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資産取り崩しで生活するか、元本部分に手をつけずに運用益を使って生活するかの話(その2)

前回の続きです。

資産取り崩しで生活するか、元本部分に手をつけずに運用益(インカムゲイン)を使って生活するかの話は、前提条件も人それぞれでしょうし、当然一概にどちらが良いとは言えません。この記事も自分の考えを整理し、読んでくれた人に考える材料を提供するものです。こうでないといけないと思っているわけではありません。

まず取り崩し型のメリットとして、元本部分を取り崩して売却していく場合は税金が掛からないという事があります。逆に運用益で生活型のデメリットとして、利益が出ている以上確実に課税されるという問題があります。

取り崩し型のデメリットは、元本部分を売却していくと運用益を生む元本が減っていくという事です。運用益で生活型のメリットは運用益を生む元本が減らないということです(リスク資産の場合は当然時価総額は変動しますが、投資単位は変わりません)。

リスク資産の話ですが、早期リタイア後の資産運用をリスク資産中心にしてしまうと、もう計算は不可能になります。無リスク資産のリターンは購入時点で確定(変動国債や元本保証の仕組み預金を除く。しかし少なくとも元本割れは無い。)しますが、リスク資産の期待リターンはあくまで期待リターンであって確定ではないからです。

取り崩し型のメリットの税金が掛からないということは、投資効率がいいという事を指しますが、投資効率がいいというのは利益確定を先延ばしにしているという事でもあります。運用期間が長ければ長いほど期待リターンも高まりますがリスクも増大します。

運用益で生活型のデメリットの、配当や利子に税金が掛かるというのは、逆に言えば一回一回利益を確定しているという事なので、投資効率は落ちますがリスクも減ります。

メリットとデメリットは背中合わせであって、どちらが優れているという話ではありません。リスク資産で運用する前提では、期待リターンが高いが不確実性も高まるのが「資産取り崩し型」、期待リターンを下げるが確実性が高まるのが「運用益(インカムゲイン)で生活型」と言えます。

これを基本として、早期リタイア時の年齢、早期リタイアまでに用意できた資産の多寡、資産を使い切るか次代に少しでも遺すか、などの重要な要素が絡んできて計算は一層複雑になります。リスク資産を組み入れる限り厳密な計算は不可能でしょう。

本来リタイアというのは、資産形成が終わった後の老人(もしくは経済的な成功者)がやるものです。それを若年早期リタイアで、不十分な資産で強行するものだからかなり無茶をしなければいけません。まあ自分の人生ですし、無茶は承知です。

配当金生活は言わば時間稼ぎで期待リターンの低下と引き換えに生存の可能性を高めるものです。特に専業投資家はリスクが高いので、生き残っている人は生存可能性を少しでも上げるためにはなんらかの手を打って涙ぐましい努力をしています。専業投資家はスター選手である必要は無く、みっともなくセコイぐらいでちょうどいいのです。

無リスク資産100%の運用なら、不確定要素をほぼ排除できるので計算が簡単になります。私の夢は無リスク資産100%の運用で生活する事です。老人になれば自然とそうなると思いますので、その前に。そのぐらいの資産高になればもう難しい事を考える必要も無く潜在的な投資のストレスからも解放されます。実現が難しいから夢なんですけどね。
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