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JT(2914)を底値で買えない人の指値(さしね)の出し方を分析してみた



相互リンクしているブログ、共働きサラリーマンの家計簿の「shunponはてなブロガー」さんがJT(2914)を買う事を決断し、連日買い注文を出しながら、結局今に至るまで買えていない、という事態がTwitter上で観測されました。

わざとやってるんじゃないか、いったいどういう指値(さしね)の出し方をしているんだと思い、Twitterのログを漁りながら分析してみる事にしました。

本人の了解を得たネタ記事ですが、初心者向けの指値(さしね)のやり方指南記事にもなっています。


JTsasine.png

Twitterのログから、10月22日(月)にJT(2914)を買う事を検討(買うか買うまいか悩んでいた?)して、10月23(火)~10月26(金)に指値(さしね)注文を出して購入を試みた事が分かっています。

おそらく100株のみの購入なので、ナンピン3分割法は使えません。一発勝負になります。

関連記事:配当金狙いの株の買い方の一例

まず10月23日です。

この日の指値は2850円です。

この2850円は直近の最安値なので、ここまで下がったら買いたいという事で、これはまあ良いでしょう。

結果は安値が2883.5円なので、買えていません。まあ仕方ないですね。



【ポイント】直近の最安値で指す事自体は悪くないが、買えない可能性はそれなりに高い

2日目の10月24日。

この日の指値は不明ですが、安値2890.5円で買えていないので、注文を出していたとしたらそれ以下の指値でしょう。

おそらく前日と同じ2850円でしょうか?それともこの日は買い注文を出さなかったのでしょうか?

終値が2942.5円だったので、結果的にはこの週で一番株価が高い日でした。

【ポイント】買う事を優先するなら最安値に拘るのは良くありません


3日目の10月25日。

この日の指値は2900円という申告がありました。

おそらく、前日の高値を見ての修正でしょう。

これなら展開次第で買えそうですが、結果を見ると買えていません。

4本値(始値、高値、安値、終値)を見て気が付いたのですが、この日の始値は2892.5円で、安値は2890.5円です。それなのに2900円が買えていない。

ということは、朝イチ場が開く前ではなく、場中か昼休みに注文を出しているという事になります。

……何をやっているんでしょうか。



【ポイント】指値は株価を追っかけてはいけません。値が動いている時ではなく、前日の冷静な時に指値を出しておきましょう。


4日目の10月26日。

この日は場が開く前に2850円の指値を出したという申告がありました。

市況が連日大荒れになっていたので、ここまで落ちてくると踏んだのでしょう。

こういうのを証券用語で「安値覚え」と言います。

安値覚え (やすねおぼえ)

過去に下落した局面での株価水準を忘れることができず、相場の流れが変わって上昇基調に転じても、いずれは値下がりすると思ってしまうこと。

大和証券 金融・証券用語解説


この日の安値は2892円だったので、かすりもしていませんが、それはまあ良いのです。

次のtweetを見た時に私はずっこけましたね。


こいつ(失礼)指値を変更している?

この日の始値は2910円で安値は2892円なのだから、指値2850円には全く届いていないので惜しいはずはありません。

おそらく昼休みに、2880円あたりに指し直したのでしょう。



【ポイント】株価を追っかけて指値を変えてはいけません。というか前日は2900円で指してただろ?



分析してみると全体的には、とにかく最安値で買いたいという欲が見えます。

そのせいか指値がひんぱんに変更されています。

例えば25日に2900円で指した時にそのまま週末まで忘れていれば、いくらでも約定したのです。

指値のやり方のコツというか心得は、

・株価を追いかけず、待ち構える
・場が開く前、できれば前日に冷静によく考えて注文を出しておく
・指値を決めたら少なくとも場中には変更しない。変更するなら指値をやめて成行(なりゆき)で買う
・「安値覚え」は買えない可能性が高い
・注文は当日限りではなく期間指定ができるので、指値が決まったら日をまたいで放置しておく

このくらいでしょうか。

この記事はあくまでネタ記事であり、shunponさんでなくても初心者の頃はだれでも指値の失敗はあると思います。

最初は誰でも初心者です。

指値で買いたいのにいつまでたっても買えない人は参考にして下さい。

ナンピン3分割法が使えればもっと楽に買えるので、予算が許せば3単位買うのもアリです。

関連記事:配当金狙いの株の買い方の一例

どうしても自分は指値が使いこなせないと思ったら、性格的に向いていなのかもしれません。

その時はいさぎよく成行で買って下さい。

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【臨時更新】株価の底はいつなのか?松井証券の信用評価損益率で需給面と心理面から考える




※2018年10月26日臨時更新

※松井証券の信用買い評価損益率が、今年最悪を更新しています(口座を持っている人は見られますが、規定により26日当日分は転載できません)。


信用評価損益率の見方の補足記事です。

前記事:松井証券の信用評価損益率は相場の天井を予想するのにかなり有効

騰落レシオなどの「売られすぎ、買われすぎ」指標は先行性があり、ピークをつけてからしばらくして株価の方もピークをむかえる(傾向がある)と言われています。

いっぽう、信用評価損益率の方は割とすぐに株価と連動している傾向があります。だから速報性が大事なのです。

松井証券の限られた店頭データとはいえ、即日の数字が夜には確認できるのは貴重です。

当日データは松井証券に口座を持っている人(希望者のみ)しか確認できないので、口座を持っていない人は開いておく事をお薦めします。







前記事で、信用評価損益率が株価の天井を予想するのにある程度有効なのは分かりました。

では株価の底を予想するのはどうかというと、こちらもかなり使えると思います。

一般に信用評価損益率がマイナス20%に近づくと目先の底になりやすい、と言われています。

マイナス10%を超えたあたりで信用取引の個人投資家の損切りが始まり、マイナス15%あたりで損失が耐えがたくなり、マイナス20%あたりで総悲観となって最後の投げ売りがあって底打ち、というのが一応の目安です。

