カテゴリ:資産運用

  • 2018/12/01資産運用

    米国株で年7~9%で長期安定的に運用すれば複利の力で500万円が30年で4000万円以上に~といった皮算用をよくネットで見かけるのですが、これは夢物語でしょう。理由はアメリカの成長率が長期的に見るほど鈍化していくのと、そもそも米国株価指数という暴れ馬の毎年の変動率が大きすぎて30年程度では運用が落ち着く保障がどこにも無いからです。ピーター・リンチもこう言っています。1973年~74年の暴落の時も、誰も予測できなかっ...

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  • 2018/11/26資産運用

    ピーター・リンチは株で成功する資質について次のものを挙げています。忍耐強さ、自主性、常識、苦痛についての耐久力、こだわりのない自由な思考力、利害に対して超然としていられる強さ、根気、謙虚さ、柔軟性、独自の調査をする意欲、失敗を認める強さ、パニックを無視する力「ピーター・リンチの株で勝つ」より知能指数や要領の良さ、学歴や資格、知識量といったスペックの高さよりは、どちらかというと言うとメンタル面の強さ...

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  • 2018/11/04資産運用

    株式投資で負ける人の典型的な例は株価を基準に株を買っている人です。株が買われるから株価が上がる、株価が上がるから株が買われる、このくりかえしの果てにバブルが発生するわけですが、言い換えればこれは人の後追いで株を買っている人の行動です。バブル崩壊に巻き込まれるのは株価を基準に株を買っている人、人の後追いで株を買っている人、人気を追いかけている人です。言うまでもなく株を買う基準は企業の本来の価値にあり...

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米国株価指数で長期安定的に年7%運用は夢物語。バフェットの見立てもそう。

米国株で年7~9%で長期安定的に運用すれば複利の力で500万円が30年で4000万円以上に~といった皮算用をよくネットで見かけるのですが、これは夢物語でしょう。

理由はアメリカの成長率が長期的に見るほど鈍化していくのと、そもそも米国株価指数という暴れ馬の毎年の変動率が大きすぎて30年程度では運用が落ち着く保障がどこにも無いからです。

ピーター・リンチもこう言っています。

1973年~74年の暴落の時も、誰も予測できなかった。当時私は大学院にいて、株式市場は年間9%上昇すると習ったのに、それ以来上昇率が9%であった事はなかったし、その後も、どの程度上がるかよりも、もっと単純に相場が上がるのか下がるのかを教えてくれる、信頼に足る情報筋さえもいまだに見つからない。大きな変動はいつでも私もびっくりさせ続けている。

「ピーター・リンチの株で勝つ」より引用



1970年代前半に大学院で「株式市場は年間9%上昇すると習った」ピーター・リンチもいきなり大暴落(1973年のオイルショック。40%以上の大暴落で株式の死と言われる長期間の停滞)を目にしているし、それ以後もちっとも株価は落ち着いていません。神の視点で過去を見れば上昇しているというだけです。

殆どの人間の資産形成期間である30年は神の視点で見ればまだ長期とは言えないでしょう。ずっと下がり続ける事だってありえます。


では100年ならどうか。

100年後の米国株価指数について、バフェットは2017年に「NYダウ平均が100年後には100万ドルを超える」と発言しています。

2017年当時のNYダウ平均は2万3000ドルぐらいなので、これが100年で100万ドルを超えるとすると、複利運用での平均年間リターンは3.85%と逆算されます。

バフェットは今後のNYダウの超長期の平均年間リターンを、この程度に見積もっている事が分かります。7%でも5%でもないので、やや弱気な予想でしょうか。

今後100年という投資期間では確かにこのぐらいに落ち着くかもしれませんし、額面で43倍という結果には複利の威力を感じさせます。

しかしその前半の30年で実際にどういう株価推移を辿るかは誰にも分からないし、毎年きっちりその通り上がり続けることはまず無いという不確実な世界です。最初の30年ずっと横ばい又はマイナスでも100年でこの数字は達成できるのですから。

関連記事:アインシュタインは「複利は人類史上最大の発見」と言ったか?

