- 投稿 2017/04/09 更新
- セミリタイア関連 - セミリタイア(早期リタイア)
私も早期リタイアして3年目なので、そろそろ早期リタイア中級者?でしょう。
早期リタイアして一番怖いのは何でしょうか?
早期リタイアビギナーや未経験者の多くは、おそらくおカネが減る事だと答えるでしょう。
しかし中級者の私に言わせれば、甘いとしか言えません。
人間その気になれば、少々計算違いがあっても多少のおカネは何とかなります。
早期リタイア前に、一番おカネの心配をする気持ちは分かります。
ほとんどの人がそうでしょう。
しかしおカネはなんとかなるし、仕事を辞めてしまえば良い意味でいい加減になるので、おカネの問題は大した事では無いことに気が付きます。
それよりもっと深刻で重要な問題は、気力と好奇心の減退です。
人間年を取ると新しい事に挑戦する意欲が無くなるんですよね。
自由時間があるのに楽しめないというのは悲劇です。
子供は時間のある限り、電池が切れるまでほとんど無限に遊び続ける事ができます。
よく言えば成熟した、悪く言えば精神的に老け込んだ大人は遊び続ける事が出来ません。
つまりある意味無限にある自由時間を持て余さない人というのは、子供のようなエネルギーと好奇心を持ち続けている必要があります。
世間で言われている定年退職者向けの生活プランでさえ、時代遅れになりつつあります。
定年が50~55歳で引退後10年もたたないうちにぽっくり逝っていた時代は、引退後はまさに余生であり体も精神も老いているので暇つぶし程度の趣味があれば十分でした。
しかし今やヘタすると定年後に数十年も余生があるような時代です。
ましてや早期リタイアでは、膨大な自由時間を過ごす為に趣味を作ろうとか、やることリストをつくろう程度の対策ではとても追いつきません。
さすがに子供のような心を持つのは今さら無理ですが、ひとつ言えるのは、精神的に老け込んでいると早期リタイア生活はとてもつらいものがあるという事です。
冒険心さえ失わなければ、毎日が冒険です。
新しい事に挑戦する意欲があるかどうかは大きい。
心の持ちようですが、学校や仕事で時間を塗りつぶしていたかつての生活と違って、これは単なるお題目ではなく死活問題です。
ホントに心の持ちようが大事です。
意欲の減退を年齢のせいにしている人は、実年齢以上にどんどん老け込んでいくでしょう。
おカネよりメンタルが重要です。