へんろみち保存協力会の発行する「四国遍路ひとり歩き同行二人 解説編(第7版)」の「第四 費用・予算」によると、

では実際にはどれ位の経費がかかったか、徒歩遍路体験アンケート応募六十名の、四国に至る交通費から土産品を含めた概算は、平均三十万円から四十万円の例が多い。最低八万円、最高は高野山詣りをふくめて百万円の例がある。


とあります。歩き遍路の話ですが、参考になるでしょう。

歩きの場合40日前後かかると言われているので、一日あたりざっくり一万円で考えれば大きくはハズレないようです。

へんろみち保存協力会のリンク:四国へんろひとり歩き同行二人



それを踏まえて、今回の自転車遍路でいくらかかったのか、ざっくりまとめました。


遍路固有の費用


遍路に最低限必要な費用です。遍路の象徴的な菅笠、金剛杖、白衣すら省いているので本当に最低限です。

ロウソクや線香も省略しています。

さんや袋というのは納経帳を入れるバッグです。これは何でもよいです。


交通費


自転車なので交通費は基本ゼロ円です。

基本的に全ての札所は徒歩ならゼロ円でたどりつけるはずですが、危険な個所もありロープウェイを推奨している所もあります。

太龍寺などロープウェイ料金が高いですが山登りが連続するエリアなので特に惜しいとは思いませんでした。

四万十川などは渡し船が使えるポイントがあるので機会があれば使えそうです。


宿泊費


普通は一番費用がかかるのは宿泊費でしょう。

費用を節約したいというより、どこまで進めるのか分からないのに先々まで宿を予約するのが面倒くさい、という理由でほとんどまともな宿に泊まっていません。

歩き遍路では通常は民宿などを毎日予約しながら進むようです。

春は遍路シーズンなので、早めに予約していかないと宿はなかなか取れません。

ネットカフェが多いのは野宿を続けるとスマホの電源が確保できないためで、3日に一回はコンセントが確保できる所に泊まる必要がありました(特大容量モバイルバッテリーを持参)。

キャンプ場の情報は事前に調べておきましたが、旅程と合わずほとんど利用できませんでした。

人口の希薄な地方に行けばいくほどテントを張る場所は見つかりやすいので、自然豊かな高知県はテント泊が増えました。その一方で室戸岬などは雨が多いのであまり野宿には向いていないかもしれません。

寝袋のみの野宿は四国の場合はへんろ文化があるので他の地方よりやりやすいと思います。他の地方で積極的にやろうとは思いませんけど。


洗濯代


洗濯は2日に1回のペースでしていました。コインランドリーの位置情報は重要です。

普段のキャンプではまめに手洗濯をしているのですが、遍路中はなかなか手洗濯などしている余裕が無いのでコインランドリー頼みです。

宿に泊まれば四国の民宿やビジネスホテルはお遍路さん対応で洗濯設備が充実しているようです。洗濯の心配はいりません。

なぜ洗濯に拘るかというと、お遍路さんは荷物の重量削減の為に着替えは最小限の量にしているからです。こまめな洗濯の必要があります。


入浴代


集計してみておどろくのですが、ほとんどの街で日帰り温泉を利用しています。

お遍路というより温泉めぐりのようです。

ほとんどの街になんらかの入浴施設があったのですが、1週間ほど入浴の記録がないのでその期間は濡れタオルで拭いたり川で行水したりしていたのでしょう。


ここまで合計で77,100円になっています。

全体で14万円ほど費用が掛かっていたのが分かっているので、こまごました雑費を除くと残りはたぶん食費でしょう。

普段のキャンプでは米を炊いたりしているのですが、移動を続ける遍路中はのんびり炊飯、片付けをしているヒマなどないので、自炊はお湯を沸かすだけで済むラーメンやインスタントスープ類などです。

あとはレトルトカレーとパックご飯ぐらいは食べたかな、というぐらいです。

それ以外はカロリーメイトをかじったり食パン菓子パン、牛丼屋などのファーストフードを利用。

この食生活だと野菜に飢えるので、スーパーでサラダを買ったりしていました。

自転車遍路ではとにかく食べていないとどこでエネルギー切れを起こすかわからないので、食べたいものは遠慮なく食べていました。

無駄な観光を控えるとすると、感覚として通し打ちの四国遍路にかかる費用の下限は10万円前後かと思います。



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