私の趣味の一つは将棋なので、棋士としての桐谷広人の名は知っていた。

有名なのは先崎学とのエピソードだが、順位戦では一番下のランクから一度も昇級できなかったので、語るべきことといえばこのエピソードぐらいしかない。
興味のある人は適当に検索してみて下さい。


棋士としては最低ランクだった桐谷さんだが、それでも元プロ棋士であるからには一般人とは比べ物にならない頭脳を持っていると思われる。

ただし、この人が株について語る姿はちょっと見るに耐えない。
元プロ棋士ならシステムトレードとか、イベント投資とか、計算力や分析力を生かす方向に行けばよかったと思うのだが…

なんで株主優待なのか。

しかも推奨銘柄も酷いものが多く、真に受ける初心者が一定数いるものと思われる。
桐谷さんの知識レベルは株暦が長いわりには中級者の域を脱していないし、そもそも上級者になるつもりもないらしい。

桐谷さんは筋金入りの塩漬け投資家である。
株価が買い値から10分の一、20分の一、30分の一になっても損切りはしない。

そこに理論はなく、株を買った根拠が失われても(例えば優待が廃止されたとか)ホールドを続けている。
しかしこういう人は実は多いのである。
数十分の一になったらもう売ってもしょうがないというのがその理由。
いや、そんなになる前に売れよ、と思うのだが、桐谷さんはそんな次元で生きていない。

なんでも昔信用取引で大損して、配当と優待狙いに行き着いたらしい。
桐谷さんはかつて船井電機(6839)やパイオニア(6773)を信用でナンピン買い下がりして資産を失ったそうである。

プロ棋士は例外なく負けず嫌いの勝負師なので、やはり勝負をかけずにはいられなかったのかも?
桐谷さんの売買を分析すると、とんでもなく負けず嫌いの性格が見えてくる。

テレビではちょっと変な面白いおじさんといった桐谷さんだが、内面はかなり激しいものをもっている。

たぶん桐谷さんが投資家として大成功することはもうないと思う。
ただ芸能人としては稼げそうなので良かった、と思う。そう思えるのが桐谷さんの人柄。


桐谷さんの株主優待ライフ





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