トヨタの新型株は非常にユニークな設計で、今までこういった商品が存在しなかったためにその特性を正しく掴むのは手間がかかります。

今までの常識で株とはこういうもの、債券とはこういうものといったイメージを持っているために、いまいちこの新型株が腑に落ちないのです。

そこでちょっと極端ですが、理解を助けるために実例を考えてみました。

名づけて、「ひとりトヨタ新型株配当金生活」です。

まず私が血迷って全ての資産を売り払い1億円を作ったとします。
これを全てトヨタの新型株にぶち込みます。

トヨタの株価は10000円、新型株の額面は12000円とします。

配当金は(面倒なので税金は考えません)、

1年目 50万円
2年目 100万円
3年目 150万円
4年目 200万円
5年目 250万円

になります。1年目に予めまとまった金額の生活費を用意しておけば地味に暮らしていけそうです。
この平均利率1.5%はトヨタの社債を大きく上回りますが、トヨタの普通株の配当利回りよりは下です。
もちろん株主として議決権も行使できます。

さて、5年目終了時のトヨタの株価は不振で10000円を大きく割って終わりました。普通株なら大損ですが、新型株は5年目以降トヨタが額面で買い取ってくれるので損失はありません。新型株で助かりました。地味な5年間が終わりました。

5年目終了時の株価が13000円だった場合。この場合は普通株に転換するとして、額面との差額1000円が利益になります。こんなことならトヨタの普通株を買っておけば利益は30%、プラス毎年2%以上の配当が得られました。しかしそれはタラレバで、元本確保的な商品を選んだのだから仕方ありません。微妙な5年間です。

最後のケースは、バブルが発生して株価が36000円になった場合です。
普通株なら3.6倍、新型株なら3倍の値上がりですが、ここまで来るとその程度の差はもはや気になりません。
私は「ほぼノーリスク」で3億円以上の現金を手にして、米国債でも買って真の配当金生活に入るとします。


つまり新型株は宝クジ的なオプションの付いた債券のようなものと考えればいいでしょう。

5年の間にトヨタが倒産するか、激しいインフレになってしかもトヨタ株が暴落するという最悪の不況がやってこないことを祈りつつ(5年間は泣こうが喚こうが換金できません)、私が「トヨタ新型株配当金生活」を送ることは悪くない選択かもしれません。

(実際は額面はまだ未定、そもそも買いたいだけ買える訳はありません。他にも不備があるかもしれないので参考までにお願いします)
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