きで個別株投資が最高だと言ってますが、やはり「はるかに多くの努力を要する」とも述べています。バフェットがインデックス投資を推奨しているのもあくまで標準的な金融リテラシーの人向けのアドバイスだろうと思います。
よく考えたら私自身もアドバイスを求められた時は相手のリテラシーに合わせてインデックス投資を薦めることもありました(笑)。早期リタイアを目指して努力を惜しまない覚悟と執念がある人に対しては個別株分析の手法をアドバイスしますし、魚の釣り方ではなく魚を欲しがる人にはインデックスです。
Re: No title
> いろんな意見があるものだと感心しました。
> 最終的には個々人のスタイルによるのでしょうね。
> 「インデックスは歴史的にアクティブ運用より平均的に勝る」からインデックス投資を選ぶのか、「個別株投資で勝ち続けている人が少数派であれば、その少数派になるために努力しよう」として個別株投資を選ぶのか、それも人それぞれですね。
> 他の事に時間を使いたい人はインデックスのほうが良いかもしれません。個別株投資が好きな人は個別株のほうが良いように思います。暴落の苦痛も銘柄研究に費やす労力も含めて全て好きならば、いつかは「勝ち続ける少数派」になれる可能性は高いと思います。
> ピーター・リンチも「時間と熱意があれば」という条件付きで個別株投資が最高だと言ってますが、やはり「はるかに多くの努力を要する」とも述べています。バフェットがインデックス投資を推奨しているのもあくまで標準的な金融リテラシーの人向けのアドバイスだろうと思います。
> よく考えたら私自身もアドバイスを求められた時は相手のリテラシーに合わせてインデックス投資を薦めることもありました(笑)。早期リタイアを目指して努力を惜しまない覚悟と執念がある人に対しては個別株分析の手法をアドバイスしますし、魚の釣り方ではなく魚を欲しがる人にはインデックスです。

この手の論争にはもの凄いエネルギーと長文を必要とするのでちょっと後悔しています。
Twitterとかは一番向きませんね。

私は人には投資は薦めません。
人にアドバイスを求める時点で適性が無いと思います。
インデックス投資は一見簡単そうで奥が深いから、なおさらやっかいなんですよ。


No title
確かによく理解している投資家ほど人に投資はすすめないのでしょうね。
私も不動産投資でも株式でも人に勧めることはないです。
それくらい紙一重で難しいものだと思いますし、1番はリスクに対する耐性があるかどうかは実際にポジションを持ってみないと本人もわからないのでは?と。
そういう意味でインデックスに限らず理論と実践は違うとのご意見は御尤もです。

ダウの犬図書館で無事借りれました。神戸はネットで蔵書確認できるので午前中に確保しました。分かりやすい感じでしたのでよく読んでみます。
ありがとうございました。
Re: No title
> 確かによく理解している投資家ほど人に投資はすすめないのでしょうね。
> 私も不動産投資でも株式でも人に勧めることはないです。
> それくらい紙一重で難しいものだと思いますし、1番はリスクに対する耐性があるかどうかは実際にポジションを持ってみないと本人もわからないのでは?と。
> そういう意味でインデックスに限らず理論と実践は違うとのご意見は御尤もです。
>
> ダウの犬図書館で無事借りれました。神戸はネットで蔵書確認できるので午前中に確保しました。分かりやすい感じでしたのでよく読んでみます。
> ありがとうございました。

基本的に自分で自分の大金を運用したことのない人のいうことは信じないほうがいいですね。
そういう感覚のわからない人の話は噛み合わないので、あまり真面目に聞く気がしません。
逆にわかる人は話が早いです。
No title
長い!w
一応読みました。
私のような面倒くさがりやにはインデックス投資が一番ですね。
それも中途半端にならず徹底して。
暴落しても確かに生活レベルを下げる生活力はあります。
その気になればシェアハウスでもテント暮らしでもOK,そこは僕の強みかな。
Re: No title
> 長い!w
> 一応読みました。
> 私のような面倒くさがりやにはインデックス投資が一番ですね。
> それも中途半端にならず徹底して。
> 暴落しても確かに生活レベルを下げる生活力はあります。
> その気になればシェアハウスでもテント暮らしでもOK,そこは僕の強みかな。

優れた生活者という点では招き猫の右手さんは達人級ですので心配いりませんね。
早期リタイア業界の内輪の話なのに、頭の固い本格派の人が絡んでくるので困りますよ。
こんな長文必要ないんですけどね。
No title
おぉ!人気テーマなんでしょうか?「インデックス投資」に俄然興味が湧きました。銘柄選びが好きなので、今までずっとスルーしてきましたが、疑問は沢山あるんです。

「インデックス」だと、大量解約を免れるのか?もしくは大量解約があっても影響を受けない仕組みがあるのか?辺りからぼちぼち調べることにします。理解ゼロスタートなので、暫くは楽しく過ごせそうです。

ところで、昨日から常連さんの招き猫の右手さんのブログを最初から読ませてもらっていますが、達人級の優れた生活者という表現が本当にしっくりきますね〜。リタイア界は凄い人だらけです!
Re: No title
> おぉ!人気テーマなんでしょうか?「インデックス投資」に俄然興味が湧きました。銘柄選びが好きなので、今までずっとスルーしてきましたが、疑問は沢山あるんです。
>
> 「インデックス」だと、大量解約を免れるのか?もしくは大量解約があっても影響を受けない仕組みがあるのか?辺りからぼちぼち調べることにします。理解ゼロスタートなので、暫くは楽しく過ごせそうです。
>
> ところで、昨日から常連さんの招き猫の右手さんのブログを最初から読ませてもらっていますが、達人級の優れた生活者という表現が本当にしっくりきますね〜。リタイア界は凄い人だらけです!

招き猫の右手さんのところ、最初から読むのも凄いですね。
毎日一回以上更新されてるからなかなか読むのが追いつきませんよ。

インデックス投資の勉強をするなら、こんなブログよりも有名なインデックス投資家さんの有名ブログを読んだ方がいいでしょう。「インデックス投資日記@川崎」さんなんかいいですよ。
No title
横からですが、
えっ、最初から読んでいただいているんですか、のろのろさん。
何か気づいたことがあればコメントいただけると嬉しいです。
No title
オススメブログまで教えて頂いて、大感謝です!
kenzさんもまた研究熱心で凄い方ですね〜。インデックスファンドの世界も奥が深くて、暫く出てこれないでおりました。

これまで指数は指数、私は私、ベンチマークは必ずしも必要じゃないのでは?と、ある意味負けてて全然平気でしたので、このカテゴリーの考え方は、凄く面白いです。

2013年春からインドに住んでいたので、同5月以降の大調整をフラジャイルファイブ目線で見学しました。資金の引き上げが最も壮絶だった様にみえた「ファンド」への恐怖心が未だに拭えておりません。

やっぱり最悪の日はハンドピックの銘柄達と迎えたいという気持ちが強まりました。そしてさいもんさん風に言うところの「死んだふり(←大爆笑でした)」を決めこもうと…

今回目先が変わったことで、やっと殻から出てこれるかもしれません。ありがたや〜。です。

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