【悲報】北海道ツーリングパーフェクトガイド(学研ムック)の2019年版は発売されない件について

今年も夏は北海道に自転車キャンプツーリングに行く予定なので、2輪向けの地図兼ガイドブック(自転車用は無いのでバイク用で代用)である「北海道ツーリングパーフェクトガイド」の2019年度版を購入しようと思ったら、何と今年は発売されない模様です。

過去記事:「北海道ツーリングパーフェクトガイド2018」今年も購入

昨年も2018年版を購入したのですが、使い込んでボロボロになっていたので北海道から帰ってきた時にゴミに出していました。この時点では来年も2019年版を買えばいいやと思っていたのです。まさか発売されないとは。

慌ててAmazonを確認したら、2018年版はすでにプレミアが付いて定価の2~3倍の値段で取引されているようです。

もちろんkindle版なら定価で買えますが、電子書籍派の私でもこればかりは紙の本が欲しい所です。そういう人が多いからプレミアが付いてるんでしょうね。

仕方なく代替の本を探してみると、「北海道ツーリングベストガイド2019(モーターサイクリスト)」という本が発売されているようです。 実店舗で中身を確認してみると、ビジュアルはキレイなのですが地図やキャンプ場の情報などが物足りない感じで、北海道ツーリングパーフェクトガイドの詰め込み具合には及ばないと思いました。

その店舗でたまたま2018年発売の「ライダー、オートキャンパーのための北海道ツーリングwalker」という本の在庫があったので、次善の策としてこちらを定価で購入しました。


 

「北海道ツーリングパーフェクトガイド」とレイアウトがよく似てて内容も同じような感じなので関連書だと思います。こちらは詳しい地図やキャンプ場の情報も載っているので最低限の用は足りるでしょう。 こちらもAmazonで2倍くらいのプレミアが乗ってますね…キレイなレイアウトの本ですが大判で少し重いし詰め込み具合では北海道ツーリングパーフェクトガイドに劣るので、手に入るなら北海道ツーリングパーフェクトガイドの方が良いと思います。

「北海道ツーリングパーフェクトガイド2018」も「ライダー、オートキャンパーのための北海道ツーリングwalker」もネット書店ではどこも全滅で在庫切れだったので定価で欲しいなら実店舗を当たるか、店舗型書店の通販(送料がかかると意味無いですが)しかないです。

何故2019年版が発売されなかったのか分かりませんが、どんな本でも需要さえあれば毎年出版されるはずなので、やはり今時2輪用のガイドブックなどはあまり需要が無いのかもしれませんね。

江戸時代のダメ侍がほぼセミリタイア状態な件(鸚鵡籠中記、朝日文左衛門)

朝日文左衛門は江戸時代の尾張藩の武士。異常に筆まめで元禄から享保にかけて26年間37冊、字数にして200万字も日記を書き続けた男です。

日記の内容は日常の身辺の事から当時の心中・盗難・殺人・姦通などの風聞を記録した雑多なもので、現代で言うと毎日更新の雑記ブロガー(非公開)みたいなものでしょうか。

とにかく記録魔であり特にゴシップが大好きで、何でも書き留めてあるので江戸時代を知る上で資料性が高いそうです(江戸時代の地震記録にもなってる)。

この日記のタイトルが「鸚鵡籠中記(おうむろうちゅうき)」であり、中公新書から出ている解説書が神坂次郎著「元禄御畳奉行の日記」です。


なんと巨匠横山光輝による漫画化もされています。
この日記には生類憐みの令の取り締まりを尾張藩が実質サボタージュしていた件や、藩主周辺のゴシップ話の記録もあり、そのせいか尾張藩の書庫で戦後まで長らく眠っていたそうで……

そんなものなんですぐに処分されなかったのか、尾張徳川家というのは御三家筆頭の天下の大藩で、そのせいかのんびりした家風という印象を受けます。

この文左衛門が太平の世のとんでもなくダメな武士だという話ですが、実際江戸時代の武士というのは一種の公務員なのに仕事はなく、人数も多いので一人で出来る仕事を三人で担当している余剰人員、いわば遊民です。

そこそこの家格の家に生まれて跡を継げば一生ロクに仕事せずに遊んで暮らせるので、生まれついてのセミリタイア身分という訳です。

文左衛門は100石取りの家の跡取りに生まれてそこそこの家格であり、先祖代々の仕事は名古屋城の警備担当ですが何せ人数は余っているので出勤は月に三日しかありません。三日て。

現代でもそうですがこういうヒマ仕事は能力より人間関係の調整の方が大事です。という訳で初出勤の日の夜から大宴会。


 

