関連コンテンツ

何のためにポートフォリオを組むか考えたことありますか?その3

何のためにポートフォリオを組むか考えたことありますか?
何のためにポートフォリオを組むか考えたことありますか?その2
の続きです。

本来ポートフォリオ理論を必要とするのは資産の価値を守りたい純金融資産1億円以上の富裕層であり、大多数のサラリーマンには関係が無いという話でした。

が、しかし近年は少し事情が変わってきています。他でもない異次元金融緩和のためです。

大多数のサラリーマン世帯は金融資産のほとんどを無リスク資産で運用しています。というより絶対額が少ないのでリスク資産と組み合わせてポートフォリオを組む余裕が無いのです。

定期預金で数%の金利がついていた時代はそれはそれで問題がありませんでした。ゼロ金利時代に突入してからも、デフレが進行したために実質購買力の低下を心配する必要が無く、結果としてポートフォリオを組めないサラリーマン世帯でも何も問題はありませんでした。

しかし現在は日銀による異次元緩和の渦中にあります。長期金利が超低位で安定する中でジリジリとインフレが進むので定期預金(最近だと個人向け国債も)を中心とする無リスク資産では長期的に購買力を保てなくなってきています。

ここに来て本来はポートフォリオを組めないはずのサラリーマン世帯が、ある程度のリスクを許容して、無理やり無リスク資産とリスク資産を組み合わせたポートフォリオを組まざるを得ない状況が生まれました。

従来コツコツ預貯金を中心とした資産形成を行っていたサラリーマン家庭が、だんだんリスク資産を組み合わせた資産形成を行わざるを得ないコツコツ投資家家庭に変貌してきたのです。

本来は富裕層の資産価値保全のためにあったようなポートフォリオ理論が、サラリーマンのコツコツ資産形成のために応用されるようになってきたわけです。

金持ちは金持ちの、庶民は庶民のそれぞれの地位を守るためにポートフォリオ理論を利用する時代と言えると思います。金持ちも庶民も、それぞれ庶民や貧民に堕ちるのは避けたいですからね。

ところでこのブログの主題は早期リタイアです。次回からは早期リタイアのためのポートフォリオについて考えます。


ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理




関連記事

スポンサーリンク



にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村


コメント

No title
アメリカってかなり前からそんな感じですよね、基本的にインフレ経済だから預貯金じゃ負けちゃうので庶民でもあまり預金はしないとか。
Re: No title
> アメリカってかなり前からそんな感じですよね、基本的にインフレ経済だから預貯金じゃ負けちゃうので庶民でもあまり預金はしないとか。

アメリカの庶民は昔からクレジットカードで買い物してローンで家を買ってという感じですが、リーマン・ショック以降は大分景色が変わったみたいです。モーゲージ債が駄目になったので、今はソーシャルレンディング債券をパッケージした商品のバブルが来ているみたいで、懲りないですね。

コメントの投稿

非公開コメント



スポンサーリンク