カテゴリ:金融リテラシー

  • 2018/11/12金融リテラシー

    フォロワーに年収1000万クラスが多くてムカつくなあ。今の年収中央値いくらだと思ってるんだろう。30歳で400万、40歳で500万ぐらいですよ。— ひとり配当金生活-さいもん (@hitori_haitou) 2018年11月9日私はこんなブログを書いていてTwitterでも株の事をつぶやいているので、Twitterのフォロワーの方はやはり株式投資をしている人が多いです。そこで感じるのは株式投資をしている人の経済的な余裕ですね。投資は余裕資金でや...

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  • 2018/11/01金融リテラシー

    「貯金ゼロ」の50代世帯が31.8%もいることが判明。なんでお金貯められんかったんや!? https://t.co/H00k9D7pAm @risa_fx2chさんから— ひとり配当金生活-さいもん (@hitori_haitou) 2018年10月31日「無貯金の50歳代が3割超 「貯蓄ゼロ」中高年のサバイバル術」という週刊東洋経済の記事が話題の元になっています。記事を読むと、50歳代無貯金の世帯は多い。金融広報中央委員会が毎年定期的に行う「家計の金融行動に関する世...

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  • 2018/02/20金融リテラシー

    ETFマンガを公開しました。コラムでETFの解説などもしています。よろしくお願いします。https://t.co/X86sr5ZKxp— シンプレクスETF公式 (@simplexetf) 2016年6月23日ETF(上場投資信託)は非上場の投資信託と違って、個別株と同じように市場で売買できます。そのため、とくにETFに関する知識がなく深く考えなくても、とりあえず取引はできるようになっています。しかしETFについてより詳しく知りたいなら、専門の解説書を読...

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株をやってる人の年収の高さは異常



私はこんなブログを書いていてTwitterでも株の事をつぶやいているので、Twitterのフォロワーの方はやはり株式投資をしている人が多いです。

そこで感じるのは株式投資をしている人の経済的な余裕ですね。

投資は余裕資金でやるものというのが前提(別に生きるか死ぬかのお金でやってもかまいませんが一般論として)なので、株式投資をしている人が経済的余裕があるのは当たり前かもしれません。

しかしそれにしてもこのデフレ低年収化している日本で、あまりにも年収が高めの人が多く集まっているのが株クラスタかもしれません。

(株クラスタ:株をやってる人達ぐらいの意味)


じっさい株式投資している人の年収はどれぐらいなんだろう?と思って統計資料をあたってみました。

外部リンク:家計調査(貯蓄・負債編) 調査結果(総務省統計局)


nenkannsyuunyuu.png

以下は「二人以上の世帯のうち勤労者世帯」のデータの話になります。

これによると年収上位20%のグループの貯蓄現在高のうち、株式などの有価証券の占める割合は14.1%です。

年収下位20%のグループの貯蓄現在高のうち、株式などの有価証券の占める割合は7.2%です。

上位20%の平均年収は1238万円、下位20%の平均年収は355万円。

年収上位20%の貯蓄現在高の平均は2184万円、そのうち有価証券は308万円。

年収下位20%の貯蓄現在高の平均は795万円、そのうち有価証券は57万円です。

(出典:世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況より)



まず全体的に見て有価証券の割合少なっ、と思うのですがこれが一般的な日本の勤労者世帯の現状なのでしょう。

そして年収別に見ると上位グループと下位グループでは、ダブルスコアで上位グループの方が貯蓄現在高に占める有価証券の比率が高いです。

そして下位グループの有価証券の平均は57万円……これではちょっとお高めの値がさ株を100株買うことすらできません。

なるほどこういうデータを見てみると、Twitterで株の話をしている人の年収が高いであろうことが納得できます。


しかし投資ブログやTwitterを見て情報を収集し資産運用に励んでいるような人は、年収に関わらず貯蓄現在高に対する有価証券の比率は高いはずです。なんせ全体の平均はこの通りすごく低いのですから。

年収1000万クラスのグループでも有価証券の平均が308万円しかないのだから、低年収でも熱心に投資をしている人はこれを超えているはずです。

高年収でかつ熱心に投資をしている人に追いつくのは難しいでしょうが、データ上もそのような人はごくごく一部の稀な存在です。

ネット上では極端な例ばかり目につきますが、精神衛生上もそのような例は無視した方がいいかもしれません。

ささやかな経済的自由を目指す程度なら、平均よりちょっと、投資に目を向ける程度で達成できるはずだと思います。

私としては低年収でも株式投資を頑張る人を応援したいところです。

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50歳代無貯金の世帯が31.8%?そんな訳あるかバカじゃないの?



