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地方証券取引所の思い出(大証ヘラクレス市場の場合)

地方証券取引所の思い出(大阪証券取引所の場合)の続きです。

大証ヘラクレス市場はかつて大阪証券取引所に存在した新興市場です。2010年にジャスダックに吸収統合される形で姿を消しました。

怪しいベンチャーの巣窟

IXI(アイエックスアイ)、メディア・リンクス、アドテックス、ビービーネット、そしてサンライズ・テクノロジー(プライムシステム)等々。上場直後に下方修正、違法な循環取引、株券印刷業、経営陣にヤクザがいる、など色んな意味でスリリングな会社が上場されていました。特にサンライズ・テクノロジーは株券を刷りまくった挙句、倒産株でもないのに「1円でも割高」という状態になって伝説を残しました。→サンライズ・テクノロジー伝説

闇鍋

最近株をはじめた人には信じられないかもしれませんが、かつて大証ヘラクレス市場では気配値が上下1本になった時期があります。

当時マザーズやジャスダックが5本気配値、ヘラクレスが3本気配値だったのが、大証のシステムが過負荷でパンクして遅延を繰り返していたため応急的に1本気配値とされたのです。だいたいサンライズ・テクノロジーのせいですが、翌年からはシステム改修により東証に先駆けて8本気配値となりました。

闇鍋というのは1本気配値だと全体の板状況が全然見えないので、板が食われた瞬間に大量の売り注文の板が見えてパニックになる、というような状況の事です。明日も見えなければ板も見えないという、スリリングなヘラクレス市場を象徴するシステムでした。

ヘラタイム(ヘラクレスタイム、大証タイム)

東証は1500時に場が引けますが、大証は1510時まで取引できました。この10分間がいわゆるヘラタイム、大証タイムです。競売で言えばGIなどのメインレースが終わった後の最終レースです。数々のドラマを生みました。懐かしい。ちなみに他の地方証券取引所は現在でも1530時まで取引可能です。


2009年ごろになると新興市場が完全に死んでいて、個人投資家の屍の山が出来ていました。マザーズやヘラクレス市場は「市場開設自体が間違っていた」と言われる始末で、これは暴論だとは思いますが、ヘラクレスの歴史を振り返ると言われても仕方が無いなあと思います。しかし投資界のワンダーランドとも言えるヘラクレス市場の歴史をリアルタイムで観れた事は良かったと思います。最終的に生き延びれたから言える事ですが。合掌。

マンガ ギリシア神話〈5〉英雄ヘラクレス (中公文庫)


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