関連コンテンツ

山崎元『トヨタが打ち出した「AA型種類株式」は買い得か』の感想

トヨタが打ち出した「AA型種類株式」は買い得か

個人投資家に人気のある評論家の山崎元さんの記事が出ていたので感想など。

内容についてはおおむねは、これまでリンク先の「小黒とらのパーソナルファイナンスと悠々自適な生き方」さんや当ブログで触れてきた通りです。

記事の結論としては、「トヨタのAA型種類株式は魅力的な投資対象になるだろう」としながら、あくまでも株式なので資産の大半を投資するのは不適切ということのようです。

この種類株式の魅力は実質元本が確保されながら、株式としての値上がり益の期待には制限が無い所です。
どうしても確定利回りに目が行きますが、オプション価値の方も重要です。

仮に、「AA型種類株式」の発行価格が普通株の120%上に決まった場合、トヨタの株価のボラティリティが日経平均よりも少し大きいくらいだとすると、転換権行使が5年後だとして、一株当たりの転換権の価値は普通株の株価の十数%程度にはなるはずだ。投資家は、先の配当に加えて、取得時点の潜在的な価値としてこの権利を持つ訳だから、普通株の20%上での発行価格なら、「かなり魅力的だ」と考える理由を分かってもらえよう。

 もっとも、この権利の価値は、発行価格が普通株の株価から上方に離れるに従って低下して行く(コール・オプションで言うと原資産価格から行使価格が大きく上方乖離した「アウト・オブ・ザ・マネー」の状態になる)。また、株価が下がった場合に転換権の価値が低下するのは当然だ。とはいえ、将来、トヨタの株価が大きく上がった場合には金利以外でも儲かるかもしれないという可能性は、投資家にとって、心理的にも魅力的だ。



ちょっと難しい書き方をしてますが、要するに120%程度の発行価格に決まれば「かなり魅力的な商品」で、発行価格が高騰すればするほど魅力は薄れるということです。5年平均で1.5%、5年目以降は2.5%の利回りは魅力的ですが、あくまで社債と比較してのことで、発行価格が高すぎて値上がり益が見込めないとなると話が違ってくるからです。

記事の最後に読者のアンケート調査の結果がありますが、現時点で『質問1 トヨタが発行する「AA型種類株式」は魅力的だと思う?』に対して、「魅力的だと思う」が46パーセント、「発行価格等の条件次第」40パーセントでした。この記事の後の調査だから当然ですが、発行価格等の条件には注目が集まりそうです。予想としてはSBI債のような過剰人気になるのではと思います。

[図解]トヨタの片づけ




関連記事

スポンサーリンク



にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村


コメント

「プレミアム株式」
日本では225指数オプション以上に個別株オプションは不人気で超マイナーな存在ですが、
このような「プレミアム株式」のような商品にすれば人気が出る可能性がある、ということが面白いです。
Re: 「プレミアム株式」
> 日本では225指数オプション以上に個別株オプションは不人気で超マイナーな存在ですが、
> このような「プレミアム株式」のような商品にすれば人気が出る可能性がある、ということが面白いです。

大盤振る舞いに近い条件だから人気は出るでしょう。あと商品性が複雑なので見る人によって評価が全然違うのが面白い。トレーダーならオプション価値に注目するでしょうが、大半の人は定期預金代わりにしか見ていない気がします。額面が大きいこともあり、大手証券の老人客が主になるでしょう。

コメントの投稿

非公開コメント



スポンサーリンク