一般に株価は実際の景気に先行すると言われます。

まず株価が下がってから、しばらくしてから実際の景気が悪くなりはじめる。または株価が上がってから、しばらくしてから実際の景気の良さを感じるようになる。

テレビの街頭インタビューなどで、

「株価は上がっているが景気が良くなっている実感は無い」

と答える人が多いのは、インタビューされた人が株を持っていないことだけが理由ではなく、実際まだ景気は良くなってないのかもしれません。

逆に実際の景気が良い事を理由に、株をどんどん買いすすめていると、いつか来る景気後退で大きな損失をこうむる事になります。

実際に最高益を達成した時にはすでに株価はピークを過ぎ下がり始めていた、というのはよくある話です。


もちろん騙しもあります。株価の下落や上昇が一時的である事も多いです。

証券会社の株価ボードの前で個人投資家にインタビューする絵面などもよく見ますが、

「株価は下がっているが、実際の景気は良い。ここは買いだ。」

と答える人がいるのもポジショントークだけではなく、株価の一時的な変動で実際にそうなのかもしれません。

ただ本当に景気後退が来た時は、強気に出た人は悲惨な事になるかもしれません……


株価が実際の景気に先行する指標だとすると、その株価に先行する指標はあるのでしょうか?

実際のところ株式投資をするなら、景気の先行きよりまず株価の先行きを知りたいものです。

株価に先行すると言われているのが「バルチック海運指数」です。

バルチック海運指数(バルチックかいうんしすう、Baltic Dry Index)、通称BDIは、ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数。バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表する。基準となる1985年1月4日を1000として算定している。

Wikipedia:バルチック海運指数


海運株に特に関連が深いとされる指数ですが、バルチック海運指数が下落していれば世界中で輸送需要が低下していることを表しているので、景気も下向きになるかもしれません。

景気動向を先読みした投資家の売買が株価に反映されるので、バルチック海運指数の低下→株価の低下→実際の景気悪化という順番になるかもしれません。

もちろんいつもそんなに綺麗に上手くいくわけでもなく、風が吹けば桶屋が儲かる的な論理展開な気もしますが……


バルチック海運指数_convert_20180401085356
参考:ブルームバーグ


バルチック海運指数の1年チャートです。この期間のピークは昨年の12月13日。


NYダウ_convert_20180401085916


同期間のNYダウの株価です。ピークは今年の1月末でそこから下落傾向です。


バルチック海運指数はリーマンショックの前後には史上最高値と最低値をつけるなど、激しく上下しているので研究してみると面白いでしょう。

以上、「バルチック海運指数は株価の先行指標?」の記事でした。

関連記事

スポンサーリンク



スポンサーリンク





カテゴリ
タグ