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株で成功する資質について

ピーター・リンチは株で成功する資質について次のものを挙げています。

忍耐強さ、自主性、常識、苦痛についての耐久力、こだわりのない自由な思考力、利害に対して超然としていられる強さ、根気、謙虚さ、柔軟性、独自の調査をする意欲、失敗を認める強さ、パニックを無視する力

「ピーター・リンチの株で勝つ」より


知能指数や要領の良さ、学歴や資格、知識量といったスペックの高さよりは、どちらかというと言うとメンタル面の強さ、安定性に重点が置かれていると思います。

スペック面では人並み以上あれば必要十分で、仮に人並み以下でもそれ以上の意欲さえあれば十分に補うことができるでしょう。

株式投資に高等数学は必要ないし、財務諸表が読める必要も必ずしもないでしょう。

競馬を予想するのに馬事文化を深く知る必要は無く、競馬新聞の馬柱(株で言うと四季報)の意味が分かれば十分です。


それより精神的なねばり強さ、折れない心が必要です。

いつか成功するまでは徹底的に気長に株式市場に居座ってやる、といったしぶとさが重要です。ヤケを起こした者から消えていく世界です。

神経が鋭敏な人は株式投資に向いておらず、どちらかというと鈍感でトロいような人の方が向いていると思われます。ささいな事で動じないからです。

私は趣味で射撃をしていた事があるのですが、射撃の世界では「射撃馬鹿」という言葉があります。

射撃の的は普通は動いていません。

それなのに撃っても当たらないのは何故かと言うと答えは簡単で、射撃は呼吸を止めて(あるいは吐きながら)静止した状態で撃たなければいけないのに、神経過敏な人は落ち着きが無く引き金を引く時に動いてしまうからです。

だから「射撃馬鹿」と言われるような一見トロい人の方が良く当たると言われています。

株式市場は年中毎週開かれていますが、勝手に動いて勝手に自滅するのはいつも参加者の方です。




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人気ブログ(人気メディア)を読んで株を買う人は負け組

株式投資で負ける人の典型的な例は株価を基準に株を買っている人です。

株が買われるから株価が上がる、株価が上がるから株が買われる、このくりかえしの果てにバブルが発生するわけですが、言い換えればこれは人の後追いで株を買っている人の行動です。

バブル崩壊に巻き込まれるのは株価を基準に株を買っている人、人の後追いで株を買っている人、人気を追いかけている人です。


言うまでもなく株を買う基準は企業の本来の価値にあります。本来の価値というのは現在の価値と将来性ですね。

まず企業価値を見積もって、それから株価を見る。

企業価値に対して株価が安ければ買い、高ければ売り、シンプルな話です。

まず企業価値を見る、このシンプルな原則に従っている人が破産する事はまずありませんが、先に株価を見て行動を決める人は破産する可能性があります。

赤の他人同士の取引でついた株価に行動を左右され、振り回されているからです。


自分で情報を集めて、自分で考えて、自分で決断する人は株式投資で成功しやすいでしょう。

他人の集めた真偽不明の情報を読んで、他人の考えに影響されて、自分以外の何かに動かされて決断する人はまずまず失敗します。


揺れ動く株価を見ながら投資を考えるが最悪なのは、株価が赤の他人同士の取引の結果付いたいいかげんな値段であり、そんなものに左右されて行う決断にはどこにも自分というものが無いからです。

他人に左右されると言えば、新聞、テレビ、ネットメディア、Twitter、人気投資ブログなどのメディアの影響が大きいです。

そこでこれらのメディアの情報はあくまで事実だけを見るようにして、人の意見は無視し、人の推奨には乗らない事を強くおすすめします。

それが人気のメディアであればあるほど、単なる人気の後追いになるからです。

群衆心理に飲まれてしまっては全く冷静な判断ができません。

自分の決断に反対する人が多ければ多いほど、成功の可能性が高いのが株式投資です。

逆に賛同者が多ければ多いほど不安をおぼえるべきでしょう。どこかで聞いた情報や赤の他人の見解をもとにした、単なる人気の後追いになっている可能性があるのですから。

人気ブログ(人気メディア)の見解よりも、例えどんな稚拙な考えでも、事実を元に自分だけで考え抜いた末の決断の方が株式投資では価値があります。

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