このブログでは何度か触れていますが、私は早期リタイアの目標として純金融資産7000万円を目途に考えていました。

だいだい税引き後の利回り3%で回すのを目標にして、年間の生活費を200万円前後に収めれば資産が減らないので何歳からでも早期リタイアが可能になる計算になります。

だだし……目標金額に近づくにつれ、「この金額って意味なくないか?」という事はうすうす感じるようになりました。

そもそも、いついかなる時も税引き後利回り3%(つまり表面利回り4%前後)で回すということはリスク資産への投資が不可欠であり、追加投資が不可能な状態でこれをやるということは実際はそれ以上のリターンが必要になります(成績が悪い年があると生活費で資金が食われるから)。

これが出来る人ならもうそれは一種の相場師であり、資金は減るどころか増える一方でしょう。それなら資金の額より技術面が重要で、相場で食える目途がついた時が仕事の辞め時になります。

もちろん完全に相場で食える人など万人に1人の素質でしょうから、安全圏を考えると資産は多いにこしたことはありませんが、食うことだけを考えたらそれほどのパフォーマンスは必要ないので資金が1億から2億を超えたあたりで素質はほとんど関係なくなります。

また金融資産のポートフォリオを組んでまともに機能するようになるのも1億円以上からとすると、問題になるのは資金が数百万から数千万の範囲の人です。

数千万円で早期リタイアを決断するには一般人と違うなんらかの要素が必要になります。

1 相場師になるか 2 極端に低コストで生活できる基盤があるか、3 余命を計算して必要金額を見切るか。

1番は不確実性の極みですが、一種の職人と考えれば身に着けた技術のレベルで成否は変わってくるでしょう。

2番は一番確実ですが、長生きリスクとインフレリスクがあるので、後々生活レベルを上げるのは状況と相談になります。
このタイプを生活者とします。

3番は計算できない人生のリスクに対してある程度達観する必要があるので、哲学者タイプとします。

相場師か生活者か哲学者のいずれかになるか、これらを組み合わせるかですね。私は1番と2番の組み合わせです。
2億円もあればこういうことは考えなくても良いので、宝くじを当てたい庶民の気持ちはよく分かりますね……

つまり億の単位ならともかく、数千万円までなら預貯金の額よりその人の個性の方がよっぽど重要だということです。
預貯金の額で早期リタイアを決めるというのはどうも私にはピンと来ません。
預貯金の額より生き方の方が大事です。

あてにしない生き方 (中経の文庫)




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