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「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」を読んだ(日本タイトルだけ大賞)

分類するとビジネス啓発書になるのでしょうか。あまりこういうジャンルの本を読んだ事は無いのですが、やはりタイトルを含めツカミの部分が秀逸で無理なく読み進められました。文章が平易で読み易く、普段あまり固い本を読まない人にもオススメします。

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)




水産大学卒で民間研究所で働き始めて2年目の気弱なホワイトカラーのサラリーマンが、ある日上司の命令で何故か遠洋漁業のマグロ船に40日以上も乗せられる(気弱なので断れない)ことになります。

このツカミだけでもう面白そうです。

著者はマグロの鮮度保持剤の開発に携わっていましたが、なかなか結果が出せない。上司は「マグロのすべてを知ってこい」とワケのわからない事を言い、著者の乗るマグロ船の手配をしてくれます。

水産大学卒と言うと何か海の男の仕事に関係が深そうですが、実際は完全なるホワイトカラーで漁業の現場に関わる人は殆どいないそうです。結局、著者は最後まで船酔いが治りませんでした。辛かったでしょうね。

屈強で強面だが魅力的な船長や船員達と著者との、九州の方言まじりの対話形式でマグロ船のエピソードや人生哲学が語られていて興味深く読む事ができます。

私の感想としては、著者(会社員)よりマグロ船員の言っている事の方がわかりやすいと思いました。陸の生活と海の生活の常識が違うように、会社員と早期リタイア人との常識は違います。かつ、相場は自分の力が及ばない大自然のようなものですから、海の男の船長が語る人生哲学のような物が腑に落ちるのかもしれません。

あとこの本の読み易さの秘密として、著者がサラリーマンを辞めた後に人材育成の研修を行う会社を立ち上げている事があると思います。マグロ船を下りた後の後日談として、著者が自分にプレゼンやセミナーの才能があることに気付いたらしく、この本も構成が非常に良く考えられています。

著者のHP→株式会社ネクストスタンダード

それにしても著者をマグロ船に乗せた上司は何を考えていたのでしょうか。結局著者は鮮度保持剤の開発に成功しているので、結果的には英断だったと思いますが…この上司の本を書いても面白そうです。

遠洋漁業のマグロ船は医者も乗っていないから、著者が怪我や病気をしたとしても備えはバファリンと正露丸しか無かったそうです。素人が怪我や病気をする可能性はかなり高そうです。
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