関連コンテンツ

生涯現役シリーズ、西武信用金庫の場合 その2

【一生働く!】西武信用金庫 一律年齢での定年廃止で50代が前向きに

西武信用金庫の定年制度廃止ですが、具体的に3つのコースがあります。

(1)60歳定年で退職する退職コース
(2)60歳定年で一旦退職後に嘱託で再雇用される嘱託コース
(3)現役と同様に働き定年はない現役コース

(1)(2)は他の企業と同じですね。定年制度廃止と言うと過激な施策に聞こえますが(3)を新設したというだけのようです。とはいえ職員に与える心理的影響は大きいみたいですね。

(1)(2)は本人による選択が可能、(3)は会社による選抜で待遇は現役時代と一緒、つまり60歳を越えても高待遇で会社に残れます。主に支店長などの幹部が対象。

>「続けて働いてもらうのですから、それなりの待遇を用意しました。一律の年齢で定年ではなく、自分の能力の限界で自己判断によって定年を決めてもらいます。年功序列ではないので、人事考課で能力が低下してきたと判断されれば降格にもなります」と落合理事長は説明する。

定年が視野に入る50代がやる気を失ってポンコツ化するのを防ぐ効果があるらしいです。年功序列ではない、というのは年長者が重要ポストに居座って若手の活躍を阻害することを防ぐためで、組織内の競争を公平化して32歳の支店長も誕生したそうです。

さすがに新しい制度を先駆けて導入するだけあって、よく考えられているし実際に数字も上がっているようです。

ただここからは私のひねくれた感想なんですが…
人材の流動性が無くて限界まで組織に居座るつもりの(下手に)優秀な管理職がいるというのは社員にとってキツそうですね。だってこれ、会社に最適化された究極のサラリーマンですよね。早期リタイアとは真逆の発想です。

一般論として定年制を無くすなら人材の流動性が確保されないといけませんよね。アメリカ式のドライな方向に行かずに、逆に社内でしか通用しない人事考課を気にする社員ばかりになったらますます人材の流動性が無くなります。なんでもアメリカ式が良いと思いませんが、私だったら息苦しさしか感じないかも。

一社だけで定年制を廃止しようとすると終身雇用を強化する方向にしか行きませんね。社会全体でどんどん転職可能になって人材の流動性が確保されないと定年の完全廃止は無理です。

実現は難しそうですし、こういう社会の閉塞感からごく一部ですが早期リタイアという生き方を選ぶ人が増えそうです。
関連記事

スポンサーリンク



にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村


コメント


スポンサーリンク


コメントの投稿

非公開コメント