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トヨタ新型種類株について、今までの情報のまとめと補足

最近トヨタ新型株の検索で来られる方が増えています。個人投資家の関心は高いようです。
ただし前例の無い形での新型株発行ですので、内容がわかりにくく評価が難しいです。ネット上の意見を見ると明らかに誤解してらっしゃる方も多そうです。

私は本来は仕組みが複雑な金融商品はそれだけで敬遠した方が良いと思っています。それらは商品設計の段階で客を吊る、ぶっちゃけて言えば騙して売ることを目的とした物が多いからです。

ただ今回の場合は個人の安定株主が欲しいトヨタ側と少しでもマシな利回りが欲しい客(株主)側の利害が一致しているように見えますので、もう一度情報を整理してみたいと思います。

以下がトヨタ自動車の適時開示情報です↓

第1回AA型種類株式の発行、AA型種類株式の新設に係る定款一部変更および 第1回AA型種類株式発行に応じた自己株式取得に関するお知らせ

AA型種類株式に関するご説明資料

AA型種類株式に関するQ&A


トヨタ自動車がこのような新型株を発行することに対しては、賛否両論あります。↓

トヨタ新型株 米の株主助言会社、評価分かれる

トヨタ種類株5000億円発行。商品としては魅力的だが、結局「都合の良い株主」を集めたいだけでは?

『トヨタ「種類株5000億円発行」の思惑』の感想文←私の記事です


最後に今までの記事で抜けていた点の補足です。
損失リスクに関してですが、「AA型種類株式に関するご説明資料」の「損失リスク」に

残余財産の分配においては、一般債権者に劣後し、普通株主に優先します。



とある通り、これが基本線です。新型株のリスクは債券と普通株の中間ということですね。

配当に関しても普通株に優先して剰余金から支払われます。また累積型、非参加型の配当となっています。累積というのは、もしAA型配当金の未払いがあった場合、翌期以降に繰り越して支払われるということです。非参加型というのは、当然ながら所定のAA型配当金しか受け取れないということです。

またこの株の生命線である5年経過以降の発行価格での買い取りですが、小さい字で(※発行価格での換金は、金銭対価の取得請求権の行使手続きが必要となりますが、当社に自己株式取得の財源が不足し、応じられない場合があります。)とありますね。ただAA型配当金の未払いもそうですが、このような事態になった時はトヨタの信用状態が危機的な状況でしょうから、トヨタ程度の信用リスクが心配ならそもそもリスク資産への投資はできないということになります。定期預金か国債にしましょう。

私としては債券クラス代替の資産として、プラスアルファの部分を評価して買いかと考えます。5年間は忘却してしまって構わない資産を当てるべきでしょう。

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コメント

No title
ざっと開示資料を読んでみました。
かなりの至れり尽くせりな内容。
これは人気が出そうです。
ソフトバンク社債のように瞬殺でしょうね、コレ。
Re: No title
> ざっと開示資料を読んでみました。
> かなりの至れり尽くせりな内容。
> これは人気が出そうです。
> ソフトバンク社債のように瞬殺でしょうね、コレ。

ブックビルディング方式なのでIPOの初値のように発行価格の高騰が予想されます。
そしてIPOと違って高騰すればするほど旨みが無くなると。

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