- 投稿 2017/06/10 更新
- セミリタイア関連 - セミリタイア(早期リタイア)
セミリタイアブログを読んでいて一番違和感があるのは、この目標金額というやつです。
3000万円とか5000万円とか、目標金額が貯まったら仕事を辞めるというもの。
うーん、そういう目標金額って意味無いと思うんですよね。
まず貯めるという発想が良くない。
月々の生活費がこれくらいで、年間の金額がこれくらい。利回りがこうで、年金支給まであと何年で、余命があとこのくらいと仮定して必要金額は何千万円とか1億円とか、そういう計算方法。
これってサラリーマンの発想なんですよね。
定年までの収入と年金が計算できるから、その考えの延長で計算しているのでしょう。
定年退職して老後資金の計算をするモデルを流用しているところがズレてる。
サラリーマンだと働いていれば勝手にライフサイクルが回るので、過不足なくサラリーマン生活を完走できればだいたい計算通りの所に着地します。
ところがセミリタイアだと先の事は分かりません。
サラリーマンと違って人生モデルが無いので、自分で作っていくしかありません。
これはおカネの事だけじゃなくて、生きがいとかライフワークとか健康状態とか精神面とか全てがそうです。
それが不安なので、計算が出来る貯金額と運用利回り、最低生活費の計算に汲々とするようになるわけです。
これは誰でもそうだと思いますし、私もそうでした。
しかしそういうものは早めに切り上げて、その先をどうやって生きていくかを現役サラリーマンのうちに考えておいた方がいいと思います。生き方に貯金額の多寡はあんまり関係ありません。
金額にばっかりこだわっていると全然考える余裕が出てこないのではないかと。
どうせ仕事を辞めたら嫌でも考える事になりますし、辞めてから考えてもいいんですけど、おカネの事以外まったく何も考えていないような間抜けな事にはならないようにした方がいいと思います。