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「大金持ちの教科書」 お金持ちは他人から富を奪っているのか?について

私は以前からお金儲けについての倫理問題に悩んでいました。お金儲けの善悪についてです。

早期リタイアするためには、森に入って原始生活をするのでなければ、どうしてもお金を稼がなければなりません。
そして労働者としてお金を稼ぐだけでは早期リタイアは到底無理なので、自然と私の思考は資本家サイドに傾いて行きます。

そうなると私は労働者的価値観の人達に囲まれて生きてきましたので、周囲の人達とは当然話が合わなくなります。早期リタイアについてと同様に、この価値観について腹を割って話すことはできません。それは無用のあつれきを生みます。

 お金儲けは他人からお金を奪うことであり、基本的に略奪だ、という見方がある。一方で、価値を大きくしていけば全員が利益を得られるので、奪い合いという概念は正しくない、という人もいる。
 ちなみに、前者の意見を主張している人の多くはお金がない人であり、お金持ちはほとんど後者を主張している。どちらが正しいかというと、どちらも正解である。



私はこれを読んで、身もフタもないけどそういうことだなあ、としみじみ思いました。

人はしょせん自分の立場によってしか物事を見れないのだという冷めた人間観を持たざるを得ません。もちろん世の中には自分の立場を超越して大局的に物事を見れる立派な人もいますが、残念ながらほとんどの人はそうではありません。
私がサラリーマン的価値観の人と不用意に本音で話すと喧嘩になると思います。

お金を儲けるという行為には、奪い合いという側面があります。ゼロサムゲームです。
一方で経済成長という観点からは全員が儲かるプラスサムのゲームという見方も出来ます。

お金のない人は経済活動をゼロサムのゲームと思いたがり、労働者は惜しみなく奪われる被害者だと思っています。
お金持ちは自分は経済成長に貢献している(プラスサムのゲームに参加している)と思っています。

ところがお金持ちにはもう1種類の人間がいます。お金を儲けるという行為には奪い合いという側面があるのを承知していて、その方面に特化した人達です。これはお金儲けの正道ではありませんので、リスクが高い割にはたいして儲かりません。一番リスクが高く儲からないのは詐欺師です。

他社のシェアを奪うのならともかく、よりにもよって自社の従業員から奪う人もいます。いわゆるブラック企業ですね。一時的には儲かるかもしれませんが、先細りは見えています。だから私はなるべくブラック企業には投資しないようにしています。

このような企業に勤めていたり取引のある人からすればお金儲けは悪だとしか思えないでしょう。そのような人に限ってゼロサムのゲームにハマる傾向があります。悪循環というか悲劇だと思います。パチンコなどのギャンブルやFXやデイトレードなどもそうです(ただしデイトレは流動性の提供という点では価値があります。参加者はそんなことは考えませんが)。

 だが、本気でお金持ちを目指す人は、弱い人からの搾取などを考えていてはダメである。倫理的に良くないということももちろんあるのだが、本質はそこではない。先にも触れたように、弱い人からの搾取は、たいして儲からないのである。



私としてはお金儲けは本質的には善であると考えています。大多数の人の利益になるサービスを提供すれば大きく儲けることができますし、それは市場を拡大させ最終的には参加者全員の利益になります。そういう企業に投資すれば大きく儲かります。

もちろんこれは理想論です。実際はブラック企業の蔓延や公共工事の丸投げ、下請けイジメなど搾取メインで小さく稼いでいる企業が多い現状があります。

こういう現状があるので、お金儲けは悪だと考える人が多いのは当然でしょう。しかしこういう思想に組している限り、いつまでたってもお金持ちになることはできません。

大金持ちの教科書




大金持ちの教科書


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コメント

損得なし
資本家は労働者に職場あたえているます、又倒産もあります。労働者は仕事場を選ぶ権利があります。損得はイーブンのような気がします。
Re: 損得なし
> 資本家は労働者に職場あたえているます、又倒産もあります。労働者は仕事場を選ぶ権利があります。損得はイーブンのような気がします。

損得の意味がよく分かりませんが、リスクとリターンの話でしょうか。それならそうだと思います。
ここでは善悪の話です。搾取していると言えばそうだし、仕事を与えているといえばそうです。
No title
お金儲けやその意欲は当然資本主義のエンジンだと思うで特に悪いとは思いません。株式市場に投資するのもリスクマネーを供給しているわけで、いい側面が大きいと思います。
No title
「金持ち喧嘩せず」ということだと思います。
自ら資産を築いてきた金持ちの多くは、労働者時代も経験していますので、両方の考え方を「理解」はしていると思います(支持するかどうかは別にして)。その上で、金持ちになるために合理的な考え方はどちらなのかを吟味し、資産を築いて来たのだろうと思います。
一方で、労働者的価値観を支持している人は、そちら側の考え方しか理解していないことが殆どです。
立体で見える人と平面でしか見えない人が対象物の形について議論しても意味がないので、そもそも喧嘩しないということになるのかと。
そうは言っても承認欲求を満たしたくなるものなので、プラスサムの考え方を啓蒙したい衝動に駆られることもあるかもしれませんが、そこを我慢するのも金持ちの資質の一つかもしれないなあ、と思います。
Re: No title
> お金儲けやその意欲は当然資本主義のエンジンだと思うで特に悪いとは思いません。株式市場に投資するのもリスクマネーを供給しているわけで、いい側面が大きいと思います。

資本主義社会の株式会社に勤務しているはずのサラリーマンの大半が社会主義的価値観を持っていますからね。なかなか金儲けは善であると言い切れる人はいないと思います。
Re: No title
> 「金持ち喧嘩せず」ということだと思います。
> 自ら資産を築いてきた金持ちの多くは、労働者時代も経験していますので、両方の考え方を「理解」はしていると思います(支持するかどうかは別にして)。その上で、金持ちになるために合理的な考え方はどちらなのかを吟味し、資産を築いて来たのだろうと思います。
> 一方で、労働者的価値観を支持している人は、そちら側の考え方しか理解していないことが殆どです。
> 立体で見える人と平面でしか見えない人が対象物の形について議論しても意味がないので、そもそも喧嘩しないということになるのかと。
> そうは言っても承認欲求を満たしたくなるものなので、プラスサムの考え方を啓蒙したい衝動に駆られることもあるかもしれませんが、そこを我慢するのも金持ちの資質の一つかもしれないなあ、と思います。

貧乏人の金持ち批判にも一部の理はありますし、数は貧乏人の方が圧倒的多数ですから、お金もちはなるべく無用の刺激はしないようにしているのが普通だと思います。ただそこで本気で感情的な金持ち批判に同調するようではどうなのかなと思いますね。

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