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年収300万円の元掃除夫が資産1億円を達成したわけ

「年収300万の元掃除夫の億り人」として一部で有名なwww9945 さんから当ブログを紹介頂きました。

私もwww9945さんのブログを普段から巡回しているので、単独のエントリで言及されるとは驚きました。ありがとうございます。




年収300万円、掃除夫の僕が1億円貯めた方法



この機会にwww9945さんの著書について、金額的にはギリギリながら「低年収億り人」としての視点で私の感想を書きたいと思います。

>40代、男。職業・年収300万円の清掃業…いわゆる「負け組」でも、億万長者になれる!街角を歩いて気になった会社を調べ、儲かる株を買うというシンプルな手法で、1億円以上を作った著者の高配当銘柄や株主優待銘柄の選び方とは?毎月5万円の積立投資から15年で資産を1億円にした人気のカリスマ個人投資家の初の単著。初心者でも簡単に真似できるノウハウをイラストとふんだんな図解で、あますところなく開陳。

「掃除夫が1億円貯めた方法」というキャッチ―なタイトルと、この詰め込みすぎな説明文で、目は引くものもよくわからない…という人が多いと思います。

まあこういうのは著者じゃなくて編集者が考えるのだと思いますから、本のガワと中身がかい離しているのはよくある事ですね。

実際にwww9945さんがどういう人でどういう投資スタンスなのかは、ブログの膨大な過去記事(2004年からの長老です)を読み込んでいくとわかると思いますが、なんせ期間も長いので全体像を把握するのは大変です。

この本はある個人投資家の投資人生の貴重な記録として読めば良いと思います。なかなかこういう人は身近に居ないし、居たとしても普通は語られる事は無いので知る由もありません。そういう意味では奇書(いい意味ですよ)だと思います。

通して読んでも1億円に至る過程や具体的な手法が良く分からない…という点は、結果を出した個人投資家とは多かれ少なかれそういうものだと思って下さい。

過去の参考記事:超早期リタイアとか全力リスク運用とか10倍とか…

思うにこのタイトルに惹かれた読者の一番の関心は、どうやって低年収の人間が一億円を貯めたか、その具体的な手法や過程だと思いますが、そういうものを体系化するのは極めて難しいし、どんな人間にでも使えるように考えられた手法ほど威力は薄れるし現実にそぐわない物になってしまいます。

例えばバリュー投資で成功した人の殆どは、集中投資で成功しています。この場合は理論的な裏づけは別にバリュー投資でなくても何でもよい訳です。自分が集中投資できるだけの動機の重みづけができるかどうかだけなんです。リスク管理は投資の最重要ポイントですが、これも富める者の理論で初期資金の乏しい者にとっては残念ながらありがたいお題目にしかなりません。

それで失敗して結局遠回りする人がほとんどだと思いますが…死屍累々です。

秘密の手法があるわけでは無くて、書きようが無いだけなんですね。それでは本が売れないのでセオリー的な事は書かれていますが、こういう本を読む時に大事な事は、実際には書かれなかった、書きようがなかった事を読み取ることだと思います。

一つだけ言える事は、低年収の人間が億るにはエッジの効いた尖った投資人生を送るしかないということです。こんな事は真似できない、参考にならないと思う人は円満な人生を送られていると思うので、それはそれで幸福な事だと思います。

積立投資や株主優待で掃除夫が億れるわけないのは常識で考えたら分かることなので、当たりまえの話ですが本のタイトルや説明文は参考程度にして本は中身を読んで判断しなければ、という事です。投資本というジャンルは特にそうですね。

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