画像下の方で三味線を弾くマネをしてるのが朝日文左衛門氏です。これで初出勤の当直中の夜です。警備担当なのに当時は日中酒を飲んでも特におとがめは無かったそうで呆れます。

こんな警備体制で問題は無かったのか、というとやはりあったようで、当の文左衛門の当直日の前日、天下の名古屋城の蔵に泥棒が侵入するという事件が起きます。

当日の当直員は後で侵入に気付いたものの責任を問われるのを恐れて「無かったこと」にしてしまい、そのまま文左衛門に引き継ぎ。後で大騒ぎになりこの前任者は切腹しましたが文左衛門にお咎めは無かったようです。文左衛門妙に運がいいですね。

「御畳(おたたみ)奉行」というのは文左衛門の代に新設された役職で、奉行としては一番下の役職ですが奉行は奉行なので手当てが付きます。100石は米100俵相当で御畳奉行の手当ては40俵というから4割の収入アップ。かなり生活に余裕があります。

牧歌的な職名ですが仕事の内容は畳表の買い付けや管理で、実務は部下に投げていればいいので、実質的な仕事はたまの公務出張で京都や大阪に出向いて商人の接待を受ける事です。ふざけるなと(笑)


 

文左衛門の趣味はゴシップ収集と日記の他は、若い頃はスポーツ感覚のヘタクソな武芸全般、飽きっぽいので何にでも手を出し、釣り、投げ網、芝居見物、作詩など多彩です。

酒好きの女好きで浮気癖?があり、それが原因で一度離縁、再婚後もやはり浮気が原因で家に居ずらくなりまた酒を飲むというループで、それがたたり40代で死亡。日記もそこで終わっています。

早死にですがそれもこれもセミリタイア生活がヒマすぎて退屈を持て余していたのが原因ではないでしょうか。はたから見ると結構な人生じゃないかと思えます。

以上、江戸時代のそこそこの武士に生まれれば無能でも労せずしてセミリタイア状態だったのにな、という記事でした。

副業ブームは良いけど安易に開業すると会社を辞める時に失業保険をもらえなくなる

副業ブームですが、税金面で損が無いからと言って、安易に開業すると会社を辞める時に失業保険が貰えなくなって困るかもしれません。


 

開業届を出して青色申告すると65万円あるいは10万円の特別控除が利用できるのでとりあえず何も考えずに開業届を出す……とこうなる恐れがあります。


 

余談ですが、この「女騎士、経理になる。」はおすすめです。

女騎士「くっ…殺せ!!」 オーク「ガハハ!! そうはいくか!!」 オーク「今日から貴様はウチの会社の経理のお姉さんだ!!」

という単なる出オチの漫画かと思えば、読んでいくと経理の基本的な知識が学べる仕組みになっています。


失業保険を受給する条件のひとつに、「失業の状態にあり、ハローワークに求職の申し込みをすること」というものがあります。働く意思と能力がありながら失業の状態にある、という事を証明するためにハローワークで求職の申し込みをする訳です。開業届を出していると会社を辞めても失業者ではなく自分の意思で事業を行う個人事業主であるというこになります。よって失業保険はもらえなくなります。

厳密に言うと開業届の提出の有無や実際の収入に関係なく、開業の意思があり準備を始めている時点で受給資格が無くなります。ただ実際には開業届の提出やハローワークの職員に開業の意思がある事を伝えた時点で決まるようです。判定するのはハローワークなので。

※ただし2014年に厚生労働省から「求職活動中に創業の準備・検討をする場合」を失業手当の給付対象にするとの通達も出ています

※外部参考リンク:起業準備中も失業手当(法律事務所ホームワン)

逆に言えば開業の意思や事実さえなければ、他の収入があっても失業者の判定になります。配当金、家賃収入などで生活できていても条件を満たせば失業状態の扱いになるので、失業保険は問題なく受給できます。開業して事業としてこれらの投資を行っていればダメという訳です。

ちなみに失業保険を不正に受給してバレた場合、不正に受給した基本手当等の全額の返還とその2倍の金額の返還が命じられ、「3倍返し」となります。恐ろしいので絶対にやめましょう。

あまり知られていませんが、失業手当を受給中の人が再就職したり事業を開始した場合には実質的なお祝い金として「再就職手当」が支給されます。ダラダラと就職活動されても困るのでちゃんと早く再就職した場合のインセンティブは用意されてる訳です。

外部リンク:再就職手当のご案内(PDF)

だから会社を辞めて個人事業と不労所得を組み合わせてセミリタイアを考えている人は、税制だけでなく社会保険制度もよく考慮して開業届を出す時期を決めましょう、という話でした。ただ実際に動き始めてみないと分からない事も多いですよね。