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素朴な疑問、高等遊民はなぜ消滅したのか

夏目漱石の小説に出てくる「高等遊民」という用語は、現代では死語になっています。

『夏目漱石全集・122作品⇒1冊』




高等遊民(ウィキペディア)

高等遊民(こうとうゆうみん)とは、明治時代から昭和初期の近代戦前期にかけて多く使われた言葉であり、大学等の高等教育機関で教育を受け卒業しながらも、経済的に不自由がないため、官吏や会社員などになって労働に従事することなく、読書などをして過ごしている人のこと。



大学を出ても相応しい就職先が無いために高等遊民化する人が多かったようです。特に戦争(日清日露、第一次世界大戦)の前後はえげつない不況があったりしましたが、農地改革前は江戸時代からの地主階級が存在していたため働かなくても食えた人がいたようです。

では、なぜ高等遊民は消滅したのか?同じウィキペディアの項目を読んでいてピンときました。

最終的に昭和初期満州事変・日中戦争へと続く対外戦争の中で起きた軍需景気により、就職難が解消し、国家総動員体制の元で何らかの形で戦争へ動員され、高等遊民問題は解消に向かっていった



第二次世界大戦時の国家総動員体制の中で、高等遊民という悠長な存在は絶滅していったわけです。戦後、日本が復興していくなかで、再び高等遊民が復活しても良かったと思いますが、そうはならなかった。農地改革が大きかったし、なにより国家総動員体制の中で生まれた終身雇用制度が戦後日本のべースだったからです。

こうして見ると、終身雇用制度が崩壊した今となっては新たな高等遊民層が誕生してもよさそうです。

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コメント

No title
高校生の頃にはじめて「それから」を読みました。
働かなくてもいい代助の身分に、かなりの羨望を抱いた記憶が・・・
Re: No title
> 高校生の頃にはじめて「それから」を読みました。
> 働かなくてもいい代助の身分に、かなりの羨望を抱いた記憶が・・・

ウラヤマしいですなあ。しかし親の許可が無ければ結婚もできません。戦前は家父長制なので父親しだいです。
No title
これから格差が広がっていけば、そのうち遊民も復活するかな。
Re: No title
> これから格差が広がっていけば、そのうち遊民も復活するかな。

戦前はまだ封建的な制度が残っていたので、有閑層の存在を社会が許容していたと思います。
現代の日本は悪い意味で横並び意識が強いので、どちらにしても表には出てこないと思います。
「こころ」も反感が先にたって現代では売れないかも。
No title
なんと122作品が寄せ集まった状態でそのお値段⁉︎
うー。欲しい!けど、Kindleですかぁ〜。悩ましいです〜〜。
Re: No title
> なんと122作品が寄せ集まった状態でそのお値段⁉︎
> うー。欲しい!けど、Kindleですかぁ〜。悩ましいです〜〜。

一応アプリを入れればPCやiPhone、iPadやAndroidでも読めますよ。
No title
おぉ。そうなんですか?
お得情報のお礼を言い忘れたと思って戻ってきたら、便利情報まで頂けて、大感謝です!
Re: No title
> おぉ。そうなんですか?
> お得情報のお礼を言い忘れたと思って戻ってきたら、便利情報まで頂けて、大感謝です!

検索したらわかると思いますけど、単品だと無料も一杯ありますよ。全集の方が機能的に便利ですけどね。

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