- 投稿 2016/08/20 更新
- 資産運用関連 - 投機論
これは割と簡単です。
例えばボクシングだと、まず飛んでくるパンチに対して目をつぶらない事を教えられます。人間の本能として、目の前にいきなりモノが飛んできたら眼球を守るために目をつぶるのが自然な行動です。
ボクシングでいちいち目をつぶってたら試合にならないので、まず本能を克服するために訓練する訳です。
株の場合は、いちいち値上がりに歓喜して、値下がりに恐怖してたらトレードにならない訳です。
スポーツと違って普通は教えてくれる人もいないし、大抵の人は株ごとき誰でもできるだろうと思って(地位のある年配の会社員とかに多いです…)ナメてるので特に訓練もしません。
しかし本能を克服するためには訓練が必要で、人間らしく感情豊かで魅力的な性格の人はまずトレードで負けるように出来てるのです。
だから多くの専業投資家が鼻持ちならない、煮ても焼いても食えないような嫌な性格をしてるのは一種の職業病です。
株が上手くなると性格が曲がるので別に上手くなる必要は無いと思います。皆が買う場面で平然と売って、皆が売る場面で平然と買う事ができるようになるともう立派なヘソ曲がりです。
葬式で笑ってしまうような、ドン引きするような性格の人が向いています。そういう性格に生まれついていない人は訓練して根性を悪くして戦うしかありません。