「無貯金の50歳代が3割超 「貯蓄ゼロ」中高年のサバイバル術」という週刊東洋経済の記事が話題の元になっています。

記事を読むと、

50歳代無貯金の世帯は多い。金融広報中央委員会が毎年定期的に行う「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上世帯で貯蓄ゼロという世帯が、50歳代だと31.8%にも上っている


この記事を読んで、「2人以上世帯で貯蓄ゼロという世帯が、50歳代だと31.8%にも上っている」のか!と衝撃を受けるようです。

外部リンク:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果

元データはここにあります。「知るぽると」という金融広報調査委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)が運営するサイトに掲載されているので誰でも見ることができます。

Excelのデータをダウンロードして見ると、


siruporu.png


このようになっていて、「金融資産非保有」の割合が50歳では31.8%になっています。

「2人以上世帯で貯蓄ゼロという世帯が、50歳代だと31.8%にも上っている」という元記事の記述はここから来ていると思われます。

でもちょっと待って下さい。

50歳代無貯金の世帯は多い。金融広報中央委員会が毎年定期的に行う「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上世帯で貯蓄ゼロという世帯が、50歳代だと31.8%にも上っている



この短い文章の中だけでも、「無貯金の世帯」と「貯蓄ゼロという世帯」というよく注意して読まなければ分からない表記のゆれがあります。

そして元になった調査データは、「金融資産」について調べたものなのです。

もうお分かりだと思いますが、元記事は調査結果について誤解して書いているか、もしくは意図的に誤読して書かれれています。

*この調査で「金融資産」とは、預貯金などの金融商品を指します。お答えいただく際には、以下の点にご留意ください。

① 「金融資産」には、土地・住宅・貴金属等の実物資産は含みません。また、現金も含みません。

② 商・工業や農・林・漁業等の事業のために保有している金融資産は除いてください。

③ 預貯金については、定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分を「金融資産」とし、日常的な出し入れ・引落しに備えている部分は除いてください。(詳しくは問3(a)をご覧ください。)

*なお、この調査で「貯蓄する」とは金融資産取得に資金を振り向けることを言います。

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果(単純集計データ)



この調査は「金融資産」について調査するもので、現金や生活口座に入っている生活費はカウントしていないのです。

タンス預金なども「金融資産」ではないので対象外で、極端に言えば自宅に1億円を保管している人でも、統計上は「金融資産非保有者」になっています。

常識的に考えて、「50歳代無貯金の世帯」が全体の3割もいるはずはありません。

そんな江戸っ子みたいに「宵越しの金は持たねえ」人が多かったらこんなにデフレの世の中になっていません。


元記事のタイトルからして「中高年のサバイバル術」と煽っているので、「無貯金」「貯蓄ゼロ」というあいまいな記述で記事の導入部分に持ってきたものと思われます。

まがりなにも経済専門誌の看板と、日銀内部の組織が集計しているデータを持ち出して権威づけして、どうせ一般読者はそこまで調べないから分からないだろう、と書いているのではないかと思います。

それが邪推だとしても、本当にデータを誤読して書かれた記事を掲載しているのなら、どっちにしても経済専門誌としていかがなものかと思います。


「バカじゃないの」とは書きましたが、一般読者がこんな事まで分かるはずはありません。

しかし直感でちょっとおかしいな?と思う人は多いはずですし、そういう人はもはや新聞や経済紙の記事などいちいち信用していないはずです。

一般人でも調べれば記事の裏は取れる時代ですし、こういう事ばっかりやってるとますますマスコミの信用が落ちると思うのですがいかがなものでしょうか。

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関連記事:日経レバ(1570)と日経ダブルインバ(1357)の分配金(配当金)について

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