通常の調整だとマイナス15%まではなかなか行かず、なんとかショックレベルだとマイナス20%前後まで行くのがイメージですかね。


まだ記憶に新しい人も多い直近の例で言うと……


チャイナショックがあった2015年の8月25日にマイナス19%弱でこの年最大のマイナス。

そこから約一か月後の9月29日に再びマイナス17%台を記録して、この時株価も大底をつけました。

しかし凄かったのはむしろその翌年で、

年明けから株価の下落が続いた2016年の1月21日にマイナス21%。

日銀マイナス金利ショックが直撃した2月12日にはマイナス26%弱まで行きました。

この時、同時に株価もいったん底。信用評価損益率が異常値を出した時はだいたい行き過ぎた値動きになっているので、おおむねそのようになりやすいのです。

その後は春先にかけて株価は回復基調だったのですが、だんだん雲行きが怪しくなって6月24日にまたマイナス19%台を記録。

株価も同時に数年来の大底です。以来、日経1万4000円台から2018年の2万4000円まで1年半も大した調整もなく上昇を続けました。

関連記事:大損して心が折れかけている人へ(改定版)


振り返ってみると2017年の相場は異常で、信用評価損益率がマイナス10%を大きく超えることすら、ほとんどありませんでした。マイナス15%にはかすりもしていません。

2017年の相場が異常だったせいで、2018年は年初から「カン」が狂ってる人が多かったかもしれません。

2018年は2月の急落時はマイナス10%程度、7月にマイナス15%を記録しています。


外部参考リンク:【限定サービス】当日更新分のネットストック投資指標について(松井証券)

注意として、松井証券の信用評価損益率は口座にログインしなくても見る事はできますが、当日更新分を確認できるのは口座を開いている人のうち希望者に限定されます。

信用評価損益率は騰落レシオなどの先行指標と違って速報性が大事なので、口座を開いておくことをお薦めします。








最後に蛇足ですがちょっと大事な事があります。

例外中の例外になりますが、リーマンショックの2008年は信用評価損益率がマイナス20%越えはあたりまえで、マイナス30%台を連発して最高でマイナス40%弱を記録するという、ワケのわからん事になっていました。

さすがにこのレベルの経済恐慌がひんぱんにあっては困りますが、ここまで行くとあらゆる指標は役に立たなくなるという事は、頭のスミにでも置いておいた方が良さそうです。

外部参考リンク: 2市場信用取引残高 (一般信用と制度信用の合計)

↑2001年からのデータはここで見られるので便利です。

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リアルでは株や資産額の話なんてしないのに、ネットでは詳細に語る人がいるのは何故なのか?

株をやってる人で職場などで株や資産額の話をする人があまりいないのは、まあ危機管理でしょうね。

私もサラリーマン時代は人に自分から株をやってるとは言った事はありません。

ロクな事にならないのが分かっているからです。

株式投資の経験がある人がそもそも少ないから、投資については理解されず単なるギャンブルと思われがちです。

そんな所へ持ってきて、株やってますアピールをするのは百害あって一利がありません。

まあ時代もだんだん変わっていくとは思いますが、当分はそんな感じでしょう。



ひとつ恐ろしい話があります。

あれは退職半年前ぐらいの事だったか、休日にとある大型書店にいた時に、たまたま当時の上司のひとりに鉢合わせた事があります。

運の悪い事に、私はその時たまたま本屋の投資本コーナーに居て、熱心に投資本を物色していたのです。

だから上司の接近に気がつきませんでした。

株で1億とか、FXで億万長者とか、株主優待で生活とか、頭の悪いタイトルの本が並んでいる一角で熱心に投資本を探してる所を目撃されてしまったのです。

君は株をやるの?とか聞かれて何か誤魔化した記憶があります…

その後ほどなくして職場で、アイツは株をやってるらしい?という噂が拡がって、株の始め方などを聞かれたりしました。

お得な優待株とか聞かれた時の気持ちはお察し下さい…


最終的に噂がどこまで拡がってどういう話になっていたかは知りませんが、何せ特に切迫した理由もなく仕事を辞めるものだから、株で儲ける=退職という図式が成立したものと思われます。

人が勝手に想像するのは止める事ができません。この場合はだいたい当たってるし。

この件で直接的な被害は何もないのですが、やはり他人に「株をやっている」ことを知られるのは嫌な気がします。



「株をやっている」人は気軽に人に言えない環境があるので、どうしても孤独になりがちです。

そこでネット上で同じように「株をやっている」人に対して、熱心に心情を吐露する人がいるのです。

若干引くぐらいに。

孤独の反動です。


そいいう気持ちは分かるのですが、たとえ匿名であっても、赤の他人に自分の投資する株をどう思うかどうしたら良いかとか、詳細な資産額を知らせるのはやり過ぎです。

たとえ「株をやってる」同好の士であっても、やはり他人の事にそこまで興味は持ちにくいです。

だいたいお金が絡む話ですし、ネット上の話としても慎重になります。

孤独のあまり距離感がおかしくなってる人がいるという事です。

個人的にはグイグイ来る人よりむしろ、「投資家の孤独」を理解している人の方が好感が持てます。

どこまで行っても自己責任の世界なので、他人は何も関係ないという事です。

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