以前、「日本版となりの億万長者」を誰が書いてくれないかな、と言いましたがあることはあるのです。
ただそれらの本は「となりの億万長者」以降に書かれた本で、厳しい言い方をすると「となりの億万長者」の劣化版にしかなってないのです。やはり2番煎じは駄目で、何か新しい切り口が必要です。

「となりの億万長者」は世間一般の億万長者のイメージを逆手に取って、「実はお金持ちは皆質素な生活をしている」というデータを出して「ギャップ受け」を狙った本です。それが当たって本はロングセラーとなり著者も大金持ちになりました。この本の特徴は読者である庶民に大変受けがいいことです。「となりの億万長者」を読んで金持ちに腹を立てたいう話は聞きません。

読者である庶民が共感できず腹を立てるような、金持ち独特の行動様式を分析した本は無いかと探していたらありました。「お金持ちの教科書」がそれです。

「お金持ちはやっぱり消費している」
普段から資産家を相手にする信託銀行マンによれば、

彼によれば、お金を持っている人は、程度の差こそあれ、それなりに派手な消費をしているという。”慎ましい生活を送る本物のお金持ち”というのは、彼によれば「我々お金のない庶民が作り上げた、金持ちはこうあってほしいという願望」なのだそうだ。


「となりの億万長者」に出てくる倹約家の金持ちは金融リテラシーの高い庶民に過ぎないので、やはり本当の金持ちは消費しています。考えてみれば当たり前の話です。

庶民の世界は、金持ちの真似をして消費した結果財産を築けない人と、倹約に励んだ結果富裕層の仲間入りはできたが消費行動はやっぱり庶民という人で構成されています。

本当の金持ちは消費している。これは当たり前として、では消費しない金持ちのイメージはどこから来たかと言うと、著者は本当の資産家と代々続く旧家の話がごちゃまぜになっているから、としています。

確かに没落しかけている旧家というのはストックは多いがフローは少ないのです。資産を少しずつ切り崩しながら慎ましく生活しています。この調子で相続を重ねて行けばいつかなくなります。

考えてみれば資産を切り崩しながら生活する庶民セミリタイアは没落貴族みたいなものです。貴族は家名を残さねばなりませんが、庶民は気楽なものですからかえって使い出があるかもしれません。

この本はとにかく面白いですが、庶民目線だと共感は出来ないと思います。もっとも庶民が共感できるような価値観だと一生金持ちには成れないので、どうしても金持ちになりたい人は考え方を見直す必要があります。

私も庶民ですが、なぜかこの本に共感できる事が多いのは「金融資産が5千万を超えたあたりから考え方が変わってくる」ということらしいです。金持ち入門は年収なら3千万以上、金融資産なら1億以上がスタートラインだそうです。

この本の感想はシリーズ化したいと思います。

お金持ちの教科書



お金持ちの教